岡山市の駅シリーズ、宇野線編の5回目、宇野線の途中駅では数少ない、大きな駅舎を持つ駅です。
-JR妹尾駅-
・路線 JR宇野線(岡山-宇野間)
・開業 1910(明治43)年6月12日
・訪問 2008(平成20)年8月
・1日あたり平均乗車人員
2,562人/日 (2021年)
・近隣の都市駅
(岡山方面) 岡山駅 ⇒3駅
(宇野方面) 茶屋町駅⇒4駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:3時間56分
大阪駅から:1時間32分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線
跨線橋 ★★★★☆ …自由通路
駅舎 ★★★★☆ …2F建(橋上駅舎)
▼JR宇野線に属し、宇野線開業の1910(明治43)年に開業し、1991(平成3)年に橋上駅舎化されています。
岡山駅から3駅、茶屋町駅から4駅とほぼ真ん中に位置しており、岡山駅からの距離は8.3kmとなっています。
岡山市内の宇野線の途中駅では大抵は通過してしまう「快速マリンライナー」が約半数停車し、それらの駅よりは優位性があり、岡山と茶屋町の間のキー駅といえます。
所属自治体の変遷については、以下の通りです。
1910(明治43)年 児島郡興除村 …開業。村の中心駅。
1971(昭和46)年 岡山市へ編入 …編入前の興除村人口は約7,300人
2009(平成21)年 岡山市南区 …岡山市政令指定都市移行に伴い、南区となる

▼ホームは2面2線で、立派な屋根付き跨線橋があります。
沿線の他駅では、1面1線だけとか、跨線橋があっても屋根なしの所が多いですが、単に跨線橋でなく自由通路となっており、それらに比べると明らかに優位性があります。

▼跨線橋前の様子です。
屋根の下にベンチが設けられていました。

▼駅前には高層マンションも見られ、駅利用者が少なからずいる事も窺えるというものです。

▼自由通路にはエレベーターが設けられ、これもまた沿線では優位性のある恵まれた設備を持った駅である事が分かります。

▼自由通路の様子です。
岡山市内の宇野線の途中駅で、こんな光景を見られるのはここだけです。
みどりの窓口が見えますが、2021(令和3)年に廃止されています。

▼駅から出て、駅前広場にあった看板です。
17年も前なので、今もあるか?Google Mapで周辺を確認した限りでは見当たりませんでした。
妹尾駅ですが、ここには「興除」とありました。
冒頭の自治体変遷で記した通り、開業時の自治体は児島郡興除村というもので、現在もその名残で「興除地域」とよばれています。

▼南口の駅前広場で、真ん中のロータリーの辺りです。
興除 00%元気、とありましたが、「1」が取れていて、元は100%だったんだろうなと思いますが、色々取れてしまっていました。

▼妹尾駅の駅舎(南口)です。
こちらがメインの側になります。
近々の記事でお送りしてきた岡山市内の駅は平屋か、駅舎がないところもあったり、小さいところばかりでしたが、2階のある駅は初の紹介になると思います。
駅舎を見ても宇野線のキー駅のひとつである事が分かり、実際利用者数も沿線の市内他駅と桁違いで、その10倍ほどはあります。

▼こちらは北側駅舎です。
同じ形で向きだけが逆になったものです。
階段下り切った所の庇の部分まで同じものとなっています。

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