-JR彦崎駅-
・路線 JR宇野線(岡山-宇野間)
・開業 1910(明治43)年6月12日
・訪問 2008(平成20)年8月
・1日あたり平均乗車人員
272人/日 (2021年)
・近隣の都市駅
(岡山方面) 茶屋町駅 ⇒隣駅
(宇野方面) 宇野駅⇒6駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:4時間19分
大阪駅から:2時間17分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線
跨線橋 ★★☆☆☆ …屋根なし
駅舎 ★☆☆☆☆ …駅舎なし
▼JR宇野線の駅で、途中で分岐する茶屋町駅(倉敷市)から玉野方面へ進む際の一つ目の駅で、つまりは純粋に宇野線だけの駅で最も岡山駅寄りに位置していて、岡山駅からの距離は18.1kmです。
宇野線としては、ここから岡山駅方面は、隣の茶屋町駅が倉敷市に属し、その先の駅も違う自治体に属していて、4駅先の備中箕島(びっちゅう・みしま)駅から再び岡山市に属するという形になります。
1910(明治43)年に宇野線の開業と同時に開業された駅で、当初は「味野(あじの)」駅という名称でした。
後の自治体名変遷は以下の通りですが、1949年以降は前回の備前片岡駅と同じです。
1910(明治43)年 児島郡灘崎村 …「味野駅」として開業
1914(大正3)年 同上 …「彦崎駅」へ改称、駅名は現在に至る
1949(昭和24)年 児島郡灘崎町 …灘崎村が町制施行。休止中翌年再開業
2005(平成17)年 岡山市へ編入 …編入前の灘崎町人口は約15,000人
2010(平成22)年 岡山市南区 …岡山市政令指定都市移行に伴い、南区となる
利用者数備前片岡駅より若干多い状態となっています。

▼ホームは2面2線ですが、向こうに見える屋根なし跨線橋はホーム同士をつなぐ形ではなく、駅外の両側をつなぐ自由通路的なものとなっています。
左側は1番線ですが駅南側のメインではない方で、右側の2番線の方に駅設備が集中しています。
ここもまた駅舎のない駅で、宇野線だけが通るこのエリアでは、当駅、備前片岡駅、迫川とすべてが駅舎のない駅となっています。

▼1番のりばの待合スペース中身の様子です。
前面が剥き出しになった室外型ですが、幅は広く取られ横壁はついていて、また天井に蛍光灯も設けられていました。

▼駅跨線橋兼自由通路です。
駅利用者だけでなく、南北を行き来する人々にも利用されている訳です。

▼跨線橋から眺めた駅前の様子です。
メインの南側ですが、これは17年も前の姿で、今に至るまでちょいちょい変わっていて、Google Mapで現在の姿を確認すると、右端に隠れている所は理容店ではなくなっていたり、真ん中少し右の白洗舎クリーニングの看板のある建屋は跡形もなくなっています。

▼北口の階段を降りた側です。
駅の階段ではないせいか、下の部分も独自の創作がなされ、階段裾は波状型になっていました。

▼これはホームから見た出口周辺の様子です。
待合スペース横の隙間のような所から出るようになっていました。
隙間のように見えますが、点字ブロックも通っていたので、紛れもなく正しい出入口なのでしょう。

▼南口駅前広場の様子です。
だだっ広くスペースがとられている感じでした。
駅舎があるように見えますが、自販機の向こうにある建物は、上の写真にあった2番線ホームの裏側であり、そこに駅名の表示がなされ、駅舎然とした形になっいました。

▼上の写真のアップの形で、駅舎(代わり)のカットです。
待合スペースの裏側に駅名だけでなく、標語の看板とか表示とか色々あって、駅舎も同然ですが、駅舎ではないんですね…。

↓これまで訪問したJR駅の記事はコチラ
