(2013年9月当時)
▼若葉駅からこの若葉病院前というバス停まで、バスでやって来ました。
このバス停「若葉病院前」と、この路線である「坂戸市内循環バス」は現在はもうないそうで、しかもこの訪問時期が2013年9月の事ですが、それから2ヶ月と経たない2013年11月1日をもって、この坂戸市内循環バスが廃止され、路線再編されたといいます。
その路線再編で乗合タクシー型ある「さかっちワゴン」と、「さかっちバス」として生まれ変わって現在に至るといいます。
現在は「さかっちワゴン」というバスの「みよしの線」という路線で、若葉駅から8分の所に「聖天宮(若葉病院前)」というバス停にて代替となっているようです。現況調べた限りでは、この路線は1日5便しか出ていないのでアクセスする場合は要注意です。若葉駅から歩いて行く場合は25~30分で行き着きます。
▼当時の若葉病院前バス停の周辺です。
こんな何にもない所を観光したの??と言われそうですが、その通りです。
しかし、ここからいくらも歩かない所が今回の目的地なのです。
▼目的地が見えてきました。
左に見えている、コレです!
何にもない野っぱらみたいなところに、突然現れる煌びやかな空間。
更に進んでみます。
▼入口の門まで来ました。
およそ日本的でない空間がここにはありました。
▼メインの建物へ。
申し遅れましたがここは、「五千頭の龍が昇る聖天宮(せいてんくう)」という、台湾・中国道教の「お宮」です。
日本ではここ以外にこのような建物はほとんどなく、大変珍しい「台湾を感じられる日本」であり「埼玉の台湾」ともいえる空間です。
HPがありました。
▼聖天宮のまずは「天門」の建物を色んなところから撮ったものです。説明板と共に。
この建物は1981(昭和56)年に着工され、実に15年もの歳月をかけて1995(平成7)年に開廟したものてす。
なんでこんな場所に?という事ですが、この建物は台湾の大法師が長年の闘病生活を経て不治の病が治癒した事に感謝し、すがれるものを造ろうとした時に場所を探していたところ、日本国のこの場所に!というお告げがあったといいます。その縁でここに国内唯一の台湾様式のお宮が誕生したという訳です。
▼天門と中の建物との全体像です。
ホントに、ここは日本か??となります。
▼中の建物の様子です。
まだ朝早かったので開門しておらず、中まではしっかり見れず、外から建物を写したに留まりました。拝観は10時~16時という事です。
中へ入ると線香やお参りなどもでき、台湾同様の楽しみ方ができますが、時間の都合でそこまで居られなかったので残念でしたが、拝観時間帯なら楽しめますのでお勧めです。
ここにいると日本にいる事を忘れそうなくらい、台湾然とした雰囲気でした。
日本の台湾、埼玉の台湾、何にもない所にこれしかないのですが、坂戸では日本に誇れる観光名所と思います。特に土産物店とか他の賑わいがある訳でなく、単体でにぎやかな場所ですが…。台湾人に「降りてきた」ものが、坂戸市の誇れる観光名所になったという偶然の産物ではありますが。
▼最後に改めて、天門の素晴らしいカットを。
ただただ素晴らしい…(語彙力)って感じですが、素晴らしい以外の言葉が出ませんでした。