前回記事で、JR柘植駅をupしましたが、今回は同じ伊賀市内の隣駅である新堂駅をお送りします。
-JR新堂駅-
【路線】JR 関西本線(名古屋-JR難波間)
【開業】1921(大正10)年7月15日
【訪問】2009(平成21)年2月
【1日あたり平均乗車人員】 217人/日 (2017年)
【近隣の都市駅】(名古屋方面) 亀山駅→4駅、
(JR難波方面) 伊賀上野駅→2駅
【鉄道での所要時間】東京駅から:3時間48分
大阪駅から: 2時間25分
※AM9:00発での最短時間
▼柘植駅が隣駅である伊賀市のJR駅で、JR関西本線のみに属しています。
開業が1921(大正10)年で、来年で開業100周年という節目の年を迎えます。
利用者数的には柘植駅の2/3程度で、すこし少なくなります。
▼ホームを広く見たカットです。
撮っている真ん中のところのホームだけが実質使用されているもので、この両側にある線路だけが使われている1面2線のホームです。
元々2面3線あったものが、2面2線、そして今の1面2線と、段々線路が縮小されていく悲しい歴史を辿っていて、現在はのりば番号が設定されていないといいます。
屋根のない跨線橋が3本階段が下りた形で建っていますが、ホームは真ん中に降りているところの1本だけで、両サイドは双方向への出口となっており、いわば「屋根のない橋上駅」といったところでしょうか。隣の柘植駅の跨線橋は屋根があり、そういう意味で柘植駅の方が格上感がありました。
左側にあるのは旧駅舎で、2002年ごろから駅舎の機能は果たしておらず、ただの待合室建屋となっていて、ここから入っても階段前で封鎖されており、歩道橋階段へは外から上る構造になっています。この旧駅舎は2019年度中に解体予定、とのニュース記事が出ていましたが、2020年度に入った今も解体された事は確認できていません。
▼ホーム上で跨線橋へ近づいたカットです。
3面が壁になった待合スペースがありました。室内型ではなく、前からは吹き込んできますが、横壁があるというのは結構風除けになるなと感じます。
▼上の写真から更に向こうへ進んだ所です。
ホーム上にある建物ですが、これが実質的な現在の駅舎という事になります。
▼屋根のない跨線橋の様子です。
屋根なし跨線橋は、屋根つきと比べると駅としてはちょっと格下感があるし、何より雨の時は濡れる訳で、怪我のリスクが高まるのもありますね。
向こうにはのどかな風景が広がっていました。
▼こちらは跨線橋から見下ろしたホーム周辺の様子です。
先程の駅舎代替の建屋が上から見るとこんな感じです。ホーム上の待合室兼駅舎機能といった感じで、駅名表示も外から見て、この建物に取り付けられています。
跨線橋が両サイドに下りていく先は、完全に出口なだけで建物は立っていません。
▼跨線橋のサイドを下りるとこんな感じで、駅舎はないそのまま出口であり、外から見たホーム上駅舎相当の建屋はこんな感じです。まさにホーム上の駅舎といってよいかと思います。
階段の下入口は駅への標識だけでした。
▼こちら側の出口の駅前広場の様子です。
自転車置場は和風の屋根下にあったり、隣に和風建築のトイレがあったりと、なかなか贅沢な感じでした。
▼上の写真とは反対側の出口へと、跨線橋を下りて出てきました。
こちらはいかにもという感じの駅前広場周辺の景色が広がっていました。
普通の住宅も駅の真ん前に普通に建っていたりしました。
▼上の写真から階段を下りきって、旧駅舎の建屋内の様子です。
いかにも駅舎な感じの建物であり、駅舎内の様子ではあるんですが、ここを入っても跨線橋の手前に柵がされていて、電車に乗れません…旧駅舎で使ってないんなら、ここで塞いでおいてくれよ…と思いましたが。
▼旧駅舎の駅名表示です。
独特の字体がなんともいえませんでした。なんでこの駅舎を使っていないのかよく分かりませんでした。
▼旧駅舎の建屋前には、大きなタヌキがいました。
ここは信楽ではないのですが、信楽は甲賀市にあたり、こちらは伊賀。伊賀でもタヌキは作られていたのか…??
▼新堂駅旧駅舎の全景です。
こうしてみると、普通に現役で使われている駅舎なのですが…
Twitterで見ても、今年3月当時に「今年度中で取り壊される」との呟きを見た程度で、以後のものが見受けられず、実際に取り壊されたのか未だに謎のままです。