といっても、高山駅は前に訪問記をupした事があり、2019年9月に再訪してみたら、駅が新しくなっていたので、今回【新】として記事をあげることにしました。
★前回訪問分
▼ホーム内は撮っていないので、いきなり改札外のカットから始まります。
前回記事での写真は2006年当時のものでしたが、今回記事は2019年のもので、その間にも来た事がありましたが、2016年に新駅舎になってから来たのが初めてでした。
改札を出ると、両出口へと通じる「匠通り」と名づけられた自由通路がこの時設定されたのが最も大きく、前回までの訪問時は出口が片側のみでした。
東口が乗鞍口、西口が白山口という訳です。かつての出口は乗鞍口の方で、こちらがメインになります。名前は山のあるの方向として名づけているのでしょうか。
幕が下りている分で「地域通貨国際会議」というのがありますが、2年に1度地域通貨の国際的調査機関が主催し、世界各国の学者や研究者が集まるというものですが、この時は初のアジアでの開催として高山市に白羽の矢が立ち、開催されたといいます。
もうひとつ幕が出ている「飛騨の味まつり」は、ここから約10分の街並みのきれいなエリアで飛騨牛はじめとした様々なメニューが屋台等から繰り出されるイベントで、今年2020年は5月16、17日に開催予定でしたが、これもまた新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止に…
のところが…
なんと!!
オンラインでイベントが開催される というニュースがありました!
今年で35回目を迎えるイベントとなりますが、オンライン販売という初の試みにより、初の中止とはなりませんでした。この反響が楽しみではあります。
▼駅自由通路(匠通り)はとても華やかで、このような祭屋台が展示されていたり、それらのパーツ類?なども展示されていました。
ここでは下の写真で、上側は三輪の祭屋台で、下側は四輪のものです。
高山では毎年春秋に「高山祭」が開催され、「春の山王祭」と「秋の八幡祭」とが行なわれます。この時は秋の祭の直前という事のでこの幕が出ていました。
この祭は、京都の祇園祭、埼玉の秩父夜祭とならんで「日本三大曳山祭」に挙げられるほどのものといいます。山車や曳山をこの辺りでは「屋台」というそうで、祭で屋台というのは兵庫県でも同様につき親近感はあります。
春秋いずれの祭りも1700年前後からの歴史をもつ伝統あるもので、その壮大さを分かり易く示すためにここに置かれているものと思いますが、高山では春秋それぞれ15~16台のこのような屋台があり、スケールも大きければ装飾も見事です。
色んな土地に色んなこのような山車がありますが、日本文化はまだまだこのようなものが存在感を放っているんだな、と感じさせられます。
▼これも匠通り内で、屋台のパーツや修理用の道具なども展示されていました。
ちなみに内壁の木は飛騨産のヒノキが使用されています。
ここにある麒麟台というのは、高山祭の屋台のひとつの名前です。
▼匠通りを引きで眺めた様子です。
真ん中にはベンチもあり、座って休む事も出来ます。
この内装の佇まいは飛騨地方の中心地として相応しい、立派な造りになったなと今回訪ねてつくづく感じました。
▼自由通路を経て、東口(乗鞍口)のエスカレータを下りて行ったところです。
▼上の写真から出口を出たばかりの所です。
両サイドが噴水つきの水溜まりという、これは全然前の駅舎にはなかったものですが、この分通路が狭かったです。
そしてこの時は、秋の高山祭が間近だったので、両サイドには提灯が掲げられていました。
▼高山駅前の真ん前の通りの様子です。
「飛騨の小京都」とよばれ、その中心地として観光資源に恵まれた街の駅前は、大きめのビルが立ち並んでいました。
▼上の写真より少しアップの形ですが、ほぼ同じ駅前通りの2006年当時の様子です。 (この記事で2006年当時の写真はこれのみです)
2019年とほとんど変わっていないですね。
右側に看板の見えている「うどんそば 飛騨」というお店へは2019年の訪問で食べに行きましたが、歴史伝統のあるお店のようで、有名人のサインも貼られていました。
▼すみません、縦長写真がどうしても横にしか出ず、直せないのでこのまま載せますが、2019年に食べに行った「うどんそば 飛騨」の軒先です。
落ち着いた感じのいいお店でした。
高山駅へ来たなら個人的におすすめのお店です。
▼駅を出て左側に広大なバスターミナルがあります。
飛騨地方の中心都市であり、飛騨の交通の中心でもあり、様々な町やエリアへのバスが出ています。濃飛バスって、美濃と飛騨という訳ですね。いかにも岐阜県で。
下側の写真は少々角度が違いますが、高山バスターミナルの夜の写真です。夕焼け雲が印象的な光景となったので載せました。
▼という訳でここからのバスは実に様々な場所へ出ていて、けっこう意外でした。
岐阜はもちろん、名古屋や大阪のような政令指定の大都市への便もあれば、富山の高岡への便もありました。
そしてまた富士山への便もあり、近隣でもあの「白川郷」へのバスもここから出ています。
また平湯温泉や新穂高温泉などへもここからのバスで行けます。いずれも「奥飛騨温泉郷」に属する温泉地ですが、これらも共にここ高山市に属しており、バスで何十分もかかる所にあるという、高山市の広大さを感じさせられます。
▼高山駅の現駅舎です。
2016年よりリニューアルされ、前の駅舎よりかなり大規模になった感がありました。
平板な建物でなく、外には黒格子が施されていたり、右側は突然ガバッと口が開いたようなガラス張りになっていたり、一筋縄ではいかないデザインでした。
▼最後に、高山駅駅舎の夜景版です。
これもまた実に画になっていて、夜訪ねるのも悪くない場所でした。外の庇下のライトの具合が特にいい味を出していました。
という訳で、2015年以前より高山を訪ねていない方には、まずこの駅が新しくなった姿を是非に見て頂きたいと思います。
以上、高山駅でした!