斜里町は北海道の北東部に位置し、人口は10,731人(2023.11.30現在)です。
知床半島の北側に位置し世界遺産登録地域である「知床」など観光資源に恵まれた町です。
・開業 1925(大正14)年11月10日
・訪問 2022(令和4)年5月
・1日あたり平均乗車人員
248人/日 (2018年)
・近隣の都市駅
(網走方面) 網走駅⇒8駅
(東釧路方面) 摩周駅⇒7駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:14時間46分 ※AM6:30発
飛行機では 6時間53分 (9:00発)
大阪駅から:28時間5分 ※AM5:00発
飛行機では 6時間50分 (9:00発)
・駅規模ランク
ホーム ★★★★☆ …2面3線
跨線橋 ★★★☆☆ …屋根あり階段
駅舎 ★★☆☆☆ …平屋駅舎
▼開業当初は単に「斜里」駅でしたが、世界遺産「知床」の最寄り駅で、斜里町の「斜里」と、観光地「知床」をアピールするためかこのような名称となっており、1998(平成10)年に現駅名となって現在に至ります。
ただし「知床」のメインの場所へはバス移動が必要で、距離にして40kmほどあります。それでもどちらもが「斜里町」である事がすごいなと思います。
開業は1925(大正14)年、あと1年と少しで昭和になるという時期でした。
東京駅から、鉄道のみだと朝出て晩着く形で約15時間を要し、飛行機のみだと9:00発で7時間弱でした。
大阪駅からだと、鉄道だけではどんなに朝早く出ても、その日のうちにたどり着けません。飛行機だと9:00発では、東京から行くより所要時間が短い結果となりました(検索すると)
知床って、日本の最果てのようなイメージがあったので、ここは終着駅かと思ったら、普通に両隣のある途中駅でした。
▼ホームは2面3線あります。
待避線もありますが、そこのスペースがかなり広いものになっていました。貨物取扱のあった名残でしょうか。
▼駅舎ホーム(右側)寄りのカットです。
北海道ではよく見られる1両の電車が停まっていました。
▼中斜里方面を眺めたホームの様子です。
この時5/1でしたが、向こうに見える山々にはまだ残雪がありました。
手前の線路をまたぐ歩道橋の長いこと。線路敷地幅がいかに広いかですね。
これはさすがに踏切渡ってる場合ではないな、というところで。
▼2面ホームは跨線橋で結ばれています。
で、その階段の上り口には、知床の玄関口としての記載がなされています。かなり遠いですけど、駅レベルでは最寄りになるので…。
▼跨線橋の内部です。
北海道だからか、隙間なく密閉のような窓で、完全なる室内型のものでした。
掲示物は手すりのない側にかなり間隔を置いて掲示されていました。
▼跨線橋から見下ろした線路のカットです。
やはり広大感あって、北海道だなと感じました。
▼知床斜里駅の駅舎内の一角です。
知床へ行く方々のアプローチ地点になるせいか、そこそこ人のいる状況だったので、こういう微妙なカットしか撮れませんでしたが、思っていたより大きな駅舎でした。
▼駅前広場です。
ロータリーの区画はありましたが植樹は最低限という感じで、真ん中に1本でした。
特にモニュメントなどはなく、街灯はありましたが平たく区画づけ(縁石が出っ張っている程度)がされていました。
▼駅の斜め向かいには、この「斜里バスターミナル」があります。
ここから「知床」へ向かうバスが出ています。
▼斜里バスターミナルの知床方面のバスのりばです。
ウトロ温泉なんかも行きたかったですが、いろんな所へ行こうと思ったら、それ相応の時間が必要なゾーンでもあります。
▼駅舎と駅前広場の一緒に写ったカットです。
タクシーも少しですが停まっていました。
▼知床斜里駅の駅舎です。
平屋ですが、新しい感覚のデザインがなされています。
2007(平成19)年に増改築されて、町の観光センターと合築の形となっています。
デザイナーの手によるもので、コンセプトは「記憶の駅」だそうで、木材はカラマツ集成材が使用されているといいます。
ものすごいこじんまりとしたローカル然とした駅舎を想像していたので、思っていたより大きくオシャレな駅舎で嬉しい誤算でした。