-JR備前片岡駅-
・路線 JR宇野線(岡山-宇野間)
・開業 1939(昭和14)年1月1日
・訪問 2008(平成20)年8月
・1日あたり平均乗車人員
206人/日 (2021年)
・近隣の都市駅
(岡山方面) 茶屋町駅 ⇒2駅
(宇野方面) 宇野駅⇒5駅
・鉄道での所要時間
東京駅から:4時間19分
大阪駅から:2時間17分
※AM9:00発での最短時間
・駅規模ランク
ホーム ★★★☆☆ …2面2線
跨線橋 ★★☆☆☆ …屋根なし
駅舎 ★☆☆☆☆ …駅舎なし
▼JR宇野線の駅では岡山市内で最も岡山駅から遠い迫川駅の手前に位置していますが、その距離は20.9kmと、やはり岡山駅から20km以上の距離があります。
宇野線が開業した1898(明治31)年に遅れること約40年、1939(昭和14)年になって開業した駅です。
開業時既に、栃木県矢板市に片岡駅という駅があった為、「備前」が冠されました。翌1940(昭和15)年に一旦廃止された後、10年後の1950(昭和25)年に再開されたといいます。
その後1968(昭和43)年には岡山方面へ約300m移転されたといいます。
駅開業後の自治体名変遷は以下の通りです。
1939(昭和14)年 児島郡灘崎村 …開業時。灘崎村の中心駅
1949(昭和24)年 児島郡灘崎町 …灘崎村が町制施行。休止中翌年再開業
2005(平成17)年 岡山市へ編入 …編入前の灘崎町人口は約15,000人
2010(平成22)年 岡山市南区 …岡山市政令指定都市移行に伴い、南区となる
利用者数は迫川駅より若干多い状態となっています。
旧・灘崎町の中心部に近く中心駅と記されているものを見ましたが、そんな雰囲気は感じられず、灘崎駅という存在もなく曖昧な感じでした。どちらかというと、隣の彦崎駅の方が往時の賑わいの片りんが感じられました。

▼ホームは2面2線で、両ホームは向こうの屋根なし跨線橋で繋がっています。
階段幅とほぼ同じなくらい、通路幅が狭いと感じました。

▼屋根なし跨線橋の上から見下ろしたホーム周辺の様子です。
2つの線路がすぐに合流しているのが見えます。

▼これも跨線橋からの見下ろしカットで、駅前広場周辺の様子です。
駅舎がない割に、自転車置場はキッチリ整備されていて、またロータリー状になっていて、植樹やモニュメントもあったりして、かつての町の中心駅的な雰囲気も感じられました。

▼両ホームにそれぞれ同じタイプの待合スペースがあります。
駅舎のない駅で、手前の2番ホーム側が出入口のある方で2番線の方に駅名表示がなされていますが、駅舎なしの駅で両側同じ形の待合スペースってなかなか珍しい気がします。

▼これも駅を出て、ホーム周辺のカットです。
外側の長い通路が分かり易く見えると思いますが、駅がちょっと小高い所にあって、それが坂になっているのも分かると思います。

▼駅出入り口のある側の2番線の待合スペースの様子です。
駅舎代わりでもあり、駅情報のほとんどがこの中に集約されていました。
駅舎がない割に(←これ多用してますが…)、両側に室内型の待合室があるのも珍しい気がします。

▼駅前広場にかつての灘崎町の中心駅であった事が窺える看板がありました。
「叱って下さい うちの子も」となんとも印象的なフレーズで、昔は普通にあった事ですが、今だったら他所の親に叱られる筋合いはない!という親がいそうな気もします…。

▼さしずめ駅前通りといいましょうか。向こうに見えるのが駅で、真ん前にこんな道路が通っていました。

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