韓国ソウル特別市のソウルメトロ/市庁(시정)駅です。
-ソウルメトロ/市庁(시정)駅-
【路線】ソウルメトロ1号線(ソウル駅-清涼里間)
2号線(市庁-市庁間) ※環状路線
【開業】1974年8月15日
【訪問】2016年5月
【1日あたり乗降車人員】 97,257人/日(2011年)
【近隣の主要駅】 (ソウル駅方面)ソウル駅駅→隣駅
(清涼里方面)鍾路3街駅→2駅
(乙支路入口方面)乙支路3街駅→2駅 ※2号線
(忠正路方面)忠正路駅→隣駅 ※2号線
●駅名標
まるで床の上にあるような模様ですが、れっきとした壁にある駅名標です。
カタカナの「シチョン」表記もあります。その名の通りソウル特別市の市庁の最寄駅です。
ソウルメトロでは1号線と2号線の2路線に属しており、1号線ではソウル駅の隣駅になり、この駅名標もその1号線のものです。開業当初は1号線のみでしたが、10年経った1984年に2号線も通るようになったといいます。2号線は環状路線となっていて、その為に市庁駅から市庁駅という形になります。
それにしてもソウルの地下鉄は別の路線に乗り換える時にかなり時間がかかる(移動通路が長い)、そんな印象が強かったです、釜山と比べるとその事を感じて、あまり多くの場所に行けなかったのもこういう部分が大きかったかもしれません。ソウルを地下鉄で旅する時は、行きたい箇所を絞った方が予定通りに運ぶかと思います。欲張ると物足りない結果になるかと…。
ホームにあった飲料水の蛇口。
ペットボトルに取る人もいました。
飲み水としてOKのようですが、海外でペットボトルのミネラルウォーター以外のものに手をつけて大丈夫かな?という思いがあり、スルーしました。こういうコーナーがあるのを今回時々目にした気がします。
駅通路にあった写真パネルですが、当駅すぐ近くの「徳寿宮(トクスグン)」のライトアップされた姿です。
この時のソウル旅で初めて見た観光名所でもありますが、昼見てもなかなかの壮観です。
こうして周りに高層ビル群がバックにあると、また一段と絵になるものですね。
駅を出て直後の様子です。 (1号線の2番出口)
すぐ前にこのようなバス停がありました。バス停名を表わすハングル表記は「市庁駅」というものです。路線番号が09と11とあるようで、09の方はループバスのようですねね。
そして高層ビル群、市庁はこの反対側で、ここから左後ろ側に位置します。
●駅の歩道
駅を出た所の歩道です。
塀のデザインに韓国を感じました。石のゴツゴツした感じが。
1泊2日の弾丸旅なのにあいにくの天気で、これもまたいろいろ巡れなかった原因のひとつでした。こうして写真撮って旅する身としては雨というのはかなり厳しい要素です。
駅に写真パネルのあった「徳寿宮」はこれと反対方向に位置しますが、駅から2分もすれば素晴らしい表門が見えます。と書きましたが、地下鉄は出口によりかなり位置が異なるので、これは1号線の2番出口から出た場合の話です。3番出口もこのすぐ向こうにあるのでほぼ同様です。ただし2号線や他の出口から出るとガラッと景色が変わってしまうので、目標とする観光地等ある場合は、どの出口からアクセスするか?というのは可能な限り事前に調べておいた方が良いと思います。
●市庁と旧市庁
この駅名のもととなっている存在、ソウル特別市庁です。
駅からこの出口(1号線2番)を出ると、道路向こうの左前に見えます。
左端の、真ん中に青い部分がある建屋は旧市庁で、現在はソウル図書館となっていて、その向こうに隠れている曲線の入ったフォルムの建屋が現市庁だそうです。
旧市庁は1926年に建設された歴史ある建物で、当初は京城府庁舎として、1946年からソウル市庁としてその役割を果たしてきましたが、新庁舎ができるという事で、図書館として生まれ変わる事となり、2012年にオープンしたそうです。威厳を感じる建物ですね。
2番出口から徳寿宮へと歩く間にあるエレベータの出口です。最初何のボックスかと思いましたが…、実質的にここが徳寿宮への最も近い出口になります。
地下鉄の2番出口です。すぐ向こうに背中合わせのような形で3番出口があります。
先述の図書館もそうですが、美術館も複数あり、行政の中心を象徴する駅名ですが、アカデミックな施設も多いのがこのエリアの特徴といえると思います。ソウル駅の隣でもあり、気軽に寄れるエリアで、手始めに寄ってみるも良しかと思います。