高知県吾川(あがわ)郡いの町のJR伊野(いの)駅です。
いの町は高知県の中央部に位置し、人口は20,142人(2024.4.1現在)で、高知県の郡部では最多の人口の自治体です。
和紙産業の盛んな町で、高知市のベッドタウン的な役割もあり、土佐電鉄の路面電車も通っています。
・開業 1924(大正13)年11月15日
・訪問 2024(令和6)年4月
・1日あたり平均乗車人員
936人/日 (2019年)
・近隣の都市駅
(多度津方面) 高知駅⇒7駅
(窪川方面) 須崎駅⇒13駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:7時間1分
大阪駅から:5時間1分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★★☆ …2面3線
跨線橋 ★☆☆☆☆ …校内踏切
駅舎 ★★★★☆ …平屋駅舎
▼高知市の西にある「いの町」の中心駅です。
2004(平成16)年にこの駅のある伊野町を含む2町1村が合併して、新たに「いの町」となりました。
東京からは7時間かかります。飛行機を使えば5時間弱になるコースもありましたが、鉄道のみで9時に東京駅を出ると、7時間1分という結果でした。
大阪からは5時間1分で、飛行機を使えば3時間半程度の結果が出ました。
鉄道ではいずれも、岡山まで新幹線に乗り、岡山から高知まで特急に乗って、そこからJRの各駅に乗り換える格好となります。
開業は1924(大正13)年で、今年ちょうど開業100周年になります。ここへ行ってきたのはつい先週の4/29の事でしたが、特にこれを祝うものは見当たりませんでした。
▼ホームは2面3線あります。
手前に駅舎や改札があり、跨線橋はなく、右側に覗いて見える構内踏切で両ホームを行き来します。
ちょうど電車が停まっていましたが、高知へ向かう普通列車です。
高知駅へは7駅、25分くらいで着きました。便によりますが、大体20~25分で着くようです。
▼両ホームをつなぐ構内踏切です。
▼ホームからの景色です。
駅舎がこの辺りではなかなか立派な部類に入るかな、という雰囲気がありました。
▼ここからは駅舎内の様子です。
駅員さんも、駅に人もいなかったので撮っていました。
左が高知方面(上り)で、右が須崎方面(下り)です。
上りの方がやはり本数が多く、また特急停車駅でもあり、この時刻の赤文字は特急列車が停車します。
特急は2時間に1本くらいでしょうか、高知より西になるとやはり本数が減る事を感じます。
▼駅舎内はお店こそありませんでしたが、少し広めの待合スペースで、町の中心駅的な雰囲気がありました。
また、2021年に公開されたアニメ映画「竜とそばかすの姫」の舞台になった事から、このようなパネル展示がなされていました。
細田守監督作品で、彼の長編アニメとしては現時点で最新のようで、また興行収入も最多とありました。高知県の田舎町を舞台として、この伊野駅も登場しているといいます。
▼伊野駅前広場です。
いの町の観光案内図もありました。
駅前はこれというお店がなく、コンビニは信号の先にありました。
土佐電鉄の伊野駅前電停が近くにはありますが、この道路の向こうにあるもので、駅のすぐ真ん前とかそういうロケーションにはない状態です。
▼伊野駅の駅舎です。
左側はトイレで和風建築になっていました。
少し大きめの駅舎で、駅前広場スペースも取られてはいますが、ロータリーに真ん中部分がなく、ただ舗装された広場が広がっているだけでした。