松山市は、愛媛県の南西部に位置し、人口は508,075人(2020.6.1現在)で、愛媛県の県庁所在地にして、四国で最も人口の多い都市でもあります。小説「坊っちゃん」の舞台として有名で、四国随一の「道後温泉」や日本の現存12天守の内のひとつである松山城など観光資源も豊富な街です。
-JR松山駅-
・路線 JR予讃線(高松-宇和島間)
・開業 1927(昭和2)年4月3日
・訪問 初訪問-1994(平成6)年1月
・1日あたり平均乗車人員 6,982人/日 (2018年)
・近隣の都市駅 (高松方面) 今治駅⇒15駅
(宇和島方面) 伊予市駅⇒6駅
・鉄道での所要時間 東京駅から: 6時間8分
大阪駅から: 4時間15分
※AM9:00発での最短時間
▼本記事の写真は2009年8月当時のものを中心にお送りとし、特に断りがない場合は、この時のものを掲載します。
という訳でまずは駅名標です。
駅番号がY55とU00の2つが振られていました。Y55は西の高松駅からのナンバーリングで、つまり松山駅は高松駅より55駅目の駅という事になります。またU00は松山駅から西へのナンバーリングで、同じ予讃線でもここ松山駅を境に、番号体系が分かれるのですね。
開業は1927(昭和2)年と、意外にも昭和に入ってからの開業なのですね。これより40年ほど前の1888(明治21)年に既に現在の松山市駅が「松山駅」として開業しており、この駅の開業によって、松山→松山市駅へ改称となっています。という事で、現在ある沖縄を除く46都道府県の県庁所在地中心駅で、最も開業の遅い駅という記録を持っている駅でもあります。
記録ついでに、人口30万人以上の都市中心駅で、唯一自動改札のない駅でもあります。
四国最大の都市なので乗車人員の記録も??というところですが、これについては四国1位ではなく、高松駅、徳島駅に次いで3位との事で、東四国が関西圏に近いせいか強いのですね。
▼他のホームの様子も撮ってみようとしたものです。
この駅には2006年以来、大体2~3年に1度くらいの割合で来てはいるのですが、なかなかホームを撮ることがなく、ましてや全体像を撮ることなどほぼあり得ない状況です。
というのもやはり四国最大の街の駅であり、常に人がいるのでなかなかカメラを向けづらい、という事です。そこまでして撮ろうとは思っていないので。
▼改札すぐそばにある1番のりばのホームです。
ホームは2面3線と四国最大都市の中心駅の割に少ないです。分岐する路線がない事もあると思います。
ここに見えている特急「宇和海」は松山以西の特急で、松山から宇和島方面へのものです。岡山等から松山までは「いしづち」や「しおかぜ」などでやって来ることとなります。
そして出発列車の電光掲示が見えますが、宇和海は6:49の後は9:01と結構間隔が開きます。1日では16~17本あり、毎時1本との事です、この時間帯だけ開きすぎているのでしょうか。
それにしても、この駅は現在高架化事業が進んでいるのだそうで、当初は2017年度完成予定でしたが、計画遅れ・用地取得の長期化により2020年、さらには2024年予定にまで延期されているといいます。地上げが進んでないという事なのか…。
▼松山駅に来たらいつも食べるのはこの「じゃこ天うどん」です。
駅改札を出てすぐ左にある「かけはし」という、うどんそば等のお店で、丸亀製麺的にレール上にお盆を流して注文するスタイルのお店です。
個人的にこれを食べずに松山の街は歩けません!
▼駅前にあるバッティングセンターの「駅前スタジアム」周辺の様子です。アミューズメント系で目立つ建物の多いのが、この松山の特徴かと思います。
駅前広場を隔ててすぐにあります。
松山は、四国では高知と並んで路面電車の走る街であり、もう一つの市内拠点駅である「松山市」駅へもこの路面電車で行く事ができます。
▼松山駅の駅舎です。
人口50万を超す大都市の割に、小さな駅舎だなと感じます。
駅ビルやホテルなどが入っておらず、四国では高知駅同様コンパクトな駅舎となっています。構内にはコンビニもあれば、カレー店その他飲食店があったりして結構お店が入っているのですが、それを感じさせない謎のコンパクトさがありました。
▼最後の写真ですが、初訪問の1994年当時の松山駅の駅舎です。
現駅舎へと、すごく変わったような気がしますが、よく見ると真ん中の出入口付近が大きく変わっているのであり、他はあまり変わっていないのが今ここで見て分かりました。基本この建物に色々加工しての現駅舎なんだなと。
屋根上に看板的に駅名表示がある点など、昭和の色が残っていた事を感じさせます。