続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

JR高松駅 (香川県高松市)

香川県高松市JR高松(たかまつ)です

高松市は、香川県の中央部に位置し、人口は420,261人(2017.5.1現在)で、香川県の県庁所在地で、香川県の鉄道交通の中心であり、海上交通の中心としての側面も持っています。

-JR高松駅
【路線】
JR予讃線(高松-宇和島間)
      高徳線(高松-徳島間)

【開業】1897年2月21日
【訪問】初訪問-1989年3月
【1日あたり平均乗車人員】 12,579人/日 (2015年) 
【近隣の主要駅 (宇和島方面)坂出駅→8駅  
           (徳島方面)志度駅→9駅  


駅名標

ここへ初めて訪ねたのが実に平成元年!1989年の事でありますが、ここでは2009年訪問時のものを主にお届けしたいと思います。

「四国最北端の駅」とされ、JR予讃線高徳線に属していますが、分岐しているという訳ではなく、両路線が変則的ながら一応一続きになっている形です。この駅名標では、隣駅が両サイドではなく、同じ側に2駅記してあります。両隣駅が同じ方向にあるというのが変則的と書いた理由です。Yのあと番号がついているのは予讃線、Tの番号のものは高徳線の駅ナンバーで、ここ高松駅にはY番号とT番号の2つが振られている訳です。

しかし、本州から四国に入って東へ進むと高松止まりが殆どで、大体が高松で寸断される、個人的にはそんなイメージが強いです。岡山から出る快速マリンライナーもそうですね。初めて来た1989年当時、瀬戸大橋が開通してまだ1年程度の頃で、マリンライナーに高まりつつ乗った覚えがあります。

ことでん(琴平電鉄)の高松築港(たかまつ・ちっこう)駅は出てすぐ、徒歩2、3分程でアクセスできる距離にありますが、直接の連絡はしていない状態です。

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●ホーム

4面9線という広大なホームをもつ四国随一のターミナル駅です。

瀬戸大橋線の乗入れと、予讃線高徳線と、土讃線の乗入れ(予讃線と被りあり)もあります。

ホーム間を繋ぐ波形の骨組みが印象的です。

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●ホーム2

このすぐ下のカットのみ夜のものですが、改札を入った直後のものです。

全てがここで行き止まりの構造で、いわゆる頭端式ホームとなっており、その下の写真の通り車止めもあります。両隣の駅が同じ方向、と先に書きましたが、例えば予讃線でこの駅へ乗り入れる際にこの行き止まりまで進んで一旦停まり、高徳線はここから折り返す形で出ていく事となります。

予讃線高徳線の線路に少し被りがあって、この駅が突き出ている為にこのような構造になっていますが、これは昭和末期まで運行していた宇高連絡船の連絡駅という機能を有していた為といいます。

視覚的に分かり易い形で示すと、下の地図のように両路線が被っていて、やがて南と西へ分岐しています。県庁所在地の中心駅でこのような行き止まり構造はかなり珍しいと思いますが、やはり港連絡の役割からかなりその近くまで延伸していたという事でしょうか。全くの段差がないバリアフリー駅で、駅入口から各ホームまで階段なしでたどり着けます。神奈川県の横須賀駅もそうですね、横須賀の場合は駅舎も平屋につき、駅全体が完全バリアフリーですが。

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●舵輪

「だりん」と読みます。船の舵を切るハンドルですね。

ホーム上のうどん屋の前にありました。宇高連絡船の名残りですが、眉山(びざんまる)という宇高連絡船で操業していた船のものです。

この船は宇高連絡船初の車載客船で、重量約1,500t、乗船人員も約1,500人であったといいます。IHI(石川島播磨)で製造され、1947年から66年まで稼働し、この後は後進の船に現役の座を明け渡し、そのハンドルがここに残っているのですね。

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●駅構内

駅舎正面は網状のガラス張りになっていて、外がきれいに見えます。

広告看板があちこちにあるのが四国の駅らしいなと勝手に感じました。昔は駅舎外面にこういったものが多かったですが、今ではこのように構内に並んでいるのか…とも思いました。

2Fはカフェや飲食店がいくつか入っています。

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●海水池

駅前広場に出てきました。

港、そして海がすぐ近いという事もあってか、海水の池がありましたが、実は高松港と水路で繋がっているんだそうです。

そして石は江戸時代に築かれた護岸や石垣に使われていたものが使用されているという事で、何気に歴史も感じる事ができます。

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●駅前広場

車の入らない歩行者用のスペースが広く取られた駅前広場です。

下側の写真の左に見切れていますが、これが高松シンボルタワーで四国一高い建物で150m余りを誇っています。

この一連の建物はサンポート高松として、高松駅前再開発で生まれ変わった建物群で、1989年訪問後10数年ぶりに再訪した時に、前の駅舎や駅前の面影がなくてビックリしたものです。2001年に300m程移転した事もあり、尚の事面影薄であったのかもと思いました。

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駅前通り1

高松駅の駅前広場を出て、高松築港駅へ向おうとする短い直線道の様子です。

実質的な駅前通りは、この突き当たりでT字交差する道路になります。

それでもここへ行くまでにいくつかのうどん屋さんがあるので、それも押さえておきたいところです。

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駅前通り2

上の写真の通りを右折したところです。

左側に隠れている部分に高松築港駅があります。

この通りは、昔とあまり変わっていなくて何となく落ち着きました。

ここを始めて通った時に姫路駅の駅前(南側、お城と反対側の方)にそっくりだと思って歩いていました。とても感覚的なものなのでどこが、という訳ではありませんが、雰囲気がすごい似てたなと思いまして。

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高松駅 駅舎

21世紀になって来てみたら20世紀のものと全然違っていました。

右側が駅のスペースで、左側は店舗関連になります。

建物は向こうまでガラス張りである事がこのカットで分かりました(笑)

ことでんも港も近いこの高松駅、他の交通網の活用で更に旅の可能性が広がっていくというものです。

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