香港のMTR金鐘駅です。
-MTR金鐘駅(金鐘站)-
【路線】MTR茎湾線(中環-茎湾間)
港島線(堅尼地城-柴湾間)
【開業】1980年2月12日
【訪問】2016年1月
【近隣の主要駅】 (中環方面) 中環駅→隣駅
(茎湾方面) 尖沙咀駅→隣駅
(堅尼地城方面) 中環駅→隣駅
(柴湾方面) 湾仔駅→隣駅
●駅名標
金の鐘と書いてありますが、アルファベット表記はこの漢字の発音ではなく、 「Admiralty」と英語のものとなっています。かつてここにイギリス海軍の基地があり、その名前が「Admiralty Dock」というそうで、そこからこの名になっているという事で。ちなみに金鐘の広東語読みは「カンツォン」というそうです。
中環方面と、堅尼地城方面とで共に中環駅が隣駅のは、いずれの線も中環駅とここ金鐘駅が被っている為です。
駅によって壁面の色が違っていたり、特になかったりもしますが、ここはブルーカラーでした。
北の方へ分岐する「茎湾線」と、南側の香港島を横へ伸びる「港島線」の被っている駅で、こちらは港島線の方のホームです。
隣が中環駅で、右側にブルーのラインが引かれていて、その下が結ばれている格好になっていますが、これは香港駅と徒歩連絡で繋がっている事を意味しています。
この辺りは中心地に近い、というより中心地をなしているエリアの中にもあるので、このようなフルフェイス型のホームドアになっています。これが郊外の駅になると、普通に前に何もない形のホームになるので、中心地と郊外の格の違いのようなものを感じずにいられませんでした。
ホームは絶賛工事中のようでした。
これが今から半年前の様子ですが、今頃はどうなっているやら?
●ホーム壁面
最初の駅名標の写真は、これの字の部分だけのカットだったのですが、この毛筆体のようなものも壁面にしっかり描かれていました。
この形のものは湾仔駅にも黄色のバックでありましたが、ある駅とない駅があるんですよね。こういう字体のある駅に出くわすとなんか得した気分になりました。
「ココ」と記しているのが当駅の位置です。下側の香港島を横にブルーのラインで繋がっているのが「港島線」で、当駅から上に赤いラインで伸びているのが「茎湾線」です。
茎湾線の方で上に伸びた先の隣駅が「尖沙咀」という香港随一の繁華街であり、対岸の町と結ぶ重要な役目を果たしています。また、隣の中環駅からも同様に上に伸びていますが、こちらは「香港駅」と繋がっており、外部通路で連絡されています。
繁華街なら北側の尖沙咀、旺角、九龍といった駅の辺りが良いのでしょうが、夜の喧騒が結構なものと聞いたので、南の香港島の方に宿をとりました(湾仔地区)。
●付近案内図
外国人にとってはなかなか難しいものがありますが、英語表記があるのが救いです。あと漢字がある事も、これも簡体字でなく繁体字で。
この辺りも結構高層のホテルが駅周辺に建っていました。宿泊地のスポットとしては、そんなメチャクチャに注目度が高い訳ではないと思いますが、駅として交通アクセスが至便につき、利用価値は高いかと思います。いわゆるロケーションが良い、というやつですね。
●エスカレータ
上っている途中と上った後の様子です。
駅ホームの壁面同様、ブルーで統一されていました。
天上の黄色いラインがブルーとのコントラストが効いてます。
ちなみに香港の駅ではセキュリティチェックはありませんでした。タイや中国大連の一部ではあったので、その度に身構えていましたが、ここは全く不要でした。でも気を抜くのは禁物、一定の気は張っていないと…、香港旅通してまったくそんな危険性は感じませんでしたが、やはり外国なので。
あとは「オクトパスカード」を手に入れていたのでとても便利でした。どうしても色んな駅へ行って旅したい派なので、各駅でいちいち切符を買うのは結構面倒で、また現金をさほど持ち歩く事もないし、盗難の可能性も下がります。切符買う度にいちいち財布出してると、いつ狙われるかと心配にもなるので。
こんな感じでした。駅出た先です。
高層ビルが立ち並んではいますが、人がワンサカ通るというほどではありませんでした。車は結構ワンサカ通っていましたが。
見上げたら、上の写真のような景色でしだか、これは駅の地下から上がってすぐの状態です。真ん前がバスターミナルでした。出口にもよりますが…。
しょっちゅうバスが行き来している中で、動物や魚のユーモア溢れるイラストが多数描かれていました。動物園行きのバスが出ていて、そこの入場チケットを売っているのかな?という感じでしたが、 「香港動植物公園」というのがあるそうで、そこへ行くバスもここから出ていますし、隣の中環駅からも出ているようです。この金鐘駅からでは4.3HK$、今のレートでいえば50円くらいでしょうか。行きたかったのですが、とても時間なく(元々1泊でもあり)、スルーしてしまいました。頑張れば歩いてでも行けるようです。
地下のお店の一角で、シュークリーム?を買いました。
ウインドウにあった商品を指さして「Blue Berry」とか言いながら、あとは「One!」というだけで買えました。大抵英語は通じるのかな、という感じでした。
よく「指差しOK」とかあるんですが、数量をちゃんと言っておけば安心ですね。やはり数量は聞いてくるので、そこのところで通じずに買い物を尻込みすると勿体ないですよね。もっとも店員さんの方も「One?」とか聞いてくる訳ですが、最初に数量を言っておけば、カタコト英語で全然OKです。英語が通じれば…ですが。広東語しか通じないとなると難しいてすね。
日本語通じる期待は…正直できない、と感じました。この旅行の時は日本語は一切発しませんでした(笑)
あ、このブルーベリーシューおいしかったてすが、クリームのボリュームがすごくて、食べ方要注意です(笑) ⇒HPがありました:コチラ
地下駅なのでこんな感じですが、それでもここは建屋の中にある出口なので、そこそこ豪華な雰囲気です。
かなり駆け足で来たので、雑なレポでスミマセン、金鐘駅でした。