に続く江南市の記事第2弾です。
(2018年2月当時)
今回記事では江南駅から南隣の布袋駅近くまで徒歩移動してのところとなります。
▼そして早速…
やってきました。布袋駅の北約500mの地点、
江南市で見たかったもののひとつ、
「布袋の大仏」
です。
高さ18mあるという大きなものが、歩いていて街の中に突然現れます。
1954(昭和29)年に名古屋のきゅう師が大仏造営を思い立ち作ったもの、との事で歴史的な何かがある訳ではないようです。
という事で個人所有の大仏であり、この大仏とその後ろにある治療院の建物が繋がっているという色々と異質なタイプの大仏さんでもあります。個人所有の大仏師は日本最大級、愛知県に数か所ある大仏のうちでも最大規模のものです。
▼前からの布袋大仏の姿です。
奈良の大仏やら教科書で見るようなものよりいささか表情が豊かに思えました。
体格的にはやや貧相なような気も。
色がコンクリート色であることも雰囲気に影響しているのでしょうか。
▼布袋の大仏の説明板です。
1949(昭和24)年より5年の歳月をかけ、私財を投げ打っての造営、戦後で生きるのがやっとの状況で苦難の中、造られた事が書き記されていました。そしてまた奈良の大仏よりも大きいという事も。
▼大仏のところを離れて布袋駅へ向かう途中、ヤバすぎるくらいのコンクリート色そのものの高層マンション廃墟群に行き当たりました。
これだけのマンションがすべて廃墟になるとは…!!なんと勿体ない…というところですが、全体的に柵がなされ立入禁止にされていました。
この布袋という地域は大仏が最も印象的ではありますが、この壮大な廃墟群もある意味印象的すぎました。
▼廃墟群を離れて、更に布袋駅方面へと南下します。
暫くこのような古風な街並みが続いていました。
廃墟&街並みフェチには、なかなかたまらないエリアでした。
▼更に布袋駅方面へ。
素晴らしい扁額と共に立派な建物の酒蔵がありました。
右からの読みで「創業寛政二年」とありました。寛政二年といえば1790年なので、創業後230も経つわけですが、「楽の世」というブランドのお酒を醸造している「丸井合名会社」の酒蔵です。
▼布袋、というからにはやはりこの「布袋さん」です。
ボコッと腹の出た存在感たっぷりの七福神のひとつですが、七福神の中でこの布袋だけが唯一、実在する人物がモデルとなっており、9~10世紀の中国の禅僧がモデルといわれています。
突き出た腹と共に存在感を放っているこの布袋(ぬのぶくろ)ですが、これはお布施を受けたものは何でもこれに入れて歩いていたといいます。
▼布袋駅近くまで来たところで、駅の高架ホームを名鉄の赤い電車が走り抜けるところです。
この時の布袋駅は前年の2017(平成29)年に上りホームが先行で高架化され、下りホームはまだ高架化されていない状態(2020年6月に高架化)でした。
なのでこのような片側が高架で、もう片側が地平というレアなショットになった訳で、そんな中を電車が走っているショットを撮れたのはたいへん幸運でした。
という訳で、布袋駅までの道のりでした。