(2005年8月当時)
▼今回は2005(平成17)年と16年も前の様子ですが、現時点で最初で最後、焼津市を訪ねた時の様子です。
まずはこの「焼津駅前商店街」のカットです。「Port road」とありました。
この商店街は、小泉八雲が愛したという浜通りと焼津駅とを結ぶ商店街との事です。という事で、歩道のみアーケードつきの街並みが続いていました。
焼津といえば漁港というぐらい有名で、カツオ・マグロの遠洋漁業で知られますが、2020(令和2)年の漁業水揚げ額はこの焼津が全国1位(412億円。5年連続1位)です。特にマグロは全国シェアの約1/3を誇ります。
▼焼津駅を東口から100mほど南へ進んだ所に、この「めがね橋」があります。
めがね橋というからには横から撮るべきでしたが当時そんな発想がなく、こんなカットしか撮っていませんでした。
流れているのは小石川という川です。
▼新焼津漁港
というのもあるのですね。
と思っていましたが、地図上でいう焼津港が新焼津漁港にあたり、ここにある焼津漁港は旧ではなく、もう少し南にある小川港というもののようで、これらを総称して焼津漁港というようです。
旧の焼津漁港もあった訳ですが、新焼津港に取って代わられ、老朽化のためにこの少し後の2007(平成19)年になくなったようです。
▼上の写真でも既に船が見えていますが、港に近づいてきました。
新港1号陸こう なる表示がありましたが、「陸こう」というのは、普段はこのように開いていますが、増水時にはゲートのように塞ぐ施設の事です。新港=新焼津漁港ですね。
▼焼津漁港超低温冷蔵庫
がありました。
水揚げから輸送までの一貫した水産物の流通を可能にするべく建造された施設です。漁船の魚倉に匹敵する-65℃冷蔵室を有するといいます。
普通の冷「凍」庫で-18℃くらいで、ロシアで一度-65℃を記録した際には歩いていた若者複数人が凍死したという程です。
▼いかにもマリンな感じの?風景が飛び込んできました。
これぞ港町という感じですね。
日本有数の漁港に来たと思うと、一層素晴らしさを感じました。
▼焼津漁港の表示がありました。
日本に13ヶ所しかない「特定第3種漁港」です。
これは「水産業の振興のために特に重要な漁港」として指定されたもので、焼津以外には以下の港が挙げられます。
◎八戸(青森) ◎気仙沼、石巻、塩釜(宮城) ◎銚子(千葉) ◎三崎(神奈川)
◎境港(鳥取) ◎浜田(島根) ◎博多(福岡) ◎長崎(長崎) ◎枕崎(鹿児島)
やはり日本有数の漁港、な訳です。
▼焼津港から沖合を眺めての様子です。
遠洋漁業が盛んとの事で、この沖合ずっと向こうで漁をしている訳で、それも遠洋漁業だと1度の航海で数ヶ月~1年にもなるといわれ、平成、令和になっても残る過酷な仕事と感じます。
▼焼津港を離れ、街なかへ再び。
「大崩海岸」と写真入り標識がありました。
実際に「おおくずれ」と読み、いかにも大崩れしそうな断崖絶壁という感じですが「東海の親不知」の異名を持ち、実際に崩落が多く、50年前の1971(昭和46)年には崩落に伴い乗用車1台が下敷きになり、今はここを通らずバイパスが設定され静岡と焼津の通行が可能になったといいます。
なんだか観光地みたいにこれを見るだけでは感じますが、怖い所ですね。遠目に見るには絶景なのでしょうが…。
▼最後の写真ですが、焼津駅へ戻る途中「やいづ黒潮温泉」というのがありました。
15年以上経った今でも現役で営業しているようです。
この当時は「1,000円ぽっきり」と表記していますが、現在は1時間コース、2時間コース…などあるいはフリータイムもあったり、コースごとの料金設定になっているようです。
気がつけば15年以上も行ってなかった焼津、また久々に行きたいと思いました。お魚も食べずに立ち去ってしまいましたし…。