(2018年5月当時)
▼新鹿沼駅から、この標識にある「まちの駅 新・鹿沼宿」を目指して向こうへ歩いていきます。ここに来た時から目的地としていたのですが距離は「1.0km」と表示があり、十分歩いて行ける距離でした。
この時行きませんでしたが、この標識にあるもうひとつの「屋台のまち 中央公園」というのは、鹿沼の歴史的遺産である「彫刻屋台」が3台常設展示されており、また鹿沼三名園のひとつという「掬翠園」という日本庭園が復元されていたり、これはなかなか素晴らしそうな場所だな…と感じさせられ「行けばよかった」と後悔しました。
▼まちの駅へ向かう道中の1カットですが、昭和感満載の建物に思わず惹きつけられました。
▼これもまた昭和感ですが、、昔よくあった乾電池の自販機…お世話になったものです。壁に埋め込みってのがまたすごいですね、あまり見ないタイプです。
お札は入らないのですね…。
▼またまた昭和感シリーズですが、このようなものに立て続けに出くわした感じでした。
文具店の軒先ですが、ガチャガチャは今どきのものがあったものの、このコスモスの自販機です。自分の子供時代に殆ど見た事がなかったのですが、確かに昔見たジュース等自販機と似たようなタイプのものでした。
紙箱式自販機であったとの事で、1980年代前半が最盛期で、そのわずか数年後多額の負債を抱えたメーカーが倒産してしまったといいます。この時代に子どもとして生きていた割には縁のないタイプの自販機でした。
▼鳥居跡町という名のバス停です。
上の写真のカゴにも「鳥居跡」とあり、何のことかな?と思っていましたが町名なのかと。字名(あざな的なものかと思っていましたが、現在使われている町名だそうです。
▼こちらは寺町というバス停です。
あちこちにありますが、読んで字のごとくでお寺が集中しているエリアです。
ここに来たのは2018年のGWですが、これが明けた後の5/13に「鹿沼さつきマラソン大会」なるものがあり、通行止めになるとの看板が出ていました。
▼寺町にふさわしく、早速お寺に出くわしました。
浄土宗の「雲龍寺」というお寺です。
門前には「鈴木石橋 山口安良 先生菩提寺」なる石碑がありました。
鈴木石橋、すずきいしばし??と読みそうですが「すずき せっきょう」という人物だそうで、江戸時代後期の儒学者(1754-1815)です。私塾を開き貧門救済をしたり、飢饉に備えて私財を投じて米を備蓄し、天明の大飢饉の際にも大活躍をしたといいます。
山口安良(やすら)はもう少し後の時代の人物で、「押原推移録」なる著書を1830年に発行した、とありますがこの人物、生没年が1781-1865とされています。この時代に84歳(数えだと85歳)まで生きた?ってすごいですね。環境次第では晩年の写真が残ったかもしれないですよね?18世紀生まれで写真のある人物ってなかなか少ないと思うので、そういうのに興味あります。
脱線しましたが、この山門からお寺に入っていきます。
▼雲龍寺のプロフィールがありました。
山門を入ると「閻魔堂」があるといいます。
創建は鎌倉時代といわれ、平家の落ち武者の末裔が法然上人の高弟を招き開いたと伝わります。
元は大門宿にあったといわれる、と記されていますが、現在のさいたま市にある大門宿という宿場町の事ではなく、鹿沼市内の上殿町に大門宿という所があり、その地名の事だそうです。
▼山門を入って拝殿へのカットです。
GW時期で緑色濃い、春らしい雰囲気でした。
▼立派な鐘楼もありました。
釣鐘はどこか細くて、一般に持ってる釣鐘のイメージよりかなりスリムな気がしますが…
▼「閻魔大王」の扁額の記されたこれこそが閻魔堂です。
この時よく見ませんでしたが、ここに閻魔大王像があるといいます。
▼雲龍寺を出て街の中へ、こんな渋すぎる建物がありました。
これまたなんの建物なのか分かりませんでしたが、渋い佇まいにところどころ壊れてる感もあり、目が離せない建物でした。
▼幹線道を歩いていて出くわした「常陸屋呉服店」というお店ですが、創業120年を越える老舗だそうで、ということは19世紀の創業になる訳ですね。正確には1890(明治23)年という事で、130年になります。高いビルが建ってて、名手が建てた老舗感満載でした。
▼その呉服店に隣接する形でようやく到着したのがここ「まちの駅 新・鹿沼宿」です。
宿場町の「〇〇宿」に「新」が冠されるのは大変珍しいですね。
道の駅ではないですが、限りなくそれに近い雰囲気の場所でした。2011年4月にオープンしたといいます。この当時は2018年5月ですが、ここの幟にある「OPEN」はこの駅の開業を示しているものではないようです。
▼まちの駅の建屋ですが、これってどこかの駅舎みたいな感じですね。
色々立ってる幟を見ると駅舎感は薄れるのですが…。
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▼2018年当時の、このまちの駅のGWイベントの一覧がありました。
連日のようにイベントが組まれていて、企業努力というかそういうものが窺えました。
▼ずらり立ち並んだ看板、これは素晴らしかったです。
イベント満載感ありますよね。鹿沼に来たら、ここまで足を伸ばせば何かありそうだな、と思わせるものがありました。
▼「いちご市」へようこそ!
とありました。
うどん県のような…
▼最後は、まちの駅にあった「鹿沼 秋まつり」の自販機です。黒バックで渋くてインパクト大でした。