鹿児島県鹿児島市のJR鹿児島(かごしま)駅です。
鹿児島市は鹿児島県の中部に位置し、人口は589,959人(2022.8.1現在)で、鹿児島県の県庁所在地で、九州地方で4位の人口を誇り(福岡市、北九州市、熊本市に次ぐ)、1889(明治22)年に日本で最初に市制施行された31市の中にも入っています。
-JR鹿児島駅-
・路線 JR鹿児島本線(門司港-八代、川内-鹿児島間)
日豊本線(小倉-鹿児島間)
・開業 1901(明治34)年6月10日
・訪問 初訪問-1997(平成9)年4月
・1日あたり平均乗車人員
1,330人/日 (2020年)
・近隣の都市駅
(川内方面) 鹿児島中央駅 ⇒隣駅
(小倉方面) 帖佐駅⇒4駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:7時間31分
大阪駅から:5時間6分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★★★ …2面4線
跨線橋 ★★★★☆ …広めの通路
駅舎 ★★★★☆ …2F建
▼この駅を初めて訪ねたのは1997(平成9)年4月の事でしたが、この記事での掲載写真は2009(平成21)年訪問時のものをお送りします。
「鹿児島駅」として市名を名乗る駅名になっていますが、実質的な中心駅は「鹿児島中央駅」(元・西鹿児島駅)です。
その鹿児島中央駅は、ここ鹿児島駅の隣にありますが、中心の座を中央駅に取られた格好で、この市名を名乗る駅がものすごく寂れて見えてしまっています。
同じように市名を名乗りながらメインでない駅というと、「山口駅」を思い出します。
元々郡部の駅だった山陽新幹線「小郡駅」が合併で山口市になり、「新山口」駅になり、元々あった内陸部の「山口駅」が更に霞んでしまった感がありました。
同じ山口県の萩市でも「東萩駅」がメインで、ホテルなどもこの駅周辺にあったりしますが、隣は市名を名乗る「萩駅」でこの辺りは何にもありませんでした。
これらはそんなものすごい差がある訳ではないですが、鹿児島駅は利用者数からして鹿児島中央駅の1/10以下という大差がついた状態になっています。
メインではなくなったとはいえ、鹿児島駅は九州において、外周のメインとなる鹿児島本線と日豊本線という2大路線の境にあるキー駅の役目は果たし続けています。
▼ホームは2面4線で、両ホームはこの跨線橋で繋がっています。
といってもこれは2009年の姿で、その後2018(平成30)年に大規模な改築をしており、今このような形ではないかもしれませんので悪しからずというところです。
鹿児島中央駅と格差がつく一方かと思ってノーマークだったところ、まさかの改築されていました。今度鹿児島へ行く予定があるので、できれば改築後の最新形を目にしたいと思います。
▼当時の跨線橋です。
これも今あるのか分かりませんが、通路は広めで掲示物があちこち貼られていました。
出発時刻の電光掲示はここには無かったので、先の★では4つにしました。(電光掲示が跨線橋にあれば★5つ)
▼当時の跨線橋から覗いた様子です。
左側手前から通路があり、これが向こうの駅舎(茶色の建物)につながっていました。
この駅舎も今となっては先代という訳ですね。
▼駅出て目線その1のカットです。
県庁所在地の市名を名乗る駅前がこんな感じなの?と驚くかもしれませんが、鹿児島中央駅前と全然違って、懐かし気な風景がそこには広がっていました。
▼駅出て目線その2のカットです。
鹿児島市交通局の路面電車「鹿児島駅前」停留所が目の前にあります。
九州で路面電車が走る街というと、長崎と熊本とこの鹿児島くらいで、鹿児島には2系統あり、それぞれ約10kmと約6km走りますが、いずれも起点はこの鹿児島駅前となります。
▼鹿児島駅の駅舎(当時)です。
先代の4代目駅舎となりますが、2018年から現行の5代目駅舎となっており、もはやこれは貴重な過去の遺物?となりますが、現行の駅舎は白壁の和風建築様でした。
来月行くので、鹿児島中央にとどまらずできるまでここまで足伸ばしして訪ねて新駅舎をとくと拝みたいと思います。
どうしても新幹線で鹿児島中央駅まで行ってしまって、そこから余分に1駅、この駅までは足を伸ばせず、そういう部分も利用者数が10倍ほど差がつく要因になっているのでは?と思います。
この鹿児島駅の前は港があって船が沢山停まっているので、潮風に当たりたい時はもってこいです。
時間のある限りここまで訪ねて新駅舎を見て、この記事の続編としてupdate版を載せたいと思います。