続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

生活と思い出と世の中と(1996年)

遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。28回目は1996(平成8)年です。

O-157による食中毒が流行ったり、再び自民党政権へ戻ったり、巨人の「メークドラマ」があったり、色々な一年でした。

 

●仕事

最初に入社した会社で年を越した最後の年でした。つまりこの翌年2月に退職を切り出し、3/31付で退職しているので、そういう事を考えながら働いていた日々ではありました。会社が平日休みだったので、平日開催の転職フェアみたいなのに行ったりしてました。

また最初の会社は異動が激しくて、その中にあって1/1~12/31まで全く異動がなく、最初の会社では同じ勤務地で過ごした唯一の年でした。

 

●ニュース

ダイエーイトーヨーカドーが元日から営業、と話題になっていました。当時ダイエーがうちの近所にあった事もあり、この日に売り出されていたMacのパソコンを買いました。

当時同業の商業界に身を置いていたので、元旦営業か…!と思いましたが、元日だけが「休み」だった自分は、とりあえず客入りがどんな感じか気になって、行ったついでに初めてパソコンを買った訳です。当時の上司から「うちも元旦営業すると言ったら、いくら手当てが出たら出勤する?」と聞かれたりもしました。「いくら積まれても出ない!」と言いましたが(笑)お金の問題ではない、と。

村山内閣が年が明けてすぐ、退陣を表明したのも驚きでした。55年体制を崩しての当時の社会党首班の内閣だった訳ですが、残念でした。

当時からおじいちゃん感のあった村山首相ですが、現在も御存命であることに驚きます、御年98歳。時々近況がニュースとして入り、ご健在が報告されています。

村山内閣に代わって、橋本龍太郎氏が首相となりました。以前から政界のホープ的存在でしたが、ここで就任となりました。また「民主党」が結成されたのもこの年でした。

羽生善治氏が将棋のタイトル七冠を独占したのも話題になりました。後に藤井聡太氏が脚光を浴びますが、そういうもののハシリ的な活躍と話題の取り上げ方をされていた事を感じます。

アトランタ五輪が開催され、マラソン有森裕子選手が銅メダルを獲得し「自分をほめてあげたい」という発言が流行語大賞になりました。

O-157が発生してニュースになりましたが、今のコロナみたいに厳重な感じでなかったし、一過性のものという感じが結構ありましたね。

 

●もちもの

先述の通り、MacのPCを買いました。当時はWindows95が前年に出て、一般層に「パソコン」というものが急速に普及し始めた時期でした。

それまではパソコンなんて「マニア」の持ち物だった訳で、インターネットは「パソコン通信」と呼ばれるマニアのもので、今では当たり前になったパソコンを「当たり前にし始めた」のがこの時期だったと思います。

 

●訃報

岡本太郎さん …「太陽の塔」作者として名高く「芸術は爆発だ」のフレーズも有名

三橋美智也さん …戦後歌謡界を牽引した流行歌手

横山やすしさん …「やすし・きよし」で漫才ブームの頂点に君臨。派手な趣味と破天荒な生活ぶりも話題に。

司馬遼太郎さん …ノンフィクション作家の重鎮

金丸信さん …自民党の重鎮にして副総理まで務めた政界のドン。

高橋悦史さん …渋みのある俳優として「必殺仕舞人」や「鬼平犯科帳」などで活躍

フランキー堺さん …「赤かぶ検事奮戦記」などユーモアと味のある役者、「霊感ヤマ感第六感」の司会でも人気

非常階段・ミヤコさん …若手女性漫才師「非常階段」として活躍も病により早世

山形勲さん …闇のフィクサーなど力を持った重鎮的な悪役を得意とした俳優

坂本新兵さん …朝の番組「ママと遊ぼうピンポンパン」のシンペイちゃんとして子供たちに親しまれた

渥美清さん …「男はつらいよ」の寅さんとして国民的人気俳優

小林昭二さん …ウルトラマンのキャップに仮面ライダーおやっさん、「西部警察」シリーズでもおやっさんを演じた俳優

藤子・F・不二雄さん …ドラえもんなど国民的アニメの原作者として大人気を得た漫画家。

塚本信夫さん …「帰ってきたウルトラマン」の隊長、「仮面ライダー」のおやっさん小林昭二氏の足跡をたどった俳優

安田伸さん …クレージーキャッツのメンバー

柏戸 …大鵬と共に横綱として君臨し、柏鵬時代をつくりあげた横綱

武原英子さん …清純派女優として活躍、「太陽にほえろ!」ゴリさんの最初の恋人役も。にしきのあきら氏と結婚後引退も後に復帰。