浦添市は、沖縄県の中部に位置し、人口は116,003人(2021.9.1現在)で、人口の多さでは沖縄県第4位であり、その昔琉球王国の首都として栄えた街です。
日本全市訪問した事を謳っている当ブログですが、実はこの浦添市だけは訪問した記録もなければ、記憶も曖昧で、通ったことはもちろんあるのですが、判然とした記録・記憶がない事から「ニセ全市訪問」疑惑が持ち上がり、「これではいかん」という事で、先月訪ねる事にしたものです。
-沖縄都市モノレール(ゆいレール)/てだこ浦西駅-
・路線 沖縄都市モノレール線(那覇空港-てだこ浦西間)
・開業 2019(令和元)年10月1日
・訪問 2021(令和3)年9月
・1日あたり平均乗車人員 885人/日 (2020年)
・近隣の都市駅 (那覇空港方面) 首里駅⇒4駅
・鉄道での所要時間 東京駅から: 5時間31分 (羽田-那覇は飛行機)
大阪駅から:5時間8分 (神戸-那覇は飛行機)
※AM9:00発での最短時間
▼沖縄唯一の鉄道である沖縄都市モノレール(ゆいレール)は、2003(平成15)年8月に開通以来、那覇空港から首里駅までの区間で那覇市内のみを走っていましたが、令和になって2019(令和元)年10月1日、当駅までの4駅分延伸した事により、浦添市にも鉄道が開通する事となりました。
現時点ではここがその終着駅の形で、「てだこ」というのはこの辺りで「太陽の子」という意味だそうです。
この駅には改札内に入っていない為、ホームの写真ではなく、この券売機周辺の写真でスタートしました。
分かり易いですが、ゆいレールは現在19駅ある訳ですね。
このうち、右端の3駅が浦添市の駅です。
▼改札周辺です。
沖縄への旅行としてレンタルバイクでここまで来た事もあり、この先は入っていませんが、沿線全てが高架駅です。
高架駅でありながら駅間距離が短めで、気軽に乗りにくいのと、長距離輸送に向いてなさそうで、ここまでは延伸したものの、その先は不透明なようです。
▼改札前のコンコース周辺です。
改札出てすぐ屋外ではなく、少し床面の整った準室内的な空間があると、また少し違った感があります。
▼駅の施工記録が表示されていました。
開業は2019年ですが、施工は約1年間の2018(平成30)年11月に完了していました。
▼駅前広場の様子です。
基本的に周辺に何もない所に建てられた感がありました。
浦添市と隣の西原町との境近くにあり、両自治体からの利用があるといいます。
▼駅舎とロータリー周辺です。
だだっ広い土地は確保されているものの、それが埋まるような状況ではなく、持て余し気味な感がありました。
さて、今のところここまで延伸されている「ゆいレール」ですが、今後の延伸有無など色々気になるところです。2年前まで那覇市にしか駅がなく、浦添市に延伸されたら絶対行こう!と思っていましたが、このようなご時勢で申し訳ないながら無理やり行きました。
これで間違いなく日本全市訪問として自分の中の記録的にも成立したので、良かったと思いますが、コロナで旅行を控えていた中で最大限気をつけながら特別な気分でやってきた弾丸旅でした。
▼ロータリー外周からです。
バスのりばが駅から少し離れた所にありました。
ちなみにタクシーは停まっていませんでした。
▼バスのりばと対角に近い場所に位置していた駐輪場です。
手前がこの時利用させて頂いたレンタルバイクですが、「沖縄をバイクで走る」というのが個人的にすごく良かったです。近畿・中国を遠く離れた地で運転した事がなかったのですが、唯一沖縄では2000(平成12)年に与那国島という小さな島で50ccのレンタルバイクを走らせたことはありましたが、本土で走れる!しかも普段自分が運転しているのと同じ車種でできるのもすごく良かったです。
▼てだこ浦西駅の駅舎です。
沿線ある程度同じような規模の駅舎と思いますが、新幹線の新駅を少し小さくしたような感じで、デザイン的にイマドキの駅だと感じました。