(2013年4月当時)
▼今からちょうど10年前のGWで北海道を訪ねた時のものです。
当時苫小牧は行ったことがなく、この日は伊達市や登別市などへも行きました。
苫小牧駅にあった見どころ紹介です。
時間も限られてたので、駅の近くで行けそうなところを絞って行こうとそんな感じでした。
▼苫小牧の市街地案内図です。
上の写真の左側に見切れていたものですが、左下の丸囲みが苫小牧駅で、ここから港への道のりを歩きました。
地図は下側が北で、駅から南下して港へ向かいますが、途中の国道に寸断される形で、国道より北にホテルが集中していました。
苫小牧というとかつては製紙が盛んで教科書にも出てきていましたが、ペーパーレス化なのか紙の需要減がいわれるようになり、一部工場が撤退したりなどあるようです。
そんな苫小牧のもうひとつの顔は「港町」です。
この時、苫小牧の港へ行きたくてやってきたようなもので、昔リリースされた吉田拓郎氏の歌う「落陽」という曲に♪苫小牧発~ とあった事もあり「苫小牧へ行くなら港を見よう」とこれ一択の旅でした。港へ行って、道中行けるところがあれば寄ろう、そんな感じで。
まさにここを訪ねた直後のニュース記事ですが、この「落陽」に絡んだ街づくりの記事がありました。
▼苫小牧の駅前通りです。
北海道の15万超都市の駅前を感じさせる?大きなビルが両サイドに並ぶ中を道路が通っていました。
この右側のビルである「エガオビル」のてっぺんに「ralse」とあり、このビル内に入ったスーパー「ラルズ」マートというのがありましたが、この訪問時であったまさに2013(平成25)年の4月末に閉店したといいます。
正確な閉店日は定かはでありませんが、4/30だとすると、この写真はそのわずか2日前の姿となります。「閉店セール」とか幟も幕も何も見当たらず、まさかそんな事になっているとは思ってもみませんでした。
そして本体である「苫小牧駅前プラザビル エガオ」も翌2014(平成26)年に閉店し、後年このビルと苫小牧駅とをつなぐ連絡橋も撤去されたそうです。
このビルは今もまだ解体されずに残っているそうで、その後の処理をめぐって紛糾しているとの記事も見られました。
▼苫小牧市のマンホールです。
市の花である「ハスカップ」(ハスではなく)と、アイスホッケーのイラストが描かれています。
苫小牧市はアイスホッケーの聖地とされるほど盛んところで、かつて社会人スポーツの盛んな頃は、王子製紙の実業団リーグが名を馳せましたが、今でも「王子イーグルス」というチームがアジアリーグに参加しており、これと提携を結んでいるといいます。
また、このマンホールはローマ字表記ですが、下が「とまこまい」とひらがな表記のバージョンもあるそうです。
▼苫小牧名物ともいえる王子製紙苫小牧工場の煙突です。
王子製紙では、この苫小牧工場だけが新聞用紙の生産を行なっており、またその全国シェアの25%を占める重要拠点でもあり、工場レベルでは世界最大規模の新聞用紙生産工場ともいわれています。
調べるにつけ、いろんな事において王子製紙がついて回る街だなという印象でした。
▼駅通中央というバス停です。
苫小牧駅前からバスで2分ほどで着く位置にあります。
▼こちらは表町公園入口というバス停です。
市内にある公園の前のバス停ですが、向こうのビルにはガラスにホッケーが描かれた格好になっていました。
▼ある一角では大きなマンションらしき建物が1F部分の庭地の手入れもされず、人が住んでいる気配もなく、そのままになっていました。
▼目当ての港に着きました!
これが「落陽」に出てきた、苫小牧の港かと。
苫小牧港は日本に8か所しかない「中核国際港湾」に指定されている港で、国際航路として対応しうるものとして指定された8港で、ほぼ1地方にひとつ設定されています。北海道ではこの苫小牧港のみです。
▼苫小牧漁業協同組合 冷凍冷蔵庫
の表示建屋前の港の風景です。船がいくつも停泊し賑やかな様子で、重要港湾っぽさを感じました。
▼港といえば鳥、というぐらい、よく現れては写真に撮りたくなるのですが、この時はなんとカラスが現れました。
カラスの子供らしき鳥もいて。下側の写真に2羽写っていますが、小さい方もカラスだと思うんですが…。カラスの子供だとしたらめったに見ないので貴重なところですが、どうなのでしょうか…??
▼港の傍には「ほっき貝資料館」というのがありました。
軒先に実に多くの貝殻がありましたが、苫小牧は「日本一のほっき貝の街」とも記されていました。ほっき貝とは北海道での呼び名だそうで、一般には「ウバガイ」と呼ばれているといいます。
▼ほっき貝資料館、上の写真の限りでは絵の描かれた建物だけがあって、軒先に貝が飾ってあるだけ?という感じでしたが、中に入ってビックリ、なかなかに派手な空間でした。
▼ほっき貝の殻の大きさの展示とがありました。
2年の個体は小さいですが、ある程度の年数が経つと、6年くらいではもう大人の大きさなのかな、という感じでした。
貝について年数と大きさを知る機会というのもなかなかないもので、ここへ来て意外なものが勉強できた感がありました。
▼「海の駅 ぷらっとみなと市場」という所へ来ました。
港らしい街の海産物の集まったエリアで、下のようなHPがありました。
買物によし、土産によし、食事によしといった具合で、港を見に行ったのみならず海産物の食事にも行く事ができました。
▼その海の駅の中で、この「にぎり寿し」の暖簾のお店でお食事させて頂きました。
写真にあるように実にメニューが多彩でした。
こういった海鮮系のお店はいくつかありますので、選ぶのもひと苦労ですが、食べたいものを決めて、どこかの店に飛び込むというスタイルでもよいかと思います。
という事で、苫小牧の観光は港のあたりがおススメ、という記事でした。