まだまだ続く、「赤穂線」シリーズです。
-JR伊部駅-
・路線 JR赤穂線(相生-東岡山間)
・開業 1958(昭和33)年3月25日
・訪問 2007(平成19)年6月
・1日あたり平均乗車人員
459人/日 (2019年)
・近隣の都市駅
(相生方面) 西片上駅⇒隣駅
(東岡山方面) 長船駅⇒2駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:4時間24分
大阪駅から:2時間1分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線
跨線橋 ★★☆☆☆ …屋根なし跨線橋
駅舎 ★★☆☆☆ …平屋駅舎
▼伊部と書いて「いんべ」と読みます。駅名標では「Inbe」ではなく「Imbe」になっていました。「ん」はmを用い、nはナ行の表記に使うのでしょうか?
JR赤穂線の備前市内の駅では、隣の西片上駅に次いで2番目に利用者数の多い駅です。
1958(昭和33)年の日生(ひなせ)駅から西側の延伸に伴って開業した駅です。
開業当初は「和気郡備前町」という自治体に属していましたが、開業後13年を経過した1971(昭和46)年4月1日をもって市制化に伴い「備前市」となりました。
▼ホームの遠景で、北口の駅前がバックになっていますが、高いビルが見えたり、沿線の中では結構な街にある駅という印象を持ちました。
周辺地図があるのも、その現われと思いますが、市の中心でなければ旧町の中心でもない所ですが、重要な地区としての役割は果たしてきていたかと思います。
▼島式のホーム側です。
こちらのホーム待合スペースは横壁もついていました。今のような寒い時期に横壁があるのとないのとでは全然違います。
また、この駅はメイン側と反対側にも出口があり、沿線で両側に出口のある貴重な駅でもあります。
▼2面2線のホームです。
この沿線で2面のホームがある時点で、比較的大規模駅といえます。
両ホームは屋根なしの跨線橋で結ばれており、階段はそれぞれ逆方向についていました。
右側がメインの北口ですが、大きな建物が駅舎になっていて、もちろん他の施設と合築ではありますが、赤穂線沿線になかなかこんな駅ないので、これだけでも貴重なものです。
▼北口の階段を下りて改札へ至るとこんな感じ、という景色です。
横断幕に「備前焼」の文字が見えますが、ここは備前市のなかでも「備前焼のふるさと」的な面が大きなウリとなっている駅です。という事で、「備前焼伝統産業会館」という施設もこのビル2Fにあると表示が出ていました。
▼屋根なし跨線橋の端の部分からホーム周辺を見下ろしてのカットです。
右側の写真は向こうが岡山方面で、左側のは兵庫県の相生・赤穂市方面となります。
▼跨線橋の南側へ伸びている様子です。
南側からも出られるようになっています。ここから東方面で両側出口のある駅って兵庫県の播州赤穂駅までないのではないかと思います。
▼というわけで伊部駅南口です。
北口は合築駅舎につき絶対同じ建屋になる事はないんですが、全くの独立した建屋として存在しています。
▼南口を出てからの駅舎の様子です。
自転車置場の印象が強かったです。
▼反対にこちらは北口の改札内ですが、やはり「備前焼」を前面に出していました。
備前市の中でも特に備前焼に特化した地区といっても過言ではなく、備前焼に触れたいならこの駅へ行けば良い、という事になります。
▼北口の駅前広場です。
メイン側の駅前で、それなりに整備された感がありました。
▼これも北口ですが、駅出てからの目線の様子です。
▼伊部駅の駅舎の一部です。
唐獅子?麒麟?みたいなのが描かれていました。
▼伊部駅の駅舎、メインの北口です。
新幹線駅のような大きな駅舎ですが、駅の設備としては、このうちのわずかな一角のみです。
ここまでの赤穂線各駅リンクです。
次は備前市最後となります。
(赤穂線シリーズ)
相生駅 ー 西相生駅 - 坂越駅 ー 播州赤穂駅 ー 天和駅 ー 備前福河駅 ー 寒河駅 -(日生駅)※掲載なしー 伊里駅 - 備前片上駅 - 西片上駅 - 伊部駅 -