続々トラベルとかナントカ

日本全792市を訪問した駅や旅の記録です

青森/五所川原 佞武多の街あるき

青森県五所川原市JR五所川原駅からの歩き旅です。

(2013年8月当時)

●バスのりば

五所川原駅と駅前広場を隔てて向かい合うようにして建っているバスのりばです。

バスがそんなに頻繁に行き来していた印象はありませんでしたが、とにかくスペースはあるな、という感じでした。ただ路線数を調べてみると10数路線はあるみたいで、偶々行き来を見なかったのか、1路線あたりの本数が多くないのか分かりませんが、とにかく各方面へ出ているのは確かなようです。

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駅前通

中層ビルが立ち並ぶ商店街という感じの五所川原駅前通りです。

右手前のバス停は降車専用だそうです。

駅の真ん前に大きなバスセンターがあるのに、降車するのはそれより手前だとは…

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五所川原市 マンホール

虫送りと火祭りのデザイン、という説明がありました。

稲を病害虫から守る事を目的に伝わるご当地の慣習だそうです。

虫送りの虫はここにあるような龍蛇体状のもので、頭部は木で造られ、胴体は藁で造られるそうです。胴体が藁とか、なまはげの龍の顔バージョン?などと想像すると実物はかなり怖いように思います。

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●藤吉郎

かつては有名なレストランだったそうですが、駅前から人がいなくなり廃業に追い込まれたとありました。少なくとも2007年には既に廃業していたようです。

地図で見てもこの建物の部分だけ名前が入っていませんでした。建物の前面に紋があるところにもかつての由緒を思わせるものがあるのですが…

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●佞武多の館!

着いた頃が既に夕刻でもあり、かなり暗くなってきている中でもあったので、建物の中の灯りがかなりはっきり見えてきています。

2004年に開館した、佞武多の街・五所川原を象徴する新ランドマークとして期待される施設です。HPはコチラ

五所川原駅から徒歩で程無く着き、高さ20m余りの立佞武多が見られたり、結構ド迫力です。この時、中に誰もいなかったようですが、中には(途中まで)入る事ができて、一部の様子を垣間見る事ができました。開館時刻は9月までは19:00で、3月までは17:00までと時期により2時間も違うので要注意です。

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●館内

入るなり、色んなものが吊ってあって、大変華やかな雰囲気でした。

そしてやはり圧巻は大きな佞武多と太鼓台座!これは写真では伝わり切らないと思います、とにかく見るしか!というところで。

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●母神

佞武多の館をバックにする格好で立っているこの像は「母神」というタイトルで、この裏には作者について刻まれています。

その作者とは中野桂樹(1893-1965)という人物で、県内の木造町(現・つがる市)の出身という事ですが、ここにあるのは1957年に開催された青森県平和大博覧会の事業として別の場所に設置されていたのが元で、色々な機会を経て、現在は佞武多の館の建設を機に当地に移設されたといいます。

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●マンホール

いかにもご当地な感じのしかもカラーのマンホールに出会えて、こういうのは嬉しいですね。もちろん最初のやつもご当地らしいデザインですが。

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●商店街

佞武多の館を離れていくと、歩道の屋根つきの商店街に差し掛かります。

下2枚のうち、上側は五所川原駅に向かって振り返った格好のカットで、下側は逆に五所川原駅から離れていく格好のカットです。

盆時期の晩でもあったので、殆ど店は開いていませんでしたが、普段の日中であったとして、このうちどれほど開店してるんだろうか??というくらい、シャッター商店街の雰囲気はありました。

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●平凡食堂

なんともこのネーミングが…!どんな思いでこの名前をつけられたんだろう…と思わずにいられませんでした。

残念ながら「貸物件」となっており営業はしておりません。

食べログなどを見ていると、2012年まで営業していた模様ですが、この写真の2013年夏にはこの状態でした。がしかし、現在は「駅前食堂こう」という名前で生まれ変わっているようです。

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●ごしょりん

五所川原市のブランドイメージキャラクターで、青森らしくリンゴの顔になっていて、胴体が佞武多になっています。

鉢巻を巻いているところから、気合入ってそうですが、好奇心旺盛な男の子という設定だそうで、この前年である2012年に誕生したそうです。

ここに書いてある「わい~ めやぐだじゃ~」とは、直訳で「うわー迷惑だよ」、転じて「こんなに気を遣わせて迷惑かけたね→ありがとう」だそうです。ありがとう、とストレートにいえない津軽人の気質がこういういい方になっているのだとか。

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五所川原では、この後「珈琲詩人」という喫茶店で晩御飯食べて電車にて発ちました。駅前に食べられるところがあるか心配しましたが、ちゃんとあってよかったなと。居心地が良かったので一本電車を見送るぐらいで(笑) この辺りで次の電車に乗るというのは、かなりの遅れを覚悟しないと、という事になるので、それでもここの居心地をとりました。

この時は、黒石、平川、つがる、そしてここ五所川原市を訪ねる事をミッションとしていましたが、それも全部達成したので、後は宿泊先に向かうのみ、というところで。ねぶた祭りの時にここ五所川原を訪ねると更に、この土地の素晴らしさを実感できるのでは?と思います。