春日市では、JR春日駅をupしましたが、今回はこの新幹線のみの停車駅につきお送りします。
-JR博多南駅-
・路線 JR博多南 線(博多-博多南間)
・開業 1990(平成2)年4月1日
・訪問 初訪問-2019(令和元)年6月
・1日あたり平均乗車人員 15,289/日 (2017年)
・近隣の都市駅 (博多方面) 博多駅⇒隣駅
・鉄道での所要時間 東京駅から: 5時間17分
大阪駅から:2時間55分
※AM9:00発での最短時間
▼知る人ぞ知る、そんな感じの駅かと思います。
JR博多南線という線区に属し、新幹線のみの停車駅で、博多駅から300円で新幹線に乗れるという超異端の駅です。
博多駅までは山陽新幹線や九州新幹線が走っているわけですが、その博多駅から1駅だけ約8.5kmの距離で結ばれているのが博多南線であり、この博多南駅であります。
現在の那珂川市域へのアクセスがバスのみでは悪く、住民から要望が寄せられていたものを1区間のみの新幹線として叶えた格好で、1990(平成2)年に開業されています。
▼ホームは1面1線のみの高架駅です。
1面1線しかないホームに新幹線が停まっている、というのもなんとも珍しい風景です。新幹線駅でこの例は他にないと思います。
ダイヤ的には朝夕で1時間に2~4本、昼間だと1時間に1本だったりして、昼間に利用する場合は事前にダイヤ調査が必要です。
▼新幹線の路線としてはここまてで、この向こうは走っていませんが線路は伸びていました。新幹線は博多駅とこの駅との折り返し運転の格好です。
▼駅出口に那珂川市の自販機が置いてありました。
駅の所在地は春日市になりますが、駅から駅ビルを繋ぐ歩道橋の部分が那珂川市との境界であり、実質的な那珂川市の玄関口の役目を果たしています。那珂川市は日本全国792ある市の中で、現時点最も新しい市です。
▼駅出口は2Fからも1Fからもできますが、これは2F出口からペデストリアンデッキが広がる所からの様子です。
高層マンションが多数建っていて、新幹線のみ停車駅というのはとかくのどかだったりしますが、この駅はそれなりに人のいる場所ではあります。
▼これは階段を降りて、1F出口の様子です。
左側(向こう側)が博多南駅になりますが、ここからだと小さな看板が出ているだけで新幹線駅とは思えないほどの表示の分かりづらさを感じました。
歩道橋を渡った右側に隠れている部分はバスターミナルがあり、那珂川市の中心部へ向かうものや春日市の中心(JR春日駅等)へ向かう便が出ています。
▼ペデストリアンデッキ周辺の様子です。
真ん前の丸いものが印象的でした。
▼博多南駅の駅舎です。
やはり新幹線駅とは思い難い小規模な駅舎です。
新しい駅っぽい曲線の目立つ形と緑と他の色との不思議な配色の窓がなされていたのも印象的でした。
異端中の異端駅であるこの博多南駅、一度行って見るのも面白いと思います。