前ブログで旧駅舎を紹介しましたが、この度2006年夏以来14年ぶりに訪問し、駅舎も変わっていたので「新」としてご紹介したいと思います。
↓旧駅舎記事はコチラ
▼前回の旧駅舎記事では線路と垂直に、文字通り「横手」についていた駅名標は、普通に線路と平行についていました。入れ替わったのか、別物なのか分かりませんが。
秋田新幹線の路線から外れており、新幹線では大曲駅が最寄りで、ここから17分ほどで到着します。ただし便が1時間に1本程度しかないので要注意です。
隣駅表示にある「後三年」駅は、文字通り「後三年の役」の古戦場があるところです。前九年の役(1051~1062)、後三年の役(1083~1087)で、いずれも9年でも3年でもないのに、いつも不思議に思ってしまいます。
▼3面4線のホームで、通常使われているのは1~3番線までで、そのうちの2・3番線の様子です。
▼市の中心駅らしく両サイドに電光掲示の次発列車表示があり、時計や他の番線への表示もあり、近隣の沿線駅に見られない都会感がありました。
停まっている電車は14年前と同じ型のものでした。
▼横手駅115周年とのポスターがありました。
1905(明治38)年に開業した横手駅は、この2020年で開業115周年になる訳ですが、そのために作られたってなかなかすごいですね。
▼改札を出たばかりの所です。
両サイドに出口がある自由通路になっていましたが、前回2006(平成18)年訪問時にはなかったので、今回再訪してよかったと思いました。
▼そしてその自由通路の様子です。
駅が改装されたのは2011(平成23)年からで、この橋上駅舎になって今年で10年目になります。
両サイドには色々と横手の名所や名物などが紹介されてもいました。
▼改札出てすぐ、改札の壁?というか境目の所に、このような水槽が置かれていて魚が泳いでいました。カラフルな魚たちでした。
▼改札出てすぐのスペースの所に「土産物の自販機」がありました!
その名も「横手発 小みやげ自販機」
ただし設置期限があるようで1年間ほど採算を様子見しているようで、現時点では2021年3月が期限だそうです、売行き上々ならば継続かも。
お酒やらリンゴジュース、ちょっとアレですが幼虫型チョコなんかもあり、お土産買い漏らした時にちょこっと買う、そんな感じでしょうか。
秋田だから稲庭うどんもありました!
▼そして買ったのは「横手やきそば」。
横手に来たからにはどこかで食べるか、買うかしたかったのですが、駅で買えました。
▼駅の階段を下りるとこんな感じで、壮大な駅感がありました。これは前回訪問時にはなかった雰囲気でした。こちらは東口です。
▼東口階段を下りて右側にこのようなスペースがありました。
横手市観光情報センターです。
暑い中ではクーラーが入っていて大助かりでしたが、ここはかなり観光促進している感じのスペースでした。ちなみに反対側の西口にも同様のスペースがありました。
仕切りの向こうに飾られた船は「横手の送り盆まつり」で使われる「屋形船」です。
今から約300年前の「享保の大飢饉」の際に、亡くなった人を供養するために屋形船が造られ、法名などを書いた短冊を吊るして供養されたのがその始まりとされています。
レンタサイクルもここで借りられるようです。
▼これも観光センター内の様子ですが、
オレたち 昆虫族
なんてネーミングがストレートすぎてビックリものでした!
8/30まで、つて今日までだった訳ですね。
▼これもセンター内ですが、左上は「釣りキチ三平」のポスターが多数貼られていました。
この釣りキチ三平の作者である漫画家の矢口高雄氏の出身がここ横手市にあたり、郷土の著名人のマンガとして大々的に出されていました。矢口氏は元々銀行員でしたが退職しマンガを描き、水木しげる氏に見い出されて世に出たようですね。
「-三平」は1973(昭和48)年からマンガで連載され、テレビアニメで1980(昭和55)年~1982(昭和57)年まで2年余りにわたって放送され、三平役は当時バリバリの売れっ子であった野沢雅子さんがアテていました。
ちなみに矢口氏は現在80歳で、数年前に体力的な限界により筆を置き、現在は引退状態にあるといいます。
▼横手駅を出てまっすぐの目線です。
地方都市らしい駅前というか、高い建物がポツンポツンと点在している感じでした。
真ん中にある「ユニオン」というビルが目立ちますが、これは2006年初訪問時にもあり、当時はバリバリに営業していた商業施設ですが、今では看板も色褪せて、5年前に閉鎖になっているようで、1Fのパチンコ店も含めて廃業し、市の中心部の駅前に大きく残った廃墟と化しているようです。
▼旧ユニオンビルのアップです。
パチンコ店だけやっているのかと思いましたが、やっていませんでした…。
解体予定も特に無いようで、一方で付近の再開発計画はあるようで、この建物はどうなっていくのか?というところです。
▼横手駅の駅舎です(東口)。
東口しか撮っていませんが、かつての平屋建ての「よこて駅」表記のものからだいぶ変わって、少し規模が大きくなり、スタイリッシュな駅舎になりました。