(2018年10月当時)
▼東郷駅からバスで約10分で、ここ宗像大社前のバス停に着きました。
宗像大社はこのすぐ左にありますが、これと別に「道の駅 むなかた」というのがあり、これはここから3kmほど離れた所にある立地になっており、なかなかいろんな所を一度に行くのが難しいものですね、この辺りは。
▼上の写真でもチラッと見えていましたが、バス停向かいには郵便局があり、その名も「宗像大社前郵便局」でした。
▼宗像大社前郵便局の少し向こうに立っていた不思議な木造建屋です。
真ん中がシャッターでかつては個人商店だったのでしょうか。周りに何もなしにポツンと時の流れに取り残されるように建っていました。
全国に6,000ほどある宗像大神をお祀りする神社の、ここが総本宮という素晴らしい神社なのです。
そして、2017年には「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群ということで世界文化遺産登録されています。
▼宗像大社の大鳥居です。
高くて立派なものでした。
宗像大社の起源は日本神話まで遡るとの事で、天照大神が素戔嗚の剣を噛み砕いてプッと吹き出した破片から生まれたのが宗像三女神である、などの話がありました。また「古事記」では胸形と表記されたといいます。
具体的に何年創建というのが見受けられませんが、その辺りが不明なくらいずっと以前からの歴史があるというものでしょうか。
▼拝殿の辺りです。
立派な建物にお守り祈願殿も含まれていました。
▼平成ノ大造営として寄付を募る看板が出ていました。
平成25~33年との事で、平成33年は来年(令和3年)に当たります。という事でこの事業はここにある第三次事業が継続中なのでしょう。工事総額は19億円で、2,000円からの奉賛金を…と記してありました。
▼参道を歩くうちにソフトクリーム屋さんに出くわしました。
北海道生乳ミルクと佐賀嬉野の抹茶、そしてそのハーフとが売られていました。
▼上のソフトクリームのうち、この時買ったのは……
この嬉野の抹茶ソフトでした!
てっぺんまでしっかり盛り上がった感じで早く食べないと、上から落ちてきそうでした(笑)
▼当時の文部省指定「史跡」としてこの宗像大社境内の紹介がなされている説明板がありました。
まずこの宗像大社は以下の三つより構成されています。
・中津宮(なかつぐう) →大島に鎮座
・辺津宮(へつぐう) →ここに鎮座(今回記事の場所は、この辺津宮です)
沖津宮からは、古墳時代から平安時代にかけての貴重な祭祀資料が多数出土している旨が記されています。
▼境内には立派な庭園スペースがあり、池もこのようにありました。
▼そして池といえば…ですが、向こうに見えました、鯉です。
ここには鯉のエサが売っていました。
無人のここから取ってお金を箱に入れる方式ですかね。
▼結構な数の鯉が居ましたが、それでは鯉の様子をどうぞ。
餌は買えませんでしたが、人が来ると「餌をくれるんじゃないか」と寄ってくるので、いつも鯉がいると見入ってこうして写真を撮ってしまいます。
▼狛犬が迫力満点でした。
石造ではなく、青銅などの金属系でしょうか…?
▼本殿です。(拝殿と共に国指定重要文化財)
屋根の裏側が朱色で表は茶褐色という感じの配色でした。
現在の本殿は1557年の焼失により1578年に再建したもの、とありました。
戦国時代真っ最中に再建された割には華やかな雰囲気、などとの評がありました。
この辺りを治めていた宗像氏というのは古代より豪族として君臨し、それが戦国時代まで残ったというなかなか稀有な例かと思いますが、この再建から10年と経たないうちにお家断絶となってしまいます。また歴代氏族はほぼ一貫して「宗像氏〇」と名乗っていました。(氏隆、氏道などと)
▼高宮参道とありました。
少しだけそれた形で位置する「高宮」への道です。高宮は社殿のない古代祭場です。
▼これらは摂末社として、本殿周辺に24のお社があり、121の神様が祀られているといいます。
▼そして、この時ここで何とも印象的なものとして見つけたのが、この「みあれみくじ」です。
1回500円
空くじなしで23等まであり
というのに惹かれて、500円払い運試し!してみました。
▼運試しの結果…
23等までのうち「16等」
熊手(小) が当たりました!
▼おみくじで当たった熊手を持って、神社境内を外れてこの標識に従って進みました。
▼宗像大社の向かいにある「海の道 むなかた館」です。
常設展示で宗像の歴史の流れを紹介し、時に特別展示があるといいます。
▼この向かいの宗像大社含め世界文化遺産登録されており、これに関連するコーナーが館内にありました。
▼むなかた館を出て、帰りのバス停へ。
行きのバス停とはほぼ真向かいにあるバス停ですが、ダイヤはこんな感じであまり多くはありません。東郷駅行きは1時間に1、2本、天神行きは1時間に0、1本という感じでした。ここもやはり神社での時間を過ごす時に事前に「いつのバスに乗るか?」事前に調べておく方がベターです。
▼最後に、このバス停からの路線図です。
●東郷駅前行き
●天神中央郵便局前行き
と2つありました。
この時は、天神中央郵便局前行きに乗って1時間ほどバスで寝ていました。天神は博多周辺の交通の要衝であり、どこへ行くにも便利な場所です。
東郷駅前行きだと、バスは10分足らずでまたJRに乗り換えて長々かけて博多へ行く事となり、敬遠してしまったため、東郷駅をもう少しよく撮る事が出来ずじまいでした。
尚、天神行きは特急バスとなります。