続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

島根/安来③ 広瀬Ⅱ・渋い建屋づくし

島根県安来市島根/安来② 広瀬Ⅰ・月山富田城を覗く令和初の旅に続いて旧・広瀬町シリーズ第2弾です。

(2019年5月当時)

▼前回記事で街並みを多く取り上げていましたが、街の景色の方が限定的でこんなカントリーな風景も見られた訳で、街の景色ばかりではなかった訳です。

ちょっと街からそれれば、思い切りカントリーになるのが島根県だなと感じます。

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▼再び街の景色に戻ります。

左側の写真では「安来牛乳」の名前の上になんともノスタルジーを感じさせる絵が載っていました。昭和何十年代のものだろう?と思わされます。

で、この牛乳を販売していた「安来乳業」ですが2019年(つまりこの訪問年)の3月に廃業したばっかりでした。フルーツ牛乳がウリのひとつのようで、廃業はかなり惜しまれたようです。

 

右側の写真は「パンプキン」とありますが、これは地元企業の「長谷川製パン(有)」というところの直営店の名前ですが、その直営店がここなのか別の場所にあるのかよく分かりませんでした。

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▼通りがかりの家具屋さんのPOPが面白くて撮りました。

「家具じまい!」とか「ト料」とか、、見入ってしまいました。

右下は家具ではなく「がく」とありました。額も売っていたのでしょうか。

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▼さて、当初広瀬バスターミナルから出て右側(安来市中心地から離れる側)を進んできましたが、ここから先はターミナルまで戻ってさらにこれを越えて、安来市中心方面へ歩を進めました。

右側の写真で左向こうに見えるのは、JAしまねの広瀬支店です。

バスターミナルからの道のりで金融機関系の公共機関は特に触れませんでしたが、それは安来市中心部からバスターミナルまでの道のりを全然歩いていなかった為で、中心側へアプローチすると各施設へ出くわすようになります。

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▼という事でJAしまね広瀬支店です。だいぶ年季が入っていそうですが立派な建物ですね。

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▼広瀬小学校の通学路として表示がありましたが、昭和っぽい絵の割に最近書かれた感があってこれまた見入ってしまいました。

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▼2枚上のJAの建物によく似ていますが、すぐ近くにはこの「安来市役所広瀬庁舎」がありました。前の「広瀬町役場」です。一見すると同じ建屋か見紛うほどそっくりでした。

定礎:1966(昭和41)年とあり、この当時でも築50年を越え、かなりの年季が入っていました。

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▼広瀬庁舎一帯から少し離れて、街を少し見下ろしたところです。

山間にできた集落という感じです。

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▼再び街に戻りますが、これは安来市中心部方面で、前回記事の辺りとはバスターミナルを隔てて逆方向となります。柱には「本町」とありました。

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▼島根の名水

ということで説明板が出ていた一角です。

広瀬藩の歴代藩主が「お茶の水」として使用していた井戸があったといい、時の藩主が「不昧公」とよばれた松平治郷に師事して茶道を学び、広瀬藩では不昧流が盛んになったとありました。

そんなところから水が出ていて、蛇口も設置され「お汲み下さい」とありました。

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▼その名水が置いてあったのは、この「吉田酒造」というところのものでした。

その名もズバリ「月山」というあまりにご当地そのものの名づけがされたお酒を造っているところです。

平成29(2017)年に全国新酒鑑評会金賞を受賞したといい、通算18回受賞したとありました。金賞といっても全国№1という事ではなく、入賞の銘柄が400数点あり、うち金賞が200数店あるような感じでした。この後は「入賞」にとどまり、昨年度はコロナ禍もあり選考がなかったといいますが、県内屈指の酒蔵がここにある事だけは間違いないです。

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▼吉田酒造の酒蔵のすぐそばに川がありました。

蔵の建屋がすごく立派でしたね。黒壁にいくつも庇のついた窓がアクセントになり、横側の白壁とのコントラストも素晴らしかったです。

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▼さらに北へ、安来中心方面へ進めてターミナルから離れていきます。

商店街的要素が強く、まちの電気屋さんもありました。

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▼洞光寺

というお寺がありました。

曹洞宗の寺院で、1468年開基とされる歴史あるお寺です。

当主尼子氏の菩提を弔うお寺であったようですが、月山富田城の落城に伴い主要寺院は松江へ移ってしまったそうです。そんな中で災害にも遭いつつ残り続け、本堂は1789年再建のものとされています。

他の建屋と廊下で繋がっていたり、鐘楼や石垣など荘厳なもの多数、といった感じの見どころの多いお寺でした。

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▼さらに北へ、今度は新市町というあたりです。

立派な建物が軒を並べていました。

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▼勝願寺というお寺のふもとにこんな木造建屋がありましたが、渋すぎて撮らずにいられませんでした。木が反って曲がってずれて…年月が作り上げた風景そのものという感じでした。

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▼化粧品店であったようですが、「百貨店」という名前でした。

百貨店というと大きな商業施設を思い浮かべますが、昔はこういう百貨店もあったんですね。

そしてその辺りは「市立病院入口」というバス停がありました。本数は少ないながら色んな行先の路線がありました。

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▼家並みが並ぶ長いエリアから抜け、郊外の道路へ。

ピュアレという店舗群の一角があり、近くにラーメン屋があったのですが満員気味でやめました。広瀬のターミナル辺りでは街並み写真を多数upしましたが、飲食店などほとんど見られず、食べる場所に困っていました。

だいぶ歩き疲れたので、右下のベンチでしばらく休んでいました。

その後の行程は次記事で御紹介ですが、雰囲気がガラッと変わります。

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