(2006年10月当時)
▼ナント実に16年前の姿ではありますが、高岡市の当時の町並みを中心にお届けします。
「土蔵造りの町並み」があるという時点で、既に見どころありですね。
この向こうに覗いて見えるお店の老舗感がまたすごいなと。
▼富山銀行の建物です。
富山銀行は県庁所在地である富山市ではなく、ここ高岡市に本社を置いています。
この素晴らしい建物は、その富山銀行の本店「でした」。
今では旧・本店の建物となっていますが、2019年からは新しい本店の建物で営業されており、この写真の2006年当時は本店として機能していましたが、現在は旧・本店となっています。
元は旧・高岡共立銀行の本店として、1914(大正3)年に建てられたもので「赤レンガの銀行」として親しまれたといいますが、当時はまだでしたが、今から見るともう100年以上も前の建物か、となりました。
▼土蔵の町らしい建屋が道路沿いに並んでいました。
とても重厚な雰囲気でした。
▼その土蔵造りの町並みの象徴的な存在である「土蔵造りのまち資料館」なる建物がありました。上の写真にも別の角度から写っていましたが、正面から見るとかなり重厚な雰囲気でした。
▼「ブルーチップ加盟店」の看板に目がいって撮ったものです。
昭和時代、グリーンスタンプとかブルーチップとかを台紙に貼っていた事を思い出しましたが、もうないんだろうなと思っていたら形を変えて存在していました。
Twitterアカウントも持っておられて実は個人的にフォローしています(笑) ので、この機に貼っておきます↓
▼昔ながらの雰囲気に満ちた、歩道のみアーケードつきの商店街があり、ここは「坂下町商店街」とありました。
▼この時の高岡の旅でいちばんの目当てであったものに出会えました。
それがこの高岡大仏です。
高岡市の指定有形文化財で、奈良大仏、鎌倉大仏と並び日本三大仏を称していて、公的にそう認定されている訳ではなく、奈良、鎌倉はよく言われますが、もうひとつはここや他の場所の物や色々と言われ、特に決まっていないようです。
この大仏は1221年に別の場所に建てられたものが最初といわれており、移転や何度かの焼失を経て、1933年頃に現在のものが造られたようです。
高さは15.85mあり、奈良大仏は14.98m、鎌倉大仏は11.31mとこれらより大きなものとなっています。といっても、これらより大きな大仏は日本に10以上あり、むしろこれらよりメジャーでない大仏の方が、大きさ自体は大きかったりします。
というのがありました。
高岡古城公園内にあり、護国神社の名の通り、戦没者を祀っている神社であり、高岡出身の戦没者である3,576柱が祀られているといいます。
の表示がある場内の一角です。
↓公式サイトがありました。
古城公園内の各所説明については、このサイトで事足りてしまいます(笑)
▼場内には、相撲の土俵もありました。やはり歴史ある場所なのですね。
▼さすが公園、という感じで池周りの景色が素晴らしかったです。
噴水もあれば池に浮かぶような建屋?もありで。
▼訪ねたのが10月で、紅葉の前の姿でしたが、これ紅葉の時期だとより素晴らしい風景になるのか、と思いながら見ていました。
▼御旅屋通り
というアーケード商店街に出くわしました。
御旅屋と書いて「おたや」と読みます。
江戸時代の参勤交代などで藩主が宿泊していた辺りだそうです。
ちなみにこういう、通り全体が屋根で覆われた通りを「全蓋式(ぜんがいしき)」アーケードといいますが、この形の商店街で、日本全国リスト化されたサイトがありました↓
▼先述の商店街で「坂下町」というのが出てきましたが、その坂下町の路面電車停留所です。
ここから高岡駅へは停留所3つ分、約7分で着きます。言い換えれば、高岡駅からはそれだけの距離があります。
駅データ的には「万葉線」に属し、開業は1948(昭和23)年4月10日、1日当たり平均乗降車人員は71人(2019年当時)という記録が残っています。
▼最後はその路面電車の走る様子を。
今は亡き「ネコ電車」こと「アニマル電車」という車両が走っていました。
この列車はその後第一線から退いて、暫くの放置期間を経て昨年解体されたと聞きます。
さすがに16年も前の姿となると「在りし日の姿」も出てくるものですね。
高岡はその後何度か行っていますが、これというネタがあればまた載せていきたいと思います。