呉市は広島県の南西部に位置し、人口は231,744人(2013.11.1現在)で、広島では県都・広島市、福山市に次いで第三の人口を誇る町です。かつての海軍の拠点で、今は海上自衛隊があり、また「戦艦大和」の大きな模型が展示されている「大和ミュージアム」の存在でも有名です。
-JR呉駅-
【路線】JR呉線(三原-海田市間)
【開業】1903年12月27日
【訪問】初訪問-2006年9月、再訪2013年7月
【1日あたり平均乗車人員】 12,324人/日 (2010年)
【近隣の都市駅】(三原方面)広駅→3駅
(海田市方面)海田市駅→10駅
(海田市経由山陽線)広島駅→13駅
▼駅名標
JRでは山陽本線から分岐した「呉線」に属しています。
広島駅や福山駅など、広島の大抵の都市駅が山陽線に属しているのに対し、呉市のみが人口10万超でありながら、山陽線に属していない状態です。他に呉線に属している市で、中心駅があるのは、始発の三原市を除いては竹原市のみです。
▼呉線沿線図
戦艦大和の絵と共に呉駅と大きく書かれた看板と、その横には呉線の沿線MAPがありました。瀬戸内なので島がとにかく沢山あり、それらがまた魅力的なので、陸路だけでなく海路にも惹かれそうになります。
▼ホーム
呉線のみに属していますが、2面3線あります。
殆どの利用は2線のみのようですが。こちらは島式ホーム側で、左が駅舎側ホームです。
▼呉線時刻表
山陽本線から外れていてローカル線かと思いきや意外に本数があります。やはり20万以上の都市である呉が含まれているだけの事はある、と思います。
ただ、広・三原方面は3駅行った「広(ひろ)」駅(同じ呉市内の駅)までの便が多く、そこで接続するものも多いです。広島へは反対の海田市(かいたいち)方面に乗る事となります。注意すべくはこの時刻表のような「広」となっているのを広島行と勘違いしない事です。
って自分が勘違いしたんですが、「広」は同じ呉市内の三原方面の駅、広島駅は反対側で、「広島」とちゃんと表記しています。大事な事なんで二度書きました(笑
▼跨線橋からの眺め
上から見てみたホームの様子ですが、屋根のあるエリアが広く、屋根でかなり隠れてしまっています。そんな中、列車のあるカットが撮れました。
▼駅出口
改札抜けて駅舎を出ようとする所です。
「歴史と文化と観光の町」呉と表されています。
戦艦大和がお出迎えの大和ミュージアムは行っておきたいとこですね。軍都の側面が強いので、何を見ていいか分からない、という方はそういう側面からアプローチしていけばよいかと思います。
▼てくてく浪漫コース
という訳で、駅前にモデルコースの地図が出ていました。よく分からない時はこれを見れば、という感じで実際活用させて頂きました。
この駅の出口側は街の風景が続き、観光に適しているのはどちらかというと、反対側になるかと思います。反対側の方が海側でもあるし、観光のし甲斐がありそうに見え、実際陸側!?はホントに街続きでした。
▼駅前にあるもの
として、「海色の歴史回廊くれ」と題された金色の大きな羽や、花々の咲き誇る大きな三角すいのもの等印象的なものがありました。
CRESTという駅ビルになっています。
現在の4F建ての駅舎は1981年にできたという事ですが、駅ビルとしてこの名がついたのは