北海道室蘭市、北海道/室蘭① 地球岬にひとりきりにつづく室蘭市記事の第2弾です。
(2020年9月当時)
▼地球岬などの観光からバスで室蘭駅へ戻ったのですが、途中この室蘭市役所の前で降りました。
てっぺんが塔のようになっていて、「MURORAN」の文字とクジラの絵が描かれていました。結構昔に建てられたもののようでした。
▼室蘭市役所から室蘭駅まで造作もなく歩いて帰れるだろう、と思っていたらなんだか迷ってしまい、ここで地図を見て室蘭駅の位置を確認していました。
ここは「ARKS」というスーパーで、北海道から北東北までにまで広がるスーパーチェーンです。青空に赤いてっぺんの塔の部分がとても映えていました。
▼そのスーパーの前に、大きな交差点があり、また大きな歩道橋がありました。
何方向にも分かれた歩道橋でしたが、室蘭駅がどっち方面にあるのか返って分からなくなってしまってました。
▼室蘭中央通り というタイトルですが室蘭の鉄道の起源についての説明板がありました。
▼室蘭でもう一つ見てきたいところ、それは室蘭駅前の商店街の様子でした。
時が止まったような、という情報だったので、どんな感じなのかこの目で確かめてみたかったのです。
のっけからなかなか渋い景色が目に飛び込んできました。
歩道アーケードの柱の細さがなんだかいい感じでした。
▼かなり以前からあったであろう錆びた柱のゲートが見えるこの辺りは、大規模な建物がずらりと並ぶ割に寂れて雰囲気で、これが見たかった感が満載でした。
この看板にある「塩釜」というお店は、うなぎの老舗として現在もあるようです。
▼これまたサビサビの柱のゲートに書かれた「楽しい店のある街 浜町小路へ」という文字と共にお店の広告看板が昭和感に溢れていました。
ここの事なのかは分かりませんが、室蘭浜町商店街というのは1969(昭和44)年にアーケードが取り付けられ、繁栄する室蘭の象徴的なものだったそうですが、段々と人口が減っていく中で、2009(平成21)年にアーケードが取り外されたとのことでした。
▼こちらは車道ではなく床の整備されたところの商店街です。
これらの店の寂しそうな感じも何ともいえませんでした。昭和の佇まいのまんま…
クラブやバーばっかりですが、一応食べログ的なサイトにその名前が出てきてはいます。
▼このお店は他の場所へ移転したようです。
「光明石 足湯」ってのが妙に惹かれました。
店前に柵がされているのは工事の予定があるのか、老朽化で危険だからなのか…。後者だと思っていますが…。
▼全体的に寂れた感の否めない商店街一帯でしたが、この「眠り屋 きくち」というお店はちゃんと営業している感?が明確でした。これはふとんの西川チェーンのお店だそうで。
▼IDOLという大きな店名表示のもと、入口の窓には「地下 飲食街」の表示がありました。入口にチェーンが掛けてあって、入り難い雰囲気でした…スナック中心の飲食街ということでしょうか。いわゆる飯屋ではなくて。
▼歩道アーケードの商店街へ再度来ました。
この中でどれほどの店が今も営業しているんでしょうか。
これらの建物がそれぞれ昭和のいつ頃に建てられたのか、すごく知りたいです。というくらい昭和遺産っぽい雰囲気でした。
▼歩道アーケードの商店街の4つ角はなんだか壮観でした。
この室蘭駅前商店街の全体的に感じるのは、ゴーストタウンという感じはしませんでしたが、どこも人がまばらで寂れてはいるな、という印象でした。表示や建物も昭和から残っている感じが多々でしたし。
▼こんな通りにも行き着きましたが、これすべて廃墟じゃないかな?と思わされる雰囲気でした。解体にも費用が掛かるので放置になってしまっているのでしょうか。
▼最後ですが、この回転寿司「ちょいす」というお店で握り寿司を頂きました。
室蘭で食べたものは地球岬の売店で買ったホタテ焼きとここでの回転寿司のみでした。
もっと海鮮丼的なものを頂きたかったのですが、それは別の地で頂く事となりました。
2009年5月以来の室蘭、この時は急遽飛んで行ってあまり写真も撮れませんでしたが、今回は一人だった分色々撮れたのかもしれません。といって一人でずっとウロウロしたい訳でなく、この当時が現時点で最新の旅であり、ある意味区切りの旅でもありました。そういう意味で色々と忘れ難い室蘭だったと思います。