兵庫県高砂市のJR宝殿(ほうでん)駅/曽根(そね)駅の2駅をまとめてお送りします。
高砂市では山陽電車/高砂駅をupした事がありますが、JR駅は今回が初めてです。
市名を名乗る高砂駅は山陽電車にありますが、JRではこの宝殿、曽根駅のみで、どちらが中心という訳でもない中途半端な位置づけと感じます。
まずは宝殿駅から…
-JR宝殿駅-
【路線】JR山陽本線(神戸-門司間)
【開業】1900年5月14日
【訪問】初訪問-1994年8月
【1日あたり平均乗車人員】 10,122人/日 (2012年)
【近隣の主要駅】(神戸方面)加古川駅→隣駅
(門司方面)姫路駅→4駅
●駅名標
ここに初めて来たのは1994年9月の事ですが、写真はつい先日(今月)の様子で、今月の最新版の形にてお届け致します。(特に断りのあるもの以外は今月の様子です)
大きな石の塊であり日本三大奇岩とされる「石の宝殿」からその名がきていますが、その神社(生石(=おおしこ)神社)へはここから徒歩で20分はかかります。
加古川駅が隣にありますが、姫路駅へ向かう場合に、ここよりもひと駅遠い加古川駅からだと新快速で1区間で着きますが、ここ宝殿駅は新快速電車が停車しない為、これ以上に時間がかかるという状態です。
駅の開業は1900年ちょうどで、19世紀最後の年になります。
所在地としては高砂市ですが、駅自体は高砂市と加古川市に跨っている状態です。
向こうが姫路方面、手前が加古川方面です。
2面3線ありますが、普通列車のみの停車で、ここから見て各ホームの右側の線のみが使用され、真ん中(右側ホームの左の線)は予備の線となっています。
反対に加古川向きのカットです。
ホーム階段を上がって両出口へ抜ける橋上駅舎であり、この写真でもその橋上部が見えますが、1981年にこの構造になったといいます。
駅名になっている「石の宝殿」が神社の建物と共に載せられています。
こんな大きな石が立っていて、しかもなぜこうなったのかも分からないという奇岩ぶりは一見の価値ありと思います。
ホームから階段を上がって、改札を出た先の自由通路です。
等間隔に貼ってあるポスターは「石の宝殿」のものです。
このような両出口へつながる橋上駅舎はここより西では姫路駅までなく、姫路までの間の3駅(曽根、ひめじ別所、御着)はすべて片側出口の地上駅となっています。
南側へ出ての駅前の様子です。
右に隠れている部分が駅前広場でタクシーが停まっている部分です。
駅前通りの始点の部分にちょっとしたゲート的なものがあり、ここから数10m直進すると国道2号線と交差しますが、この辺りが宝殿駅周辺では最も賑やかかなという感じです。

●宝殿駅 駅舎(南口)
元々あった南口の駅舎の様子です。
2枚中、上側は今月の様子ですが、下側は2007年9月当時です。
写りがかなり違っていますが、建物自体は同じです。
「"じょう"と"うば"」と読みます。
「高砂や~」でお馴染みの謡曲「高砂」は、これらをモチーフにして世阿弥がつくったといわれています。
夫婦和合の象徴として婚礼の飾りに使われる事も多く、ブライダル都市である高砂を象徴するシンボルとして、ここだけでなく市内各所にもあるといいます。
転じて、駅から見た駅前広場の様子です。
こちらは元々なかった方で1981年に橋上駅舎化されてから、こちらにも出口がつくられるようになった、という事です。
向こうの通りが駅前のメイン通りという事になるでしょうか。中途半端な感じではありますが。南口の通りの方がお店が並んでいる印象があります。

