久々の駅記事ですが、三条市では新幹線駅である燕三条駅をupした事がありますが、ここは燕市と三条市の境目であり、今回は純然たる三条市の駅である当駅をお送りしたいと思います。
-JR東三条駅-
・路線 JR信越本線(直江津-新潟間)
弥彦線(弥彦-東三条間)
・開業 1897(明治30)年11月20日
・訪問 2015(平成27)年8月
・1日あたり平均乗車人員 2,704人/日 (2018年)
・近隣の都市駅 (弥彦方面)燕三条駅→3駅
(直江津方面)見附駅⇒4駅
(新潟方面)加茂駅⇒2駅
・鉄道での所要時間 東京駅から: 2時間29分
大阪駅から: 6時間00分
※AM9:00発での最短時間
市街地の中心には隣りの三条駅などの方が近いですが、優等列車の停車や駅利用者数などで三条駅を上回り、市名に「東」を冠するにもかかわらず中心駅の座にあるという訳です。
開業当初は一ノ木戸(いちのきど)駅と名乗っており、現在の「東三条」となったのは開業後約30年の1926(大正15)年の事でした。
JR信越本線と弥彦線に属していて、弥彦線では終着駅となります。
東京駅からだと新幹線の燕三条駅の存在もあってか2時間半を切りますが、大阪駅からだと鉄道では6時間もかかってしまいます。
▼ホームは2面4線あり、2面のホームと南口駅舎とがこの跨線橋で繋がっています。
距離が長くて、跨線橋が長めになっています。
跨線橋は黄色い筋交いと底の部分は緑で、屋根の部分は水色と何気にカラフルでした。そして特に橋の部分のキュッと締まった感じが印象的でもありました。
▼4線あるうちのホームの2番線・3番線です。
この駅では、1~4番線ではなく、0~3番線という番号構成で、0・1番と2・3番の形になっています。
2番線は弥彦線の朝の便だけの使用という事で、かなり希少のようで、3番線は信越本線の上りに使用されます。
右側にある面を見ていると、1線のみに見えますが、もう1線が切欠き上にある為、見えていない状態です。
▼ホームを繋ぐ跨線橋の階段と橋の部分です。
階段は真ん中で手すりによって仕切られる形の双方向のものでした。駅によっては規模が小さいと、真ん中に仕切りがなかったりしますが、ここだけ見てもそこそこの規模である事は窺えました。
橋の部分は、全面的に掲示物が貼られていました。これもまた一定規模の駅である事が窺えました。
▼跨線橋を渡って、もうひとつのホームにやってきました。
右側の電車が停まっているところが切欠きにある0番線です。
▼0番線にある弥彦線の時刻表です。
朝7時台に2本ある以外は、1時間に1本あるかないかというところで、10、11時台は1本もなく、2時間以上空きが出ている格好です。
ワンマンカーと注記している箇所がありますが、殆どがワンマンカーでないところが逆に驚きでした。
▼0番線ホームへ歩み寄ります。
弥彦線のホームに停まっていたいわゆる「湘南カラー」の電車です。
▼ホームには「三条カレーラーメン」の幟が立っていました。
「名物」とも冠してありました。
70年の歴史があるといわれ、2009年にはコンビニで販売されたといいます。
スープっぽいものやカレーのルウっぽいものや色々なタイプがあるようで、この東三条駅のエリアや北三条駅のエリアにもこのカレーラーメンが食べられるお店が点在しているようで、カレーラーメンを提供しているお店という点では市内に70店舗以上あるともいわれています。
▼改札を出て外へやってきました。
「東三条駅前案内所」とデカデカと出ているように、市の中心っぽさが感じられました。
ここにはバスの2番のりばがあり、加茂市などへ行く便が出ていました。
▼こちらはバスの1番のりばです。
長岡や寺泊という港の方、また隣の燕市などへの便がここから出ていました(当時)。
また、京都・大阪などの高速バスもここから出ていました。
▼上の写真と駅前広場を隔ててほぼ向かいの位置にあるこのバス停標識は、それまでの写真の越後交通とは違うもので「新交西貸切バス」とありました。バスセンターにあたる三条営業所や高速バスとして新潟行きがありました。
ちなみにここから新潟までバスでは1時間強ほどで到着します。(平日1日4便、土日祝3便)
▼東三条駅の駅舎です。
割に多めのタクシーが停まっていて、ここにも市の中心である事が感じられました。
屋根上に看板が立っているところに昭和の佇まいが感じられました。
が、しかし…
実はこれは今や旧駅舎となってしまいました。
この写真が2015年当時ですが、この翌年2016年3月に駅がリニューアルされて、建物は変わっていないようですが、デザインなどが変わっているようで、屋根上の看板は駅名表示も含めて撤去されていました。
駅舎内にコンビニが入っている分、この辺りの地方駅では優等な部類に入るのかな、と感じました。
この時食べられなかったカレーラーメンを食べに行きたいものですね。