(2012年10月当時)
▼タイトル通り、錦帯橋に来ました。岩国を代表する観光名所です。
新岩国駅の記事で、こんな島耕作バスが出ている事を書いていましたが、このバスで新岩国駅から錦帯橋へ行く事ができます。
このバスだと、新岩国駅から8つ目の停留所が錦帯橋で、料金的には280円です。ちなみに在来線の岩国駅からだと240円です。帰りは錦帯橋から岩国駅(在来線)の方へ戻りましたが、どちらからいってもほぼ同じような感覚でした。時間にして10分そこそこで。
▼錦帯橋は、先述の通り在来線の岩国駅と、新幹線のみの新岩国駅の間にある格好で、鉄道駅の傍にはないのですが、この「橋の駅」が交通拠点として整備されていました。
これは2012(平成24)年の姿ですが、その後2021(令和3)年4月にリニューアルオープンしたとの記事がありました。
「橋の駅」の機能は2階部分で、1階はバスのりばの構成です。
▼橋の駅周辺の様子です。
右側に土産物店等立ち並んでいて、観光エリアである事が窺えます。
赤い軒の建屋の向かいが橋の駅兼バスのりばです。
左に隠れている部分に錦帯橋が位置しています。
▼名勝 錦帯橋
の説明板です。
江戸時代の1673年に当時の岩国藩主・吉川広嘉によって創建とありました。
それまでの橋は洪水の度に流失しており、この時に造った橋は長年美しい保ったものの、1950(昭和25)年に台風によって流失しましたが、現在の橋は平成13~15年の工事によって架け替えられた、とありました。
▼とまぁ、散々引っ張ってきましたが…
錦帯橋を色んな大きさと角度から。
長さ約200㍍の見事な5連の木造アーチを、とくと御覧ください。
▼橋の下の河原の所にも人が多く集まり、また反対側ではきれいな川面が見えました。
ちなみに流れている川は「錦川」です。
▼橋を眺めたカットは上に沢山載せましたが、ここでは橋を実際に渡る時のカットを載せます。
やはりアップダウンは感じられました。
▼ここは錦帯橋だけが観光名所ではありません。
この橋だけの為に、周りに土産物屋群が並んでいる訳ではなく、この山のてっぺんには岩国城跡があり、平地でも橋の向こうに公園やら観光資源には事欠かず、岩国市きっての観光エリアな訳です。
▼山のてっぺんにある岩国城跡にどうやって行くの??となりますが、こんなケーブルカーのレーンがあります(ケーブル見えますか?)
ここでは城跡が見えてい見ませんが、てっぺんでも少し離れた位置にあります。
▼また、この辺りは色々な像や碑などもあちこちで見受けられ、大変印象的でした。
この立像は重宗雄三(1894-1976)という人物のものです。
この人物は岩国出身の政治家で、同郷で同年代の政治家にして後に総理大臣になった岸信介氏の懇請の形で政治家になったという人物です。
岸氏とまた実弟である佐藤栄作氏と、この重宗氏で長州御三家と称されたといいます。うち2人は兄弟にして総理大臣経験者という凄さです。
盟友ともいうべき岸内閣時代には運輸大臣を務め、参議院議長なども歴任しています。
同じ山口では安倍晋三元首相がいますが、岸氏の孫にあたります。山口はものすごい政治県な訳ですね。幕末の長州藩の時代から。
で、右側写真の重宗氏の説明文の署名は「岸信介」とされていました。
▼こちらは久能寅夫(1890-1977)という人物の胸像でした。
先の重宗氏と同じような時代を生きた人物ですね。
呉の海軍を経て1951(昭和26)年に岩国市長になり、流失した錦帯橋の再建に貢献したとありました。
▼岩国鵜飼音頭
というのもあり、譜面付きで石碑に歌詞が載っていました。
▼一連のエリアの観光案内図です。
錦帯橋は真ん中下の橋の絵の部分で、この先に公園や博物館など色々な施設があり、観光エリアになっているというのがよく分かると思います。
今回記事では錦帯橋の見事な風景を中心にお届けしてまいりましたが、次からは色々なこのエリアの魅力を紹介したいと思います。