(2017年12月当時)
▼駅記事は2006年当時のものですが、今回記事は2017年、約11年ぶりの再訪時の写真でお届けします。
この当時泊まった「西条アーバンホテル」です。
西条市は愛媛県で人口10万を越える都市で、四国で10万越えは数少ないので、結構な都会であり、ビジネスホテルも思ったより多くありました。
▼西条アーバンホテルから見下ろした伊予西条駅周辺の様子です。
ホテルの上層からだと、駅前周辺が俯瞰できるので、こういうカットは撮るようにしてますが、眺めがなんとも良いです。
▼西条アーバンホテルの部屋の様子です。
シングルなんで実にシンプルに。具体的な価格は忘れましたが、リーズナブルな印象はありました。今サイトを見た限りでは、スタンダードシングルで¥5,800(朝食ありの場合¥6,400)でした。
▼この時は303号室に泊まりました。
ホテルの案内冊子と共に。
展望できる大浴場が9Fにありました。大浴場つきというのは個人的に魅力です。
お風呂に浸かって眼下に西条の街の様子が一望できるなんとも素晴らしい感じでした。ただし24:00~6:00は入浴不可でした。
▼ホテルを出て、街を巡ります。
という事で、西条の駅とアーバンホテルとのカットです。実に駅に近くアクセス至便、朝食大浴場つきリーズナブルな価格、言う事なしでした。
▼西条市のマンホールです。
「マツ」「サクラ」「カワセミ」といった、市の木・市の花・市の鳥で構成されるオードックスなタイプのものでした。
▼西条みちしるべ
として、観光用の地図がありました。
この時は、真ん中部分をピンク色で横に走っている商店街を訪ね歩きました。
▼「せとうち」という表記と共に「本通り」というバス停がありました。最上の駅前通りの駅から本近い所にあるバス停です。
瀬戸内運輸という会社が運営しているバス路線で通称「せとうちバス」が走っています。
この停留所の時刻表では新居浜駅行きとオレンジハイツ行きといのうがありました。
前者は1時間に1本運行されていますが、後者は1日に3便しかありませんでした。オレンジハイツというのはここ伊予西条の東隣・中萩駅寄りにあるエリアで、文字通り住宅地集中エリアです。
立派な山門に惹きつけられましたが、1637年に当時2代目の西条藩主となった頃の一柳(ひとつやなぎ)直重(1598-1645)が母と内室の菩提を弔うために開創されたといいます。
▼境内の稲荷社です。
お稲荷さんって朱色ってイメージを勝手に持っていましたが、こちらは濃い赤という感じの鮮やかな色彩に見えました。だからかすごく存在感があるように感じました。
▼妙昌寺の前にあるビルですがSNACK「ルパン二世」とは…。いやなんとも豪快なネーミングだなと。しかしこのルパン二世というお店、検索してもなかなかヒットせず、現駅でなくともなんかしら出てくるだろうと思いましたが、2000年の住所でポン!でヒットするのがやっとで、これと別に「ルパン一世」というのが存在するらしく、こちらの方が検索ヒットしていました。
▼これも妙昌寺の前の駐車場スペースですが、野良猫が車の脇にいたかと思ったら、お寺から出がけに見てみたら、車の上に乗っかっていました。接近して撮ってみたらカメラ目線してくれて。
何年か前のこういう写真を見ていつも思うのは、この猫今も生きてるかな?というような事です。これから3年と少し経ちますが、野良だと寿命が短くなりがちで、もう存命でないかもですが、生きてたらいいな、なんて事をつい考えてしまいます。
▼西条といえば「水の都」の面がとても強く、至る所で地面から水が湧き出ていて、これが大きな見どころの一つといえます。
この写真で分かりにくいかもしれませんが、曲線の管から水が線状に出ていました。
ここ以外にも「うちぬき水」として地下より自噴井が多数存在し、その辺りももうちょっと触れられれば…と思いましたが、とりあえず歩を進めました。
▼さて、商店街に入りました。
最初は単にアーケード商店街があるから行ってみよう、と軽い気持ちで入ってみましたが、これがなんとも「沼」で、結局最後まで長い距離を歩き、何度も足を止める事となりました。
ここは「銀座街」とありましたが、一連の商店街の通りの中では、かなり整備されたきれいな通りでした。
▼西条まつり
のポスターがありました。
「豪華絢爛」と付記されていましたが、いかにも豪華そうな写真が見えました。
4か所の神社でそれぞれ祭礼としてあり、見事なだんじりや御神輿が奉納されるという事で、写真だけでもその迫力が伝わってきました。
▼これも銀座町の商店街です。
この西条市の商店街にハマったのは、渋い商店の建屋だけでなく、通りの至る所のシャッターにこのような時代物のイラストが描かれていた事です。
大名行列やら鉄砲隊やら、その手のものがとにかくあちこちに描き込まれていました。
▼これは床面が上の写真と違っているので、違う商店街に差し掛かっているのかもしれませんが、駅に近づいて行ってるというのに段々と人通りが寂しくなり、シャッターの下りている店が多くなっていく感じでした。
▼これは「鉄砲」の説明がありましたが、鉄砲隊の行列のイメージ画でしょうか。
と思いつつ説明を読むと、参勤交代で揃いの格好をして脇差に鉄砲を抱えて、お宮入りの際には空砲を鳴らす、と書いていました。
▼大名行列のようなイラストですが、仮装してるっぽい感じ?で、武家や侍の姿がその前が枯れているわけではなかったりして、これまた画として面白かったです。
▼この辺りでは珍しく、現役バリバリでやっているお店に行き当たりました。
孤軍奮闘感がすごかったです。
▼歩いて行く先々で色んなイラストが描かれていました。
この辺りは今も続く西条まつりの神輿やだんじりに繋がっているのでしょうか。
▼おそらくおんなじ店の角度違いカット(記憶がないのでなんですが…)かと思いますが、少なくとも昭和から時間が停まっているであろう雰囲気で、シャッターの絵もそうですが、この時が停まっていながらアーケードを維持しているのがすごいと感じました。
▼ここは「栄町通り」の表記がありました。
進めば進むほど、段々と前近代的になっていく感じが不思議でした、駅に近づいていってるというのに。
▼更に駅に近づくほどに、古さが露骨に目立ってくる不思議な通りで、それでも最後まで屋根があったのは立派でした。
という事で出口まで来ましたが、この通りをひととおり歩くだけで、西条の街の愉しさを十分に感じることができました。
西条市ではシティプロモーション推進課なるところが、様々な西条の魅力を発信し、U・Iターンを勧めたり、観光を促進したり、いろんな事をやっていて、記事タイトルの「LOVE SAIJO」はこのブロジェクトの象徴的なフレーズです。
この記事では触れず巡れませんでしたが、「うちぬき水」巡りを今度はしてみたいものです。