今回は、特定の都市の記事ではなく、現在55歳の自分が20代からの旅を重ねてきて、そのスタイルの変化を綴りたいと思います。
●20代
大前提として「ネット環境がなかった」ことが挙げられます。
携帯を持ったのが28歳で、Web機能付きの携帯を持ったのが29歳の事でした。
この時は、とにかく「47都道府県を制覇する事」が最大の目的でした。
しかし22歳までの学生時代は金がなくて、泊まりの旅行などしたことがなく、人生における「旅行」のウェイトはかなり低いものでした。
社会人になってからは、休みの度に「〇〇県へ行く」という感じで日帰り旅に出て、西日本は行っていました。北陸の件を訪ねた時も、ホテルには泊まらずに夜行電車を乗り継いだりしながら行っていました。それも寝台じゃなくて列車の座席で前屈みになって寝たり、とにかく夜行列車を活用して、適当な寝方をしていました。全然無理がきくので、どんなことをしても平気でした。その代わり金のかかる「宿泊」はしない、といった感じで。
26歳で最初の会社を辞めてしばらく無職だったので、時間のある時に北海道を一周したり、九州を一周したりして、各都道府県を「制覇」していきました。
そして1999年中には、高知県を最後に西日本を制覇し、翌2000年は年明け早々ラッシュのように東日本を訪ね、2月の山梨県訪問を最後に「全47都道府県制覇!」を20代のうちに果たしました。

26歳以降は宿泊旅行が増えましたが、当時は電話予約とか一切せず、いつも行き当たりばったりで宿を取っていました。無職の時は平日に旅していて宿はがら空きだったし、休日でも盆やGWでないかぎり、安い宿は大抵空いていたものでした。飛び込みで泊まりに行って、満室で断られたことはほとんどありませんでした。
●30代
カレンダー通りの休みとある程度の貯金ができ生活が安定して、少しスタイルが変わりました。
といっても30代の前半はあまり旅行に行きませんでした。
後半は「駅めぐり」をよくやっていて、36~38歳頃は近場の沿線全駅を訪ねるとか、そういうのをやっていて、20代が都道府県制覇なら30代はより多くの駅を訪ねることが主眼で、やはり「深い旅」はあまりしていませんでした。

30代はネットで宿を取る事をやり始め、飛び込みで宿泊はほとんどしなくなりました。また20代の宿泊はとにかく安価優先で、駅から少しくらい距離があっても歩いていけるなら安宿を取っていましたが、30代はとにかく駅近のホテルを取ることが優先事項でした。駅めぐりをよくしていたので、あちこちの駅から歩くのでクタクタになっていましたが、とにかく健脚自慢というか、走ったり、歩きまくっていたのも30代の旅の特徴だったかもしれません。
●40代
この頃になると「じゃらんnet」で宿を取るのが定番でした。
そして40代最初のテーマが「日本全市制覇!」でした。
47都道府県は20代のうちに達成しましたが、今度は800近くある「市」の全訪問です。理想は「全市町村」訪問ですが、1,800近くあるうえアクセスが異常に困難なところもあり、会社員をしながらでは時間的金銭的に難しく、とりあえず「市」に目標を置き、44歳頃にはほとんどの市を訪問しました。
その後は、新しく市として誕生した所へ旅したりして、現時点でも全市訪問は維持しています。
旅のスタイルが変わっていった点としては、40代初めはとにかくあちこち行っては早歩きでかけ巡って次の所へ…という感じでしたが、後半は少ない場所でゆっくり過ごすようになっていきました。

もっと顕著なのは46歳頃から「温泉宿」に泊るようになった事です。温泉宿か、なければ大浴場のある宿を優先して取るようになりました。
「〇〇制覇」という事は大体やったので、1ヶ所を深くめぐる事に重点を置くようになり、あちこち忙しく回らなくなっていきました。
●50代
コロナ禍に入っていった事と、土日にゆっくり過ごすようになったこともあり、まず旅する頻度がかなり減りました。
3連休以上の大きな休みの前半にすることが多く、そこでできるだけ温泉宿を探して泊まる事をしています。
旅程を詰め込めない、というのを40代後半の時以上にしていて「〇〇だけ行ければいい」という感じで、すごく緩くやっています。
もう一つは、去年から始めた事として「シェアサイクル」の活用です。
それまでは歩きかバスだったので極端でしたが、その間の機能的な「自転車」、それも店に行って手続きして借りる方式は面倒なので、停めてある「シェアサイクル」をスマホで手続きして手軽に借りて、好きなサイクルポートで乗り捨てできる「Hello CYCLING」が超おススメです。

待ち時間なく、ある程度の距離を行けて、もれなく電動というところもありがたいものです。なので現在の旅のスタイルとしてはこれが最高です。
体調面では、以前は食後でもとにかく走ったり歩き回ったりしていましたが、それが体調不良につながると感じるようになり、旅の前はあまり食べないようにしています。
そうすると意外とうまくいくことが多く、食後に歩き回るとすぐお腹に影響が出るようになってくるなど、年齢による変化を強く感じつつも対策をしながら「健康第一」で旅することを目標にしています。
やはり年を重ねると旅のスタイルも変わりますね。体が動く自覚はあまりないのですが…。
でもこれも若い時に結構無茶な旅をしてきたからこそ、余裕をもって現在のスタイルにおちついたというのもあり、当時の後悔はまったくありません。
これからも旅を楽しみましょう!