(2020年8月)
▼大仙市へは冒頭の駅記事リンクを見ると分かりますが、2006(平成18)年8月に訪ねていました。ただこの時は、本当に駅の真ん前しか行ってなかったので、14年ぶりに思い切って行ってきたもので、関西の地元から空路ではなくひたすら新幹線で、約7時間かけてここ大曲駅に到着しました。
新幹線ホームを出て、在来線ホームへ移る時に見かけた「駅名の由来」です。
大抵こういうのは「諸説あり」になっていて、ここも例外ではないようで、
①雄物川がこの地域で大きく蛇行していた説
②大麻(おおま)が良く育ち、それを刈る「大間刈り」が大曲になった説
と2つの説が紹介されていました。
▼大曲駅構内通路には沢山の「花火」についての写真が飾られていますが、その代表的な1枚といっても過言ではないのがこのカットです。
「大曲の花火」
大仙市のこのエリアは旧は大曲市といって、2005(平成17)年に平成の大合併で合併する前は人口約38,000ほどの市でした。
花火で有名な街ですが、花火大会ではなく、ここにあるように「全国花火競技大会」をやっています。日本三大花火大会かつ日本三大花火競技大会のひとつであり、両方ともに該当するのは、ここ大曲と土浦(茨城県)のみです。
競技大会なので、単に花火を上げるだけでなく、全国の花火業者がエントリーして「競技」し、数々の賞が用意されています。総合優勝は内閣総理大臣賞であり、これがあるのも全国でここ大曲と土浦の2か所のみです。また国務大臣翔を含めた賞の数は土浦よりも多く日本一です。
ちなみにこの大会は毎年8月最終土曜日に行われており、例年ならば来週8/29に実施されるところですが、このコロナ禍により今年は中止、というか1年延期という形になっています。
▼駅記事でも載せていましたが、駅自由通路の「ハミングロード」です。2006年当時同様にありましたが、その頃よりもだいぶ写真パネルが埋まっているのではないかと思われます。
▼これも2006年当時の駅記事に同様の箇所での写真がありましたが、駅階段を下りる目線のカットで、今はこのようなものが飾られていました。天井から大きなポスターが吊り下げられている点は当時と同じでした。
▼駅舎真ん前の花火玉を象ったオブジェです。
花壇に比べてこの大きさでした。
▼駅前広場を出ると、こんな感じで「花火通り商店街」が始まります。
商店街という感じの華やかさは、この眺めからはあまり感じられませんが、随所に案内板があり、観光者の目を飽きさせない工夫はなされているなとは感じました。
▼これは前回2006年、今から14年前の同じ「花火通り商店街」のゲート周辺です。
夜で暗くて、全くの定点観測でもない為、単純比較はできませんが、大方は変わってないかな、というところです。
この時は、向こうにもフラットなゲートが見えていましたが、現在は撤去されているようです。
▼花火通り商店街入り口ゲート付近にあった「秋田県観光案内」です。
駅の看板にもありましたが「ユタカな国へ あきたびじょん」というフレーズがここにもありました。秋田県のキャッチコピーだそうです。
右側の名所案内の紹介は、秋田県というよりこの近隣自治体も含めた「田沢湖」や「角館」「乳頭温泉郷」などが載せられていました。
大仙市の花 …コスモス
大仙市の木 …ケヤキ
大仙市の鳥 …カワセミ
として、秋田県観光案内看板の隣にありました。
▼大曲駅前のいたるところにこのような説明板が配置されていて、ここで⑬となっているので少なくとも13以上は立っているだろうという所ですが、これはまず駅についての内容です。
駅の位置についてはここにある田口岩蔵翁が説得を重ねて反対勢力を抑え1904(明治37)年に開業し、花火通り商店街については1907(明治40)年に整備したという事でした。
▼花火通り商店街をまっすぐ進むこととしました。
本当は交通機関を使って名所をピンポイントで行く事も考えましたが、帰り時間が読めない等々あり、この駅前のMAPを見て「結構見どころあるな!」となったので、大仙市の旅はこの駅前通りを攻める事に決めました。
この番号は案内板の番号と思われ、先の大曲駅の番号が⑬で、こんなに立てられているのか!となったので、少しでも見てやろう、と歩みを進めていきました。
▼明治25年頃の大曲村絵図
というのがありました。
1892年という事で、まだ大曲駅の開業10年以上も前の様子です。
その後駅などができたことにより、まちが大きく開けたようですね。
▼花火通り商店街を進みはじめた所です。
昔ながらの雰囲気満載のお店が多数並んでいました。
▼その名も「花火通り」バス停がありました。
コミュニティバスでは「つつどんルート」というのが通っていました。
羽後交通は1時間に1本以上はあるようで、コミュニティバスは1日5便のみなのでダイヤを見ながら利用する必要があります。
さて、ここまで花火通り商店街の割と入口のところまででしたが、一度ここで記事を切って、次は本格的な商店街めぐりに入っていきます。