(2014年1月当時)
沖縄市は、沖縄県・沖縄本島の中部にあり、人口は142,858人(2022.1.1当時)で、人口では県庁所在地・那覇市に次ぐ沖縄第2の都市として、また沖縄本島中部の中心部として機能しており、また鉄道のない市では日本一人口の多い都市でもあります。
▼最初はこの写真で。
国道330号線の起点とありました。
市内の中心地である「コザ十字路」の付近ですが、沖縄が本土返還された時この辺りは「コザ市」という異例のカタカナ市名でしたが、2年後の1974(昭和49)年に「沖縄市」になりました。コザの名が自治体から消えて、沖縄市ってなんだよ?と当時の地元の方々は思ったんだろうな、と思ってしまいます。
▼その「コザ十字路」交差点です。
沖縄市は鉄道が無い為、中心地が分かりにくいのですが、とりあえずバスでこのコザまでくれば、それなりのものはあります。初めて沖縄市に来たのは1997(平成9)年の事でしたが、夜だったこともあり、ろくに写真も撮っていませんでした。
ちなみに那覇バスターミナルから、このコザ十字路バス停まではバスで約1時間10分です。料金的は890円とありました。
▼銀天街
という通りがありました。
コザ十字路のすぐ近くです。
,ネットで見てみると、コザでの「ディープなスポット」のようです。
下にアーケード撤去中の記事がありましたが、本記事はそれより前の2014(平成26)年の様子につき、アーケードはバリバリに残っていますが、その当時の様子という事で。
▼上の写真のゲートのすぐ向こうです。
商店街のゲートの向こうがこんな狭い通りなのか!という感じですが、なるほどディープな訳です。
▼銀天街のアーケードです。
これが2020(令和2)年より撤去作業が始まったという記事があちこちで見られました。翌2021(令和3)年1月には撤去されたようです。
約40年親しまれてきたとあり、1978(昭和53)年にこの通りが誕生したというので、その時にできたのでしょうか。
通りを歩いてみたら、なかなかゴーストな感じでした。当時が正月1月4日であったというのもありますが、あちこちサビサビなのが衰退具合を感じさせるものがありました。
▼アーケードのない、別の通りを歩いてみると、そこそこ開店してるお店がありました。
▼越来城(ギークぐすく)水辺公園
というところへ来ました。
水辺でのんびりとできるエリアでした。
お城としては越来(ごえく)城と読まれたりしています。
15世紀ごろに築城されたと推定されますが、沖縄戦で壊れ遺跡的なものはほとんど残っていないそうです。この公園は2008(平成20)年に整備されたとありました。
▼沖縄市のマンホールです。
市の木・ビロウと市の花・ハイビスカスが2ヶ所ずつ配された形になっています。
▼右側のバキバキに壊れた部分に目がいって撮ったものです。
▼エイサーのまち 沖縄市
とありました。
沖縄は、三線などの楽器店が一定数あるのが大きな特徴の一つと思います。
エイサーというのは沖縄本土の盆踊りにあたるもので、とりわけこの辺りは「太鼓エイサー」というものが主流で、ここも太鼓が売っていたようです。
▼通りに、沖縄市観光案内がありました。
観光案内というか、宿泊施設と公共施設の紹介の側面が強いものでした。
▼上の写真の沖縄市マップのあった通りです。
この辺りはディープではなく、普通の通りだった印象でした。
▼一番街
という商店街がありました。
ここもまた郊外店舗の発展により、今後の活性化が求められるような状況で、本土での駅前商店街のような、鉄道のない沖縄においても同様の問題があるのですね。
▼壁画とかシャッターの絵とか、たいへん色鮮やかなものがありました。
ひとつは仮面ライダーの○ョッカーみたいなのがいました。地○大使みたいな(笑)
マークはなんのものでしょうか??気になりました。
▼通りがかったカラオケ喫茶の店先にこんな写真がありました。
1961(昭和36)年の日活青春スター大集合 という形のものでした。
石原裕次郎さんを中心にスター勢ぞろいって趣向のようですが、今から60年前の貴重なお宝ですよね。
左側の写真が振るメンバーで映っているものですが、左から…
清水まゆみさん
和田浩治さん …10代で主演として活躍、その後「大岡越前」同心役
吉永小百合さん …国民的大女優
笹森礼子さん
石原裕次郎さん …国民的スターのタフガイ
浅丘ルリ子さん …日活黄金期のスターにして大御所女優へ
中原早苗さん …芸能一家として有名
赤木圭一郎さん …若くしてゴーカート事故で早世
まぁ錚々たるメンバーですね。
今でも「かわいい」と思える女優さんもいました。左端の清水まゆみさんなんて、今でもこんな子いるよなって感じでした。
▼沖縄市のマンホールで別バージョンのものがありました。
エイ坊にサーちゃんって、エイサーな訳ですね。
▼商店街を出て街へ。
沖縄市はコザを中心に商店街周辺を色々とめぐりましたが、国際色の濃い沖縄において、ひときわその要素の色濃いのがここ沖縄市の大きな特徴の一つといえ、場所によったら「アメリカに来たの?」ぐらいな感じでした。