松山市ではJR松山駅をupしたことがありますが、これと並ぶ松山市のキー駅のご紹介です。
-伊予鉄道/松山市駅-
・路線 伊予鉄道高浜線(高浜-松山市間)
横河原線(松山市-横河原間)
郡中線(松山市-郡中港間)
花園線(松山市-南堀端間)
・開業 1888(明治21)年10月28日
・訪問 初訪問-2006(平成18)年8月
・1日あたり平均乗降車人員 27,175人/日 (2015年)
・近隣の都市駅 (高浜方面) 大手町駅⇒隣駅
(横河原方面) 見奈良駅⇒12駅
(郡中港方面) 松前駅⇒7駅
(南堀端方面) 南堀端駅⇒隣駅
・鉄道での所要時間 東京駅から: 6時間27分
大阪駅から: 4時間36分
※AM9:00発での最短時間
▼本記事の写真は特に断りがない限り2014年当時のものを載せます。
四国最初の鉄道駅のひとつであり、開業は1888(明治21)年で既に開業130年を超えた歴史ある駅で、開業当初はこちらが「松山駅」でした。
開業後約40年の1927(昭和2)年に現在のJR松山駅が開業したことにより、こちらを松山駅としたいが為に駅名改称を迫られる圧力がかかったそうで、松山「市」駅を名乗らされる格好となりました。しかし駅の乗降者数は当駅が四国一だそうです。
この駅名標は高浜線と横河原線の被りの部分にあたり、石手川公園方面は横河原線で、大手町方面は高浜線となります。
▼ホームは駅ビルの1Fフロアにある感じで、複数の路線が乗り入れています。
またホーム間の移動は地下道となり、ここにもエスカレータが見えています。
JRは岡山などの本州から乗入れや、四国や愛媛の各都市からの乗入れがあるのに対して、この伊予鉄道は松山市内の各所や近郊都市(東温市・伊予市など)の乘入れが主となるかと思います。
▼上の写真とホーム上で反対向きのカットです。
階段とエレベーターでもホーム間を行き来する事ができます。
▼鉄道駅の松山市駅の改札を出て、駅舎外へ出てきてすぐの路面電車のホームです。厳密にいえばここは松山市駅ではなく、表示があるように「松山市駅前」停留所となります。
JR松山駅とはこの路面電車でつながる形で、またバスでも繋がりますが、松山市駅の鉄道ホームからJR松山駅へはアクセスできないようになっています。
しかもこの路面電車はいくつもの路線があって、乗る電車を間違うとJR松山駅へ正しくいくことができないので要注意です。
ちなみにバスでは両駅間は7分、路面電車では9分が標準とされています。個人的にはバスで行った方が間違いにくく確実と感じます。
夜はこのあたりの景色がまた一段と奇麗になります。
松山駅前にもホテルがありますが、ここの「市駅」の前にもホテルがあります。
▼松山市駅前の一角の様子です。
「花園町」という表示のついた歩道のアーケードがついていました。
▼同じく花園町の表示のあるアーケード付き商店街で、向こうが松山市駅となっている向きのカットです。左側の少し高い建物のほうが「市駅」の駅ビルにあたります。
バスと路面電車が一緒に走っている状態もよく見られます。
市駅から出て、左へ進んでから直角に右折する感じです。同じ「市駅」である和歌山市駅もこんな感じだった気がします。
▼松山市駅の駅舎です。
左側の大きな建物が「いよてつ高島屋」の入った駅ビルの格好です。
元々は「いよてつそごう」てしたが、そごうの破綻により高島屋と教務提携して現在の形になっているといいます。四国の百貨店としては最大規模であるともいいます。
向こうには観覧車が写っていますが、屋上に「くるりん」と呼ばれる観覧車があり、直径45m、最高点で地上からの高さ85mに達するという事で、松山城や瀬戸内海などを望むことができるといいます。