岐阜県中津川市、岐阜/中津川① 中津川温泉「ホテル花更紗」の夜に続く中津川市の旅の様子です。
(2019年7月当時)
▼この時泊まった「ホテル花更紗」を出てすぐの所です。
偶々泊まったホテルの場所が宿場町「馬籠(まごめ)宿」の近くにあり、またバスで行けるという事だったので、最寄りバス停まで歩いていくところでした。前々から馬籠宿や妻籠宿にはかねてより行きたいと思っていましたので(この時は馬籠宿しか行っていませんが…)
ホテル前はこんな感じでひっそりとしていて周辺に何もなくて、ホテルに泊まって温泉街に繰り出す…なんてことがない温泉地です。〇〇温泉といっても何軒もの宿で形成された温泉街がある所と、ただ一軒の温泉宿だけがある所と…そこはピンキリというものです。
▼ホテル花更紗最寄り(徒歩話約5分)の「中切」バス停です。理髪店の前にありました。
このバスは「北恵那バス」というところ運営ですが、少しおいて「中津川市巡回バス」のバス停もありました。
で、北恵那バスの方は中津川駅行きと馬籠宿行きとがあり、ダイヤもここに載せていますが頻度的には御覧の通りで、1時間に1本程度です。中津川駅から馬籠宿へはバスで約25分です。
こちらは中津川駅行きのもので、この時実際行ったのは馬籠方面で、反対側の何もない所のバス停で雨の中バスを持っていました。ここ中切バス停から馬籠宿へはバスで約7分、240円でした。こんな近いので、ここまで来た行くしかない!と思って行きました。
▼これが反対側車線の、馬籠行きの中切バス停です(横になってしまいました!)。
実際にここからバスに乗って馬籠へ行きました。
1時間に1本程度しかないので、ホテルを出る時にある程度この時間を見て出てきました。雨の中でもあり長く待ちたくなかったので。また、バスで7分というのは歩いて行くには少し遠いかなというところで、早く着く事を優先しここはバスを選択しました。
▼という訳で程無く到着しました馬籠バス停です。
バス停標識3本立つほどのキーになる停留所でした。
中津川駅行き以外にも下呂・高山方面のバスもあり、長野県の南木曽町経由の便もありました。
▼上の写真とは向かい側の(中津川駅方面の)馬籠バス停です。
帰りはここから乗って帰りました。
バス停標識そのものは野ざらし状態でしたが、バスの待合場所は下の写真の馬籠宿マップの右に隠れている部分にあり、この時ここで雨をしのいでいました。
▼付近に観光案内図がありました。
上の写真とはちょっと違う形ですが、大体同じ場所にありました。
現在地を表す角の所を横切る形で、宿場町の面影を色濃く残すエリアが広がっています。
ちなみに馬籠宿は中山道43番目の宿場町として栄えた所で、いわゆる「木曽11宿」では最南端となります。
岐阜県中津川市なのに「木曽」??となると思いますが、中津川といえば平成の大合併2005年時に「越県合併」というものをした自治体で、当時長野県にあった「木曽郡山口村」が中津川へ編入されて岐阜県に転じており、ここがその地にあたります。
▼これは馬籠バス停を降りた時の左横の延長上の景色です。
観光バス用の駐車場に、向こうは田園風景が広がっていました。
ここに見えている風景は宿場町の通りとは全然違ったものでした。
▼中津川駅行きのバス停の角を左に曲がるこの地点から本格的に宿場町の街並みが始まります。
基本的に坂をずっと上っていくので少々しんどいです(笑)
この左側の建物は「JAひがしみの馬籠店」で、JAのスーパーみたいなお店でした。
ここへ着いた時は朝早くてまだ開店していませんでしたが、ウロウロしてた間に開店していました(笑) そのビフォーアフターもここにお送りします。
▼これは上の写真のJAと交差点で対角線上に位置する茶店です。
馬籠バス停付近で代表的な休み処といった感じの場所です。
写真からも雨の様子が見て取れると思いますが、結構あいにくのお天気でした。
▼さて、戻って坂道を上り続けて、馬籠の宿場町を歩きます。
この建物は「木曽馬籠 清水屋資料館」です。
島崎藤村ゆかりの家、とありました。「しまざき とうそん」なのですが、ふと思わず「ふじむら とうそん」と言ってしまいます(笑) 一緒やがな、って。
ここには掛け軸、書簡、写真や、馬籠の生活ともいえる数々の資料が往時のまま残っているといいます。
▼さらに続く上り坂。藤村の記念館まで300mって上り坂が続けば相当しんどいことになりますが、この先はどんなやら…と思いつつ道を進んでいきます。。
▼上の写真を上りきっても右へ曲がってもまだこんな上り坂が続いていました。
これは年輩の方には厳しいですよね…おまけにこの時のような雨模様では旅の条件としてかなり厳しいものがありますよね。
しかしこれを上っても価値あるぐらいの見応えのある建物が続いていくのもまた事実で、捨てがたい魅力というものでした。
▼上の写真の坂のつけ根?に当たる部分に建っていたものです。
なんといっても水車が目を惹きます。
もちろんですが、ここには水が流れています。
その様子は次の写真に。
▼傍に階段に沿うように(階段が後づけなのか)上から激しい水の流れが見られ、大きな水車と共にとても絵になる風景でした。
これもまた馬籠宿場町の象徴的なスポットかもしれません。
▼この水車のある建屋は「水車屋」という実にそのものの名前なのですが、中へ入ってみたら昔の住居の様子を伝える建物、と思いきや、このような水車発電をやっていて、その電力量も表示されていました。
▼さらに水車屋の中です。
往時を偲ばせる空間もあれば、それとはかけ離れた空間もあり、ひとつの建屋の中で実にバリエーションに富んだ間取りになっていました。
▼更に更に上り坂です。
やはり上り坂が続くのか…という感じで、だいぶへばって来ていました。
それでも目に飛び込む光景が高まります。
▼ここらでちょっと横道それると、田園風景を見下ろせる場所でした。
向こうの霞んでいる景色もいい感じでした。
道中ずっと雨であった訳でなく、小雨の時も、降っていない時もあったので、こうしてそこそこ旅できたのかな、というところです。
▼これも宿場町通りから外れた所のカットで、使われていないであろう建屋ですが、華やかな通りも一歩逸れれば全く違った顔を見る事になるな、という典型のケースに出くわしました。でも残っているのもまた貴重な事だとも感じました。
この後再びメインロードへ戻りますが、素晴らしすぎる景色が続き「さすが馬籠宿!!」となりましたので、一旦記事をここで切って、次の記事で更にその魅力をお伝えしていきたいと思います。