続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

山形/酒田 はじめての東北地方

山形県酒田市JR酒田駅からの歩き旅です。

(2012年8月当時)

▼駅記事での酒田駅が1995年9月、個人的に25歳の誕生日に初めて踏み入れた東北地方が、この酒田だったのですが、それから実に17年ぶりに2012年夏に酒田を再訪し宿泊したホテルの部屋から、酒田駅周辺を見下ろしたカットです。

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▼この時に泊まったホテル「α-1酒田」です。

スタンダード シングル全室4,800円と表示されていて、リーズナブルな面が強調されていました。

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酒田駅前のバスのりばですが、立派な待合スペースでした。

駅前広場から少し外れた位置にありますが、この位置は1995年当時、庄内空港行きのバスに乗った場所と記憶しています。

というのも、生まれて初めて飛行機に乗った空港が実は庄内空港で、酒田駅で飛行機のチケットを押さえて、ここからその空港行きのバスに乗ったのは鮮明に記憶しています。今の年齢のちょうど半分の年の頃の事でした。

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酒田市のマンホールは「さかた」みたいな書き方のやつではありませんでした。

酒田市の観光名所となっている「日和山」「山居倉庫」などの記載のあるマンホールで、自治体名を記さずに名所の名前だけを表記しているタイプのマンホールはかなり珍しいと思います。

ちなみに日和山は、1895(明治28)年に完成した日本最古の洋式六角灯台のある公園で、元々は灯台として海辺にありましたが、新灯台ができたことで日和山公園内に移されています。

「山居倉庫」は、「やまい」ではなく「さんきょ」倉庫と読みますが、1893(明治26)年に酒田米穀取引所の付属倉庫として旧庄内藩酒井家により建てられたといいますが、そのほとんどがまだ現役の米蔵として使用されているといいます。

いずれもが19世紀末からの貴重な遺産なのですが、こういう分かりやすいマンホールは旅の手助けにもなって良いのでは?と思いました。どこへ行こうか?となった時に、これはなんだろう?どこにあるんだろう?みたいになる事もあるのではないかという事で。

また、いずれのマンホールにも船の絵がありますが、最上川舟運で大いに栄えた街であり「西の堺、東の酒田」と並び称されるほどであったといいます。

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酒田駅前から各名所への距離を示した標柱がありました。

日和山公園や山居倉庫は約2kmで、歩いて行けない距離ではなかったですが、少し時間が要るかなというところで。

歩きよりレンタサイクルくらいがちょうど良さそうな距離具合でした。駅構内の観光案内所にレンタサイクルがあるそうです。

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▼駅前には商店街と歩道のみのアーケードのあるエリアが見られました。

アーケードの縁と、道路のセンターのイエローラインが妙に相まって、何やら模様を描いているように見えませんか?これは素晴らしい!と思いました。

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 ▼よく来てくっだのお

の言葉と共に歓迎看板がありましたが、周囲には「おくりびと」の書かれた看板が多数並んでいました。

ここ酒田は映画「おくりびと」の主人公の故郷であり、ロケ地として多数使用された街でもあります。

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 ▼旧鷹町という標柱が建っていました。

1706年から鷹町の始まりとされ、この辺の現・稲荷神社を鷹見山金剛院といっていたことから、鷹町だとか。江戸次第には鷹に関係ある街は「鷹匠町」をはじめとして多いですね。

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▼鷹町の所の稲荷神社です。

その名も「鷹町稲荷神社」です。

赤鳥居は簡易な感じがしますが、この脇にある銀杏の木は立派なものだそうで撮り損なってしまいましたが、今時期だと大変いい感じに色づいているのではないかと思います。

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▼スナック街的な通りに出くわしました。

あぶさんではなく、あぶ「くん」という居酒屋がありました。

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▼市街地へ出ると、コンクリートのゴツゴツした建物が並んでいる通りに出くわしました。

平成不動産というところも、建屋は昭和っぽかった、令和の時代に見るとこれがまた面白いなと感じました。

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▼ここでは自転車屋さんの軒先が昭和感満載でした。

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八雲神社という神社がありました。

記録の初出は1565年いう由緒ある神社で、何度かの移設を経て1869(明治2)年に現名称になったといいます。

例大祭にはキュウリをお供えし、そのおさがりを食べると1年間無病息災で過ごせるといわれています。

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▼最後ですが、郵便局と飲み屋街という異様なセットの光景でした。

酒田らしい名所はあんまり行けず、地場の神社仏閣くらいに終わってしまいましたが、酒田は個人的に、東北地方で初めて足を踏み入れた思い入れ強い街で、17年ぶりに来れて良かったなとつくづく思いました。

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