香港/黄大仙区の黄大仙駅です。
-MTR黄大仙駅(黄大仙站)-
【路線】MTR観塘線(黄埔-調景嶺間)
【開業】1979年10月1日
【訪問】2016年1月
【近隣の主要駅】 (黄埔方面) 九龍塘駅→2駅
(調景嶺方面) 観塘駅→5駅
●駅名標
黄大仙という表記で「Wong Tai Sin」(ウォンタイシン)と読まれています。すぐ近くにある黄大仙祠に因んでの名前で、区名にも入っています。
MTRの「観塘線」という路線に属しており、ここを訪ねた今年1月の時点では、油麻地-調景嶺間であったのが、つい先日10/23に2駅延伸されたばかりで現在は、黄埔-調景嶺間の形になっています。
フルスクリーンタイプのホームでした。ちょっと郊外になるので、普通の地上駅みたいに剥き出しというか柵もないような状態になっているのかと思いましたがさにあらず。
黄大仙というだけあったか、柱の黄色がかなり目立っています。
黃大仙祠、正確には「嗇色園黃大仙祠」はすぐ近くで、B3出口から出るとすぐです。
ここへしか行かなかった為、他の出口からの様子はほとんど見ていませんでした。
嗇色って何の色かな??とか思っていたのですが、嗇は「節約」とか「浪費しない」とかいう意味で、色はカラーの事ではなく、人間の欲望の方の「色」を指しています。
つまり嗇色とは…
「初心に戻り、余計な欲望を抑えて常に自分の行為を反省し、悟りを開くまで常に修練する事」
だそうで、ここは香港を代表するパワースポットといっても過言ではなく、それが為にここへ来たかったというのも多分にありました。
大きな看板がありました。駅と直結でショッピングモールがあります。
この形はお線香を表わしていて、またあとで立体的なやつが出てきます。蚊取り線香の立体版とでもいいますか(笑)
下を撮ると人が写り切ってしまうので、上だけのカットにしました。
柱やらからも荘厳な感じが窺えるかと思います。上の写真での渦巻の線香も右上に少し現われています。
香港はことのほか風水へのこだわりの強い、そういう文化圏につき、ここはその象徴的な場所として来てみたかったのです。
黄大仙祠(以下、この表現とします)の最寄り出口からだとこのような掘割というか、いわば谷のような形の光景となり、橋の下をくぐって坂を上がっていく事となります。
橋の下に差し掛かるまでの所で、何か配っていました。受け取らなかったのでよく分かりませせんでしたが、礼拝用の線香を配っていたのかも。
●ぶら下がり線香
2枚上の写真でチラリと覗いて見えましたが、こんな感じで、駅舎建屋からぶら下がっていて、駅の象徴的なオブジェといえます。
実際寺院(黄大仙祠)がこれぐらい派手なので、この色遣いがその事をよく表していると思います。
駅自体は地下鉄ですが、レンガ色のショッピングモールが派手に建っています。意外とこのモール、奥行きがあるのですね。こうして撮ったのを見て初めて気づきました。
向かって左にはオレンジの幾重もの屋根で構成された立派な門があり右側は線香やその他様々な風水グッズを売っているお店が並んでいました。
黄大仙祠本体はこの右手前に隠れた部分にあり、本当に駅前すぐです。
香港きってのパワースポット、観光には外せない場所ですね。