●宝殿駅 駅舎 (北口)
北口の駅舎です。
こちらも上側が今月の様子で、下側の写真が2006年当時のものです。
大きさがかなり違うので単純比較は難しいですが、同じ建物であっても少し変わっていて、上の写真の駅舎(2016年)の方はエレベータが取り付けられているのが窺い知れます。
下の写真が2006年で、その間の2009年に自由通路にエレベータが設置されたという訳です。
…続いて、曽根駅です。
-JR曽根駅-
【路線】JR山陽本線(神戸-門司間)
【開業】1888年12月23日
【訪問】初訪問-1997年3月
【1日あたり平均乗車人員】 4,077人/日 (2010年)
【近隣の主要駅】(神戸方面)加古川駅→2駅
(門司方面)姫路駅→3駅
●駅名標
宝殿駅の隣駅で、反対側の西隣駅(ひめじ別所)からは姫路市へ入ります。
市内には山陽電車のーにも同名の駅がありますが、約2km離れた所にあり、全くの別ものです。
開業は1888年と古く、当時は所在地住所から「阿弥陀駅」を名乗っていましたが、隣の宝殿駅が1900年に開業した後、1902年に現在の駅名となっています。ちなみに大阪府豊中市の阪急電車にも同名の駅が存在します。
利用者数としては、後からできた宝殿駅の半数程度ですが、進学校である私立の白陵中学・高校の最寄駅として、学生に利用されている面が色濃いように思います。
姫路方面へ向かってのホームの様子です。
ここもまた宝殿駅同様、新快速が停車しない普通電車のみの停車駅で、2面2線の形となっています。
こちらは南側の麺ですが、北側の面と共にいずれも左側の面に電車が停車し、特にこの面では右側の面に安全柵がしてあります。
駅のすぐ左(南)側は自動車教習所になっています。
そしてこの駅といえばなんといっても、ホームで停車中の電車の傾きがハンパない、そのイメージが大変強いです。このホームの左側の線がそうなのですが、ホントに大変傾きます。停車してて傾きを体感する駅なんて、他になかなかないなと感じます。
こちらは反対に加古川方面へ向かってのホームの様子です。
宝殿駅と違って、向こうに見える跨線橋は単にホーム同士をつなぐだけのもので、出口への自由通路ではありません。出口は片側だけで、この橋を左に渡って降りて、改札を出る事となります。

●跨線橋
両ホームをつなぐ歩道橋ですが、通路はやや狭めで、掲示物は全然ない状態でした。
エレベータの導入がかなり遅かったようですが、2011年にようやく供用開始となったようです。

●跨線橋より
線路周辺の様子です。
ど真ん中辺りはゴツゴツした山肌の一部が覗いて見えます。採石場もあったりするので、ハゲ山になっている箇所が少なからずあります。
駅名にもなっている曽根天満宮が出ています。
ただし、ここは山陽電車の曽根駅からはすぐですが、このJR曽根駅からでは、2kmほど離れた先になります。
駅舎内に「高砂市立図書館オープン」のポスターがありました。
それまでの図書館は山陽電車側の曽根駅付近にあり、老朽化により昨年9月に閉館になったといい、この2/14に移転オープンとなったという事で、まだオープンしてわずか1週間という状態ですね。
移転後は、隣の宝殿駅から南へ徒歩15分という鉄道アクセスでは少々しんどい場所となりました。それもあってなのか、じょうとんバス(高砂市コミュニティバス)も出ている、というフォロー的な内容も記載されていました。
山陽電車の高砂駅や隣のJR宝殿駅からだと、ほぼ1時間に1本のペースで出ていますが、ここJR曽根からでは1日に3便しか設定がなく、また図書館までは30分以上かけて辿り着く事となるようです。
駅前のみ多少幅が広がってる感じですが、ほぼ線路に沿った道路が通っているだけで、明確な駅前広場はない状態で、普段は数台のタクシーがここに停まっています。
また出口もこちら側だけで、線路向こうへ出ようと思ったら、この道の手前を200m程進んでから、階段を上がってたいそうな橋を渡る必要があり、以前から懸案事項とされているようですが大変不便です。駅のすぐ南側が自動車学校であったり、立地的な面がネックになっていて、現時点では橋上化(双方向への出口設定)は困難とされているようです。
デイリーヤマザキが駅前にできていて驚きました。ここは近くにコンビニやその手の店などなかなかなかったので。
下の3枚中、一番下だけ2006年当時、その他は今月の写真です。
1927(昭和2)年建築の木造駅舎が残っています。
こういうタイプの駅舎が沿線でも姿を消していく中で、橋上化困難という理由かどうかは不明ですが、貴重なものが残っている事自体は素晴らしいと思います。
2006年当時と違っているのはバリアフリー化がなされている為のもので、手すりやスロープが増設されています。これに伴ってか郵便ポストの位置も出入口反対側に変更されています。



















