島根県安来市、「島根/安来⑤ 広瀬Ⅲ・1991年のヒロセン」につづく安来市第6弾となります。前回同様過去写真の掘り起こしですが…
(1992年4月当時)
▼今回は初めて、旧・能義郡「伯太(はくた)町」の町域をお送りします。
1992(平成4)年4月の事となりますが、この当時は現・安来市ではなく旧・伯太町の頃でした。
旧・能義郡として平成の大合併前までは「広瀬町」と「伯太町」の2町で構成されていて、広瀬町は月山富田城で、伯太町はチューリップの里として観光資源のある町(自治体)として運営されてきました。(今では共に「安来市」になりましたが…)
今からもう29年も前の姿ですが、それでもこの辺りは大きくは変わっていないのではないかと思います。そしてここは島根県道1号線です。
溝口伯太線という事ですが、このうち「溝口」は鳥取県(西伯郡伯耆町)であり、鳥取-島根両県跨いでの約20kmの県道で、島根県道1号線であると共に、鳥取県に入ると「鳥取県道1号線」となります。両サイドが田畑ののどかな風景に家がポツンとある感じの街並みでした。
▼これは旧・伯太町内で中心的な伯太郵便局です。
伯太町は江戸時代に「母里(もり)藩」という藩が存在しており、古風な街並みの
残る街もありますが、その辺りへはこの時行く事ができませんでした。この郵便局は割に町の中心部に近い所にありますが…。
▼伯太郵便局付近のカットです。
川沿いに集落が開けていて、やはり水と共に文化が発展するんだなと感じました。
▼伯太町案内図
がありました。
中心地はさらに詳細な地図が載っていました。右が北になります。結構山で覆われている感があり、南下すると更にそれが顕著になる感がありました。島根県の南東端で鳥取県と接しています。
チューリップの絵も描かれているように「チューリップの里」であり、時期的にも4月上旬だった訳ですが、そういう場所へは出くわせませんでした。「チューリップ祭り」が毎年行われますが、最近はコロナ禍で中止になっているようです。
それとこの当時はあまり街並みに興味がなく、それらを全然撮れていなかったのも後悔ものでした。
というのも再訪しようと思っても、なかなか時間のかかる場所でもあるので。
▼最後に携帯画面のアップロードを載せますが、
まず左側は「伯太町 観光」で検索したマップ画面です。
それにしても大してヒットしなかったなと…。
そんな中で「母里の風車」は多数のチューリップが満開の時に一緒に撮るととても画になるだろうな、とネットで調べて思いました。
「オーベルジュ天空別邸 母里」は、古民家リノベーションした空間で、本格フランス料理が出る、超高級宿にして、挙式・披露宴もできるスペースで2017年にオープンしたそうです。(HPリンクは下につけています)
右側の画面は、市内の中心である安来駅へのバスの乗換案内のものです。
町内の中心に相当する「伯太庁舎」から安来駅へのバスでのアプローチです。25分くらいで着くようにはなっていますが、前後のダイヤが2時間ぐらい空きがあるのが難点です。先述の「なかなか時間のかかる場所」というのは、よく時刻を確認なしいとタイミング次第では、ものすごく時間がかかってしまうという事なのです。
最近でも何度か行こうと思ったことがありましたが、緊急事態宣言が出たり、途中の伯備線で特急「やくも」の間引き運転があったり、とても行ける状況ではないかなと静観しています。それもあって、古写真を引っ張り出して記事にしたという事です。