三重県伊勢市、JR/近鉄 伊勢市駅からの旅です。
(2006年2月当時)
▼今からもう15年前の姿になりますが、最初の写真は「山田館」という老舗旅館です。
何せ伊勢市に来て初めて、インパクトがあったのはこの建物でした。
当時の撮り方がアレだったんですが、画面に収まらないくらいの迫力、という感じでした。(単に全体像が撮れてなかっただけですが…)
百年以上の歴史をもつ老舗という事で、また高級旅館の雰囲気も存分に出ていましたが、HPがありました↓
▼伊勢市駅からの歩道です。
「神宮参道まちなみづくり」としてイラストがありました。
「お伊勢さん」はあまりに有名ですが、さてアクセスはどうなんだろう?というのがあるかと思います。
伊勢神宮はまず「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」で構成されており、「外宮」の方は伊勢市駅から歩いて5分程度の場所にあり、これもいわば外宮への参道で、観光客も駅から気軽にまず外宮へは歩いてアプローチできるという訳です。
▼伊勢市駅と外宮との位置関係的に分かるもの?です。
外宮は駅近です。
▼外宮の入口へと程なく到着しました。
外宮は俗称で、正式には「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」といいます。
豊受大御神という神が祀られており、衣食住・産業の守り神として崇拝されています。
▼豊受大神宮 宮域図
がありました。外宮の案内図です。
▼外宮の敷地内です。
外宮は、面積的に内宮の1/10程度と小さく、また内宮はここから徒歩で約1時間程度の所にあり、この時も内宮へはバスで移動しました。
ここではまだ、参道に緑が生い茂る光景で、建物は見えていない状態です。
▼お伊勢さんは社寺の風格もそうですが、個人的には木の根にすごく見入った印象があり、特に外宮はその印象が強かったです。
長年この地に鎮座して「この地に根差している感」というか、植物にそんな強い生命力のようなものを強く感じました。
▼本格的に境内を進んでいきます。
▼大鳥居がありましたが、前回の富士宮市の浅間大社のようなド派手なものはなく、建物も含めて割に地味に見えるものが多く、いい意味で派手でなく華美な印象は受けませんでした。
▼外宮の神楽殿です。
外宮で最も鮮やかな建物ってこれだったかもしれません。
▼こんな感じの質素さを受ける建物が多かったです。
代わりに周りの木々などの醸し出す雰囲気が歴史を感じさせるものがあり、重厚という感じがよく当てはまると感じました。
▼これは本宮よりひとつ格下の「別宮」と呼ばれるもののひとつで「土宮(つちのみや)」といいます。地主の神が祀られており、また別宮で唯一、東を向いているといいます。
▼こちらは同じく別宮の「風宮(かぜのみや)」です。
風雨を司る神様が祀られています。
古来雨風は農作物に多大な影響を与えたので、丁重にお参りされてきたといいます。また元寇の時の「神風」にまつわるところでもあり、元軍10万を全面退却させ未曽有の国難を救ったとされ、その霊験あらたかなる事により、元々杉の木のもとにあった小さなお社が一躍別宮に昇格したといいます。お宮のサクセス・ストーリーとでもいいましょうか。
駅から歩いて外宮をめぐった後は、内宮へ移動しますが、これ以降は次の記事にて。