大津市は、滋賀県の南西端、琵琶湖西岸に位置し、人口は341,418人(2016.2.1現在)で、滋賀県の県庁所在地で、西暦667-672年の間は、近江宮として日本の都であった地です。
比叡山延暦寺や石山寺などの古刹も多く、国指定文化財保有件数は京都市、奈良市に次いで全国3位という意外な?!面もあります。
-JR大津駅-
【路線】JR東海道本線(東京-神戸間)
【開業】1921年8月1日
【訪問】初訪問-1997年9月
【1日あたり平均乗車人員】 17,653人/日 (2013年)
【近隣の主要駅】 (東京方面)草津駅→5駅
(神戸方面)京都駅→2駅
●駅名標周辺
東海道本線で西からやって来て、滋賀県で最初の駅になります。県庁所在地の中心駅が県の端の駅になるというのは結構珍しいのではないでしょうか。
ちなみに西方面の隣駅は山科という京都市の駅ですが、その隣が京都駅という事で、京都府と滋賀県の県(府)庁所在地の中心駅が2駅しか離れていないのも珍しい現象といえます。
この駅に初めて来たのは1997年9月の事ですが、この記事での写真はすべて2013年再訪時のものです。
2面4線をもつ地上駅ですが、両ホームは地下道で繋がる形となっています。
これまた県庁所在地の中心駅としては珍しいスタイルかと。
東海道本線にしか属しておらず、また通過するひとつの駅でしかない部分もあり、全部京都にもっていかれてる感もありますが、地味な印象がなかなか拭いきれないなという感じを持ちました。
改札を出て駅出口へと差し掛かる所にあった歓迎看板「ようこそ びわ湖 大津へ」
大津びわ子なんてタレントがいた(かつて明石家さんま師匠がヤンタンを月曜日に担当していた頃に一緒に務めていた方です)ほど、大津とびわ湖は関係性の深いものがあります(笑)
そのびわ湖までは徒歩10分とあります。
この標識に違和感があるのは、上の3つが「〇〇 徒歩×分」なのに対して、一番下だけ「軽食・喫茶 2F」と唐突に建屋内の案内が出ているところで、何で急に軽食・喫茶の案内なんだろう?と思いましたね。
大津駅名店街、観光案内所等が入っていました。
この写真は2013年当時な訳ですが、この翌年3月には老朽化もあり、市が運営撤退をしています。昭和50年の開業から40年経とうという頃で、空調設備も相当厳しかったようです。
そんな中、昨年末に駅リニューアルのニュースが飛び込んできて、今年10月のオープンを目指している、という事で、正直この駅2階は寂しげな雰囲気が強かったのですが、それが今後どう変わるか、楽しみです。
中途半端に薄暗い?観光案内所辺りでした。これが県庁所在地駅の駅舎内かと思う程で。
この駅は1Fの改札から出たら、そのまま出口であり、2F自体に駅設備的なものがなく、わざわざ2Fに行くか?というような感じで、どうしても通過してしまいがちになるのも分かると思います。これもリニューアルに期待したいものです。
ここも駅2階ですが、そんな2階にはわざわざ行った訳です。
食べる所があって良かったな、と思い、少し遅いお昼を頂きました。
駅の2階にちょこっとこういう食堂がある、という駅もだいぶ少なくなってきた気がします。昔はあったけどリニューアルでなくなってしまったりで。
駅の真ん前には大きな丸いビルが複数あって、意外とインパクトがあります。
上から日本生命ビルと滋賀ビルです。
それ以外の部分が結構地味な印象を受けましたが…
●大津駅 駅舎
2階建てのコンクリートでゴツゴツした駅舎で、一見高架駅舎に見えますが、地上駅舎です。
駅名表示の下で横長に和風の絵が連なっているのが独特の雰囲気を醸し出しています。
なんでも今、この駅舎は改装工事の真っ最中らしく、2階部分にレストラン・屋上テラス・カプセルホテルなどができるそうで、先に10月リニューアルを目指すと書きましたが、外観改修はこの3月に一応終了するのだとか。
通過される駅から、立ち止まる駅へ、という事のようですが、この「大津」という街、京都・奈良のようにもう少しクローズアップされてほしいものです。