続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

愛知/半田② ミツカンと黒板張りの街

愛知県半田市 愛知/半田① 酒と運河のまち につづく、半田市の旅第二弾です。

(2011年2月当時)

▼酒の文化館を離れて、次に来たのはこの「業葉(なりは)神社」です。

古来より「八幡宮」と尊称されていた神社といいますが、そこそこ風格を感じる神社でした。

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▼業葉神社内のお稲荷さんと思われる、朱塗り鳥居が続くものがあり、左側の説明板には「斐芽の祠(ひめのほこら)」とありました。

昔大相撲の巡業でここへ来ていた関取が、子供たちが健康に育つようにと持ってきたといわれる大きな石があるといいます。ビリケンさんの子安バージョンともいうべき、撫でて子供の健康祈願をしようというもののようです。中までは見ませんでしたが…

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▼業葉神社を出て、再び運河へ。

半田の美しい風景、の象徴的なエリアかと思います。

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▼その運河に架かる橋のひとつである「げんべえばし(源兵衛橋)」です。

ここは江戸時代、人家の少ないところで橋もなく、付近の人たちが難儀していた中、船大工をしていた源兵衛さんという人が船の廃材を使って橋をつくった事により、誰彼となく「源兵衛橋」と呼ぶようになった、といわれています。

それが今では、素晴らしいきれいな橋になって、交通に貢献しているのは勿論、半田運河の景色を引き立たせる存在になっている訳ですね。

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▼橋を渡った道路沿いにミツカンの本社がありました。

半田市に本社を置く企業、としてはおそらくこのミツカンが最も有名と思われ、半田の企業として象徴的な存在といえるかと思います。

ビルを見ても分かりますが、表記はMizkanとなっています。これは元々英文社名がMitsukanであったものを、2004(平成16)年に現在のMizkanにしたという事です。マツダがMAZDAと表記しているようなものですね。「z」にしたのは、短くして覚えやすく、また革新的にしたかった、という事でした。

そしてミツカンといえば、独特の「≡」の下に「〇」のマークが有名ですが、三本線は

中埜家の家紋であると共に、酢の命である「味」「利き」「香り」を表しているそうで、また〇は「天下一円」との事でした。これらが合わさった「三つ環」こそが、まさに「ミツカン」の語源だったという事です。

半田では酒造りの盛んな事は前回記事でも触れましたが、江戸時代からその酒を造った後に残る酒粕を用いて酢を造っており、米を用いて造る酢よりも安価であった為、江戸庶民に寿司が普及が盛んになったといいます。

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▼半田運河沿いのカットを。

半田市に来たら、是非とも見て頂きたいと個人的なおススメはこの辺りです。

広い運河と共に、ミツカンや中埜酒造などの黒い板張りの建物が立ち並ぶ荘厳さ、かつそれらが水面にぼんやり映える穏やかな風景…これこそが半田観光の醍醐味と感じました。

水面に鳥が止まっていると更に素晴らしい風景になります。

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ミツカンの黒い板張りの醸造蔵が立ち並ぶ辺りです。

上の写真と場所的に同じで、運河沿いの形ではないカットをここに載せました。

知多半島の板張りの建物は黒が実に特徴的で、ここ半田市もそうですし、南知多町でもそうでしたが、とにかくこの圧倒的な黒ずくめの存在感をこの辺りでは感じてほしいところです。

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ようこそ 半田運河・蔵の街へ

として説明板がありました。

これを見てから、運河と蔵の街並みを見た方が良かったかもしれませんが、逆になってしまいました(笑)

明治・大正期の運河の写真も載せられていて、現在との対比もできます。

蔵の街エリアも地図で明記されていて、効率よく観光ができます。

別のマップではモデルコースも設定されていて、これまた効率よく運動もかねて旅できるというものです。

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ミツカングループの中核企業である中埜酢店の入口です。

門にあたる部分に入口を設けているところにセンスを感じました。

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▼これも「中埜酢店」と表示のある入口になりますが、ここは

博物館「酢の里」

というものでした。

1986(昭和61)年に日本初の「酢」の総合博物館としてオープンしましたが、ただしこれは2011年当時のもので、現在は2015(平成27)年にリニューアルオープンした「MIZKAN MUSEAM」となっています。

www.mizkan.co.jp

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▼蔵の街並みを抜けての歩道アーケードのついた昔ながらの商店街に出くわしました。

この旅では、名鉄知多半田駅から歩いてやって来ましたが、JR半田駅へ向かう形となり、来た道を引き返す事はなかったので、その分様々な景色を見る事ができました。

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