-東武/新鹿沼駅-
・路線 東武日光線 (東武動物公園-東武日光間)
・開業 1929(昭和4)年4月1日
・訪問 2018(平成30)年5月
・1日あたり平均乗車人員 1,806人/日 (2016年)
・近隣の都市駅 (東武動物公園方面) 栃木駅⇒7駅
(白石方面) 下今市駅⇒5駅
・鉄道での所要時間 東京駅から: 1時間51分
大阪駅から: 4時間51分
※AM9:00発での最短時間
▼鹿沼市ではJR鹿沼駅をupしたことがありましたが、今回は「新」を冠した東武駅をお届けです。
鹿沼駅の開業が1890(明治23)年に対して、遅れる事約40年の1929(昭和4)年に開業しており、当初より「新鹿沼」駅であったようです。
1929年がどんな年かというと…
・スターリンの独裁体制が完成
・阪急百貨店の開店
・近鉄花園ラグビー場が開場
・世界恐慌の発生
・東京駅八重洲口開設
などなどあったといいます。
世界恐慌は約90年前の出来事ですが、今起こっているコロナショックはそれにも匹敵するとか越えているとかいわれていて、このご時世がいかに特殊なものであるかという事を感じさせられます。
東武の中では鹿沼市の中心駅的存在で、隣の北鹿沼は桁違いに利用者が少ない、小さな駅です。
▼駅名標下部にある時刻表です。
新宿方面のものですが、1時間に概ね2~5本と関東圏域の大手私鉄にしては本数が少ない印象で、何十分とあきのある時間帯もありました。
終電は22:23と実に早く、しかもその前の便とは1時間も開いていて、夜の需要があまりないエリアなのかな?と感じてしまいます。
▼ホームは2面3線になっていて、こちら側は1線のみです。
前面スモークシールドの独特の顔をした車両が印象的でした。
▼反対側の島式ホームを含めた様子です。
鹿沼市の看板があったりして、東武での中心駅的な立ち位置にある事が窺えました。
向こう側は駅裏の形になりますが、割と普通に住宅街でした。
チェンソーカービングとは、木を切るあのチェンソーで造る彫刻の事ですが、ここ鹿沼は「木のまち」である事からこの像が造られた経緯があるそうです。
また、芭蕉と鹿沼の関係ですが、鹿沼の地に宿泊し「「入相の鐘も聞えず春の暮」」という句を詠んだのだとか。
▼駅から見た、駅前広場と向こうには駅前通りの様子です。
高い建物は少なく、ただ駅前通りの右手前にはやや高めのマンションが建っていました。
▼新鹿沼駅の駅舎です。
鹿沼駅に匹敵する規模という印象でした。
鹿沼駅との距離は約2kmあり、この駅から北東に位置しており、鹿沼市役所はこの両駅のほぼ中間地点に存在し、どちらもがJRと東武でそれぞれ中心駅的な位置づけであることを感じました。
ここからは「まちの駅 新・鹿沼宿」へ行きましたが、これも市役所のすぐ北に位置している格好で、この駅からでも鹿沼駅からでも少し歩きますが、この駅からだと徒歩12分程度で行けます。