(2012年5月当時)
▼まずは駅前通りの一コマです。
駅の線路を横切って通っている県道46号線(野田牛久線)上の景色です。
野田牛久ということで、本市と茨城県の牛久市とを結ぶ県道で、牛久側は茨城県道46号線でもあります。
こうしてみると寂れた街のように見えますが、そんな事はなくて、ただ駅前でもこんな光景があるという事ではあります。今からちょうど10年前の姿ですが。
▼上の写真の通りを進んでいきますが、両サイドにあるこの茶色がかった建物は「キッコーマン野田工場」の建物で、「野田といえば醤油」というぐらい有名ですが、全国シェアの実に1/3程度の醤油を生産しているという事で、野田市に本社も置いているキッコーマンがこの市に果たす役割はとてつもなく大きなものがあります。
▼そしてここは「ものしりしょうゆ館」という、見学できる施設がありました。
中には入っていませんが、子どもたちでも醬油について学ぶことのできるコーナーもあり、時間があれば寄ってみたい所ですね。
▼この標柱は「野田町駅跡」とありました。
1911(明治44)年に千葉県営軽便鉄道の駅として開業しましたが、1929(昭和4)年に現在の野田市駅が開業して、旅客業務としてはその役目を終えたといいますが、ここにその駅があったという事ですね。
▼総武物流前 というバス停です。
総武物流というのは、キッコーマンの物流サービス企業です。
▼茂木(もぎ)本家美術館というのがありました。
2006(平成18)年にオープンしましたが、創立者がコツコツと集めてきた美術品を私的に鑑賞するだけでは勿体ないと考え、美術館を創設したとありました。
▼流山街道という名前の通りに、標識がありました。
これ見ると、近くにどういう都市があるか大体分かりますよね。
千葉県の松戸もあれば、埼玉県の越谷、茨城県の結城とか、いろんな所の境にあることが窺えます。
▼紳士服コナカのお店がありました。
個人的に、生まれて初めてスーツを買ったのがこのコナカなんで、思い入れはあります。
紳士服というと「青山」「はるやま」が強い感があって、自分が買ったお店もとうになくなってしまって、コナカ残ってるのかな??と思っていたところで見かけたので、なんだか「よかったな」という気分になりました。
企業サイトで調べてみましたが、今でも野田店としてここに存在しているようです。
▼興風会館 という素晴らしい建物がありました。
1929(昭和4)年に、昭和天皇の即位大典に際して、設立/建設されたもので、間もなく100年を迎えようとしていますが、当時は千葉県内でも県庁に次ぐ規模の建築であったそうです。
▼キッコーマンの本社社屋です。
愛知県半田市がミツカンのそれであるように、ホントに都市の代表企業という事を感じさせられました。
▼これまた素晴らしい建物ですが「千秋社」とありました。
千秋社(せんしゅうしゃ)という野田市の企業にして、キッコーマンの主要株主でもある会社です。
興風会館よりも少し早い1925(大正14)年に設立されており、2007(平成19)年に経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。
キッコーマンだけでなく、素晴らしい建物に恵まれた街でもあるのですね。
▼その千秋社の塀に彩られていたのがこの絵でした。
個人的に好きな漫画家である「ますむらひろし」さんの絵がドーンと載っていて、暫く見入っていました。
この独特の柔らかなタッチが印象的で、このキャラが出てくる「アタゴオル物語」のマンガを買ったり、またこのぬいぐるみを売ってたのを見かけた事もありました。
1回目はこのあたりで切り上げたいと思います。