韓国ソウル特別市のソウルメトロ/東大門(동대문)駅です。
-ソウルメトロ/東大門(동대문)駅-
【路線】ソウルメトロ1号線(ソウル駅-清涼里間)
4号線(タンゴケ-鳥耳島間)
【開業】1974年8月15日
【訪問】2016年5月
【1日あたり乗降車人員】 メトロ-46,981人/日(2011年)
都市鉄道-12,073人/日(2011年)
【近隣の主要駅】 (ソウル駅方面)ソウル駅駅→5駅
(清涼里方面)清涼里駅→4駅
(タンゴケ方面)倉洞駅→9駅
(鳥耳島方面)東大門歴史文化公園駅→隣駅
●駅名標
東大門と書いて英字では「Dongdaemun(トンデムン)」と表記します。つい日本読みで「とうだいもん」と読んでしまいますが…(^^;
ソウルメトロの1号線と4号線に属していますが、ここでは1号線の駅名標であり今回の一連のソウル旅行で紹介しているソウルの地下駅はほとんど1号線の駅であり、この駅は前回の鐘路3街駅(130番)から2駅進んだ(ソウル駅から離れた)所にあります。
ここに来た理由は他でもない、駅名そのものである「東大門」を見たかったためです。
駅名標の「東」の字は、中国で使われる「簡体字」の方で、中国漢字の表記となっています。
緑のベンチとブルーのベンチがありました。茶色い壁に相まって、更にカラフル感が増していて色鮮やかでした。
4号線へは乗り換え、の表示がありました。7~10番出口も同じ方向、との標識です。
実際この時は4号線に乗換えて、手配したホテル(東横イン東大門)の最寄駅へと向かいました。
横に走っている濃い青のラインがこの時やって来た1号線で、その後乗換えるのが薄い青の4号線となり、ここでは十字交差しています。
1号線はソウル市外にも数多く停車する長大な路線ですが、4号線もソウル市外に何駅も停車する路線であり、地下鉄のみの利用にしてソウル市外へも多く行けるので、今後ソウルを訪ねる時は4号線の活用も大いに検討したいと思っているところです。
1号線の6番出口を上がってきました。
東大門そのものの最寄出口は1号線では6番、4号線では7番出口で、それぞれ向かい合うような位置関係で、それらに挟まれるような形で東大門は存在しています。
微妙に夕方だったので、ここにある店店が畳んだ後なのか、開店前の畳んでいる状態なのかよく分かりませんでした。とにかくこんな風に屋台状のものが並ぶ駅前でした。
駅名にもなっている「トンデムン」、駅の出口を出てホントにすぐの所にあります。
ただし出口は先述の6番、7番が最寄りで、他の出口からだと少々距離がある形となります。
さてこの東大門ですが、興仁之門(フンインジムン=흥인지문)といい、李氏朝鮮時代にソウルを取り囲んだ城郭の門で、大韓民国指定宝物第一号として刻まれている文化財です。
初めて建てられたのは1396年という歴史ある建物で、1453年、1869年の二度にわたり修繕されているそうです。
指定宝物は現在までに1500点余りありますが、その栄えある第1号という訳です。しかし国宝には認定されず、格下の指定宝物という扱いです。その理由としては1869年に門が建て直された為、という見方が最も有力なようです。
それでも日本でいうと明治初期に建てられたものが現存するという事になり、国宝といわずともそこそこの文化遺産であることは間違いないところですね。建物もそうですが、周りをぐるっと取り込んでいる石垣が印象深かったですね。
7番出口の様子です。
6番出口と向かい合う形ですが、先述の通り各々路線が違うので要注意です。
1号線に乗ってここへやって来た訳ですが、ここから4号線に乗り換えるべく、この7番出口にて階段を下りて行った訳です。
まず東大門が見たければ、この駅に行きましょう。