続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

石川/輪島④ 永遠に残したい風景!

石川県輪島市、2018年当時の輪島市の旅、第3弾としていよいよ、今回震災でかなりの打撃を受けた朝市通りを巡った時のものです。

もうこの風景は戻らないかも…と感じつつ、この当時の華やかな風景をお送りして、復興を祈り願いたいと思います。

 

(2018年6月当時)

 

▼過去記事はコチラ

lefthand926.hateblo.jp

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▼まずは、朝市通りへの入り口です。

この辺りも今はどうなっているのやら…??これからお送りするすべての写真は、今では違った姿になっているのかもしれない、と思うと、心が痛むどころではありませんが、輪島にはこんな風景が確かにあった、という事を残すために、これからいろんな写真をあげていきます。

 

▼そして、この写真…

輪島の街が変わり果てた様子の中で、いちばん印象的だったのが、この輪島塗「五島屋」のビルの倒壊でした。そして、この手前に建っていた建物がその下敷きになって尊い命が失われたとの報がありました。

そんなに高いビルのない街の中で、ひときわ目立つこのビルが、真横になぎ倒されていた光景…信じられませんでした。

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▼輪島まんなか商店街のからくり時計塔です。

地図や主要施設案内を土台部に据え、上部はからくり時計で、定刻が来ると中の人形が、能登の名物「御陣乗太鼓」の音色を響かせていました。一部情報ではこの建物も倒壊したとか…。多分この辺りはそこらじゅう原型をとどめていないかもしれませんが。

 

▼朝市通り周辺の絵地図がありました。

改めて見ると、津波の影響もまともに受ける地形と感じてしまいますが、水都といわれる街に住んだことのある身としては本当に恐ろしいと感じます。

 

▼輪島の名物「御陣乗太鼓」の説明がありました。

輪島市名舟御陣乗太鼓」とありました。

石川県指定無形民俗文化財です。元々はここに書いてあるような、上杉謙信がこの地を掌中にしたく攻めかけたところ、その防御策としてワイルドなお面をつけて狂ったように太鼓を打ち鳴らし、その勢いに圧倒され上杉軍が引いたところからきているようです。

輪島市の中でも名舟町というところの伝統芸能で、現在は「名舟大祭」というものの一部にて披露されるといいます。

有形のものは今回の震災で甚大なダメージを受けてしまったようですが、このような無形のものは残った人々の手で継承していけなければ存続しなくなるわけで、これからもまだまだ続いていってほしいところです。

 

▼手前に行くと朝市通りというロケーションです。

朝市通りの方ではなくても、足湯をはじめいろいろな施設がありました。

この一帯がずーっと観光地でした。

 

▼まさに朝市通りですが、こんな華やかな通りも…

この当時には確かにこのような風景でした。

 

「輪島朝市」の標識が立っていました。

来た時は既に午後だったので、午前中の様子は体感していませんが、建物を見ているだけでも観光気分になれました。

 

▼朝市というだけあってか、午後の訪問ともなると、もう店を畳みだしているところも少なからずありました。

この右手前の漆器店は倒壊した写真が載っていて、この周囲の他の建屋も…と思うと悲しい限りですが、とにかく1日も早い復興を願ってやみません。

 

▼このような露店系のお店も出ていました。

建物が崩れるとかはありませんが、観光地として機能しなくなると、こういうお店も大打撃ですね。

 

▼純和風の建物が立ち並ぶ朝市通りに、こんなバロック風建築の建物がポツリと存在していました。明らかに浮いていました。

これは「イナチュウ美術館」というもので、1992(平成4)年にオープンしたという、16~19世紀頃の世界の王族が所有した工芸品、絵画等の持ち物が多数展示されていた豪華絢爛なスペースだったといいます。
しかしここは既に廃墟で、この時既に営業していませんでした。

輪島朝市の中に、このような欧風建屋が廃墟として残っていたのが不思議な感じでした。

 

▼輪島なので、うるしとか漆器とかいう文字が目立ちました。

自分が輪島に行った時も漆器のコーヒーカップ買ったりしたので、輪島の伝統産業な訳で、今回震災が産業に対する影響も深刻に思えて、建物や物理的なものの復興もですが、文化的なものの復興も本当に大切で、必要だなと感じました。

 

▼朝市通りで有名な建物として、この永井豪記念館がありました。

今回、輪島で火災があった時に「永井豪記念館はどうなった?」というのが、Xでも我々のLINEでもありましたが、残念ながら焼失してしまったそうです。

永井氏が輪島出身という事で、ここにできたそうですが、「マジンガーZ」や「キューティーハニー」などで一世を風靡した偉大なマンガ家の足跡が焼失してしまうのは残念な事でした。

 

▼そして、この永井洋服店というのは永井豪記念館のほぼ向かいにあり、永井氏の親戚のお店だとか。

基本的に洋服店ですが、その一角には永井豪関連のグッズで埋め尽くされたところがあるといいます。

 

▼朝市通りのみやげ処です。

この華やかな風景がいつか戻ってくるのでしょうか?

まずは皆さまが1日も早く元の生活に戻れるよう心より祈念いたします。

👅これまでの旅記事はコチラ↓

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今回震災義援金として手持ちのT-ポイントを寄付しました。

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