続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

秋田/大仙③ 大川寺~はなび・アム

秋田県大仙市、秋田/大仙② 大曲の歴史を感じる道

に続く、大仙市記事の第3弾です。

▼続いては、大川寺というお寺に入りました。

 先に訪ねた諏訪神社も大曲の名所として挙げられていましたが、そこよりもこちらの方が賑わっていた感がありました。

 長延山大川寺(だいせんじ)、奇遇にも大仙市と同じ「ダイセン」です。

曹洞宗のお寺で、1391年創建といわれる歴史ある古刹であり、藩主佐竹公が年賀参りをしたお寺といわれています。

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 ▼「長延山」の扁額のついた山門です。

入口の門の上層に鐘がついた、いわゆる鐘楼門です。裏側には鐘をつけるように階段がつけられています。

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 ▼山門をくぐって境内を進んでいきます。

左側の枝垂れ柳が何とも印象的でした。

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 ▼境内にて、小西伝助という文人実業家の紹介がなされた案内板がありました。

小西伝助(1869-1917)は、ここ大曲の出身で、新聞の発行や文芸誌の創刊など文人的な活動にとどまらず、鉱山の開発や石炭の試掘、電力事業に従事するなど幅広い活動を展開した郷土の偉人という訳ですね。

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▼上の写真に写っていた枝垂れ柳のところに、「大仙市 指定文化財 板碑(画像碑・永和碑)」という標柱があり、傍に高い木のやはり標柱があり、大日如来何やらと、漢字が書き連ねてありました。

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▼大川寺の本堂です。

色目が鮮やかで木目の色と白黒とがそれぞれに存在感を放っていて、白壁にくりぬかれた模様もそれぞれ存在感大だと思いました。

そしてフォルムも屋根のせり上がりと、真ん中最下部の唐破風とそれぞれが大きなアクセントになって、とてもバリエーションに富んだ建物、と感じました。

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▼本堂手前脇にあった「大川寺財弁天」です。

1893(明治26)年に建立されて以来、霊験あらたかといわれる「弁天さま」です。

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▼大川寺のアクセスマップです。

大曲駅からのアクセスとして経路をつけています。

大曲駅からグレーの経路は「花火通り商店街」を通る事となります。

ちなみに前回記事で訪ねた「諏訪神社」は、この斜め向かいに位置しています。

【長延山 大川寺】
住所:秋田県大仙市大曲須和町3丁目1-26
TEL:0187-62-0072
アクセス:JR大曲駅より徒歩約10分

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▼大川寺を出て、すぐ北へ歩くと川の手前まで来て、このようなバス停がありました。上の地図の大川寺のすぐ左上の部分です。

「はなび・アム前」というバス停ですが、このはなび・アムを次に訪ねる事としました。

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▼バス停のすぐ近くには丸子川が流れていました。

下の3枚目の写真は大曲駅方面で、これ以外は反対側となります。概してのどかな風景ですね。

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▼バス停から川に沿って歩くとこの「はなび・アム」の建物に出くわします。

花火ミュージアムの略かと思いますが、大曲の街を象徴する「花火」について余すところなくその魅力を伝える施設で、正式名称は「花火伝統継承記念館 はなび・アム」というそうで2018年6月に開館した新しい大曲を象徴する施設でもあります。

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▼Bium Shopとあるこの建物は、はなび・アムの傍にあるものですが、グッズ売り場ですね。建物内にあった方が良かったかな、と思って見ていましたが、離れにある格好になっています。

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▼はなび・アムの入口です。

ここから入っていきますが、こんな壮大な建物に入るのに「入館無料」です!

今はコロナ対策でアルコールが置いてあるのは勿論ですが、記帳必須となっており、感染が判明した場合の特定材料として住所電話番号等記する事となっていました。

1Fで記帳/受付すると、エレベーターであがっていきます。1Fは基本受付で特に見るものはありません。

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▼館内は基本的に撮っていませんが、エレベーター内にあったフロア構成だけ取りました。後はこのリンクをご覧ください

www.travel.co.jp

という訳で受付では「まずは4Fを見てください」という事だったのでもエレベーターで4Fへ行きましたが、このフロアが館内のメーンエリアともいうべき階です。

展示ホールにいろんな花火玉や花火競技大会の壮大な歴史年表があり、花火玉のつくり方なんかも視覚的に分かりやすくなっていました。

また、定期的にはなびシアターが上映され、壁面1面だけでなく、天井やサイドの壁にも一部かかった形で映し出されていて、花火が立体的に見えたのが大変素晴らしかったです。特に今このご時世で花火大会が軒並み中止となっている中で、このシアターでのド迫力の花火を見る事ができ、今年も花火大会が見られたような、そんな気分になるには十分のものでした。

ちなみに3階は主に資料の展示ホールで、花火競技大会の参加団体の紹介などがありましたが写真が主のもので、もう一つは影絵での花火アートがあり、これもまた素晴らしかったです。

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▼はなび・アムの大きな建物の向かいに別館があり、その入った所にこのような「一緒に写真を撮ろう」コーナーがありました。花火玉が顔になったキャラクターですね。

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▼はなび・アムのパンフレットです。

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▼はなび・アムを出て、川沿いの舗道を大曲駅に向かって歩きます。

酷暑につきちょっと歩くだけでもきついですが、はなびアムは涼しかったです。

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▼最後はこの写真、大曲駅にだいぶ近づいたところで出くわしたラーメン屋さん「繁盛亭」です。

ここの冷やしラーメンを美味しくいただきました。

メニューが壁面にベタベタと色々貼ってあるスタイルで、だんだん増えていったのかな??と思わされました。また古地図や古写真など渋いものが随所にあって、そういうものを見るのも楽しいお店でした。

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▼これまでUpしたJR駅については、こちらから!

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