続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

大阪/泉佐野 大阪で たったひとつの 温泉街

大阪府泉佐野市、犬鳴山(いぬなきやま)温泉周辺を訪ねた様子です。

(2020年11月当時)

犬鳴山温泉

それはこの記事タイトルにつけた大阪府唯一の温泉街」をもつ温泉です。

ここに来た理由として、ひとつは泉佐野市というところをあまりちゃんと旅していなかったことです。泉佐野市といえば「関西国際空港」がある訳で、旅記事をあげるならこれが最もスタンダードなところと思いますが、関空って空港としての利用はしたものの、そこを旅したかというと「???」であり、実際そのような写真がなく、関空を旅記事として載せるのが逆に難しいと感じ、別の場所を探そうと思いました。

もうひとつは、その「別の場所」を探していた時に、泉佐野市には府下唯一の温泉街があるという事が載っていたことです。温泉好きなんでちょうどよかったというところで、この事を知ったその日に即決で出かけました。

 

ここが犬鳴山温泉のバス停です。

バス停は手前側で、常時誰かしら居たこともありなかなか写真が撮れませんでしたが、バス停からの目線で代用しますが、バスの方向転換場のスペースとちょっとした待合エリア的なスペースがあり、ただバス停標識が建っている所よりはかなり大規模感のあるバス停でした。

 

この時のここへのアプローチは、

南海/泉佐野駅前から南海バス「犬鳴山」行きで終点まで。

時間:約35分 料金:480円

と、泉佐野駅から少し時間がかかり、和歌山県境の所まで行きます。ダイヤ的に1時間半とか2時間に1本のペースにつき、公共交通機関でのアプローチは事前に時刻確認が重要です。(タクシーだと高額となりおススメできません)

「ようこそ犬鳴山温泉へ」と看板も出ていて、それなりの観光地である事が窺えました。この看板のある所を右へ折れる形で温泉街的なエリアに入っていきます。

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▼観光地らしく色々なマ案内図が出ていました。

このサイトで関空の温泉以外は、ほぼこの犬鳴山温泉街のものです。

www.kankou-izumisano.jp

 

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▼バス停前の看板の所を曲がってすぐに見えてくるのがこの「不動口館」です。

温泉宿で料金的には少々割高のようです。

この辺りは温泉街といいつつも、件数が多い訳ではなく、飲食店も数少なく、コンビニは見受けなかったので、一泊しようと思ったら、ホテルで色んな事を用足しするのが一番かもしれません。

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▼この通りが温泉街のメインになります。

ここにいくつかの宿や温泉施設などが立ち並んでいますが、人で賑わう感もなく、そこそこの人通りというところでしょうか、ゴーストな感じではなく、人通りはそれなりにはありました。

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▼歩いて先を進むと見えてきたのは、この「み奈美亭」というやはり温泉旅館でした。

ここも先の不動口館同様に和室¥12,000~という感じでした。

日帰りプランというのもありましたが、¥6,000~7,000からといった豪勢なもので、「ちょっとお風呂だけ」という感じではないようでした。

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▼温泉街各施設の名前が「観光振興会」の名の下、並べてありました。

山道というより谷道という感じですが更に歩いて行きます。

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▼憩いの家というこれまた宿でした。

子の建屋が宿ではなく、これは案内の売店だそうです。

一人当たり宿泊は3,400円とあり、ロッジでの集団宿泊も可能な施設です。学校からの旅行で使われていたりするのでしょうか。

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▼付近に「毒キノコに要注意!!」の貼り紙がありました。

採らない!食べない!売らない!人にあげない!と(笑)

人にあげない、ってのも大事ですね。

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▼更に進んでいき、温泉街を通り過ぎると、バーベキュースペースがありました。

他にたこ焼き程度の軽食を売っている売店もあり、この一帯で最も賑わいがあったかも、という感じのエリアでした。

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▼この時はここで引き返しましたが、七宝瀧寺の長い参道的な所のほんの初っ端になりますが、この橋から川を眺めました。木橋は渋く、周囲はマイナスイオンに満ちた空間でした。

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▼橋から引き返してきて、この時の旅のメインともいうべき場所「犬鳴温泉センター」へ来ました。

どこのお風呂に入ろうか??いろいろ迷いましたが、シンプルに日帰り温泉施設であるここに入ることにしました。

駐車場の向こうに年季の入った日本家屋風の建屋の中にありました。

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▼温泉センターに入ったら、気のいいおばさんが一人おられて、入浴料を払ったら一旦屋外へ出て通路を通って「男」「女」に行き着き、扉を開けて脱衣所へ入ります。

入浴料は¥900。正直、設備的なものから見ると少々割高かと思いました。

脱衣所横には通路があり、ちょっとした休憩スペースもありますが、この時訪ねたのが11月で、紅葉がまさに見ごろでとってもきれいでした。

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▼脱衣所へ入りましたが、客は他に誰もいませんでした。

20分は居たと思いますが、その間誰も出入りがないようでした。やはり割高な部分が敬遠されたのでしょうか。設備的に最低限という感じで、スーパー銭湯にあるような食堂もなく、マッサージチェアなどもなく、ただ入るだけというのも実際のところでした。

ただこの脱衣所やお風呂から見る景色は素晴らしいものでした。時期的に紅葉もありで。

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▼一人だったので浴槽の方も。

露天風呂はなく、内湯が一つだけでした。ただシャンプーは備え付けがあったのでこの点は助かりました。設備的に¥900はキツいなと思いましたが、外の景色はでした。

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▼中はおばさんが一人だけでしたが、送迎バスがありました。時には稼働していたりするのでしょうか。全然そんな雰囲気が感じられませんでしたが。

そしてまた、この温泉施設は犬が飼われていました。個人宅兼用なのかも。まさに「犬」鳴温泉センターでした、この時この犬は鳴いていませんでしたが…。

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▼温泉センターを出てすぐ左のこの通りの一番手前にこのお店があり、いわゆる古民家カフェそのもののいでたちでしたが入ることにしました。

この辺りの名産なのか「犬鳴地鶏」を素材としたメニューが沢山ありました。

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▼そのカフェの軒先です。

「愛犬と一緒に入店可」というのがウリのひとつかもしれません。

店名はと書いて「くう」と読むそうです。

愛犬と一緒に入店は可でしょうが、中には猫がいました(笑)し、実際コーヒーを飲んでいた隣のテーブルに猫が乗ってきました。あまりにのどかすぎて、ちょっと森の中にいるような気分にさえなり、大変落ち着くスペースでしたが、動物が苦手な人は少々気をつけた方が良いかもしれません。

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▼カフェを出てすぐの川周辺の様子です。

いつからか手がつけられなくなったような、時が停まったような雰囲気がそこにはありました。

大阪唯一の温泉街は、和歌山県境のちょっと穴場的な所にありましたが、日常を少し離れたこの空間を味わうのも良いものだと感じさせられました。

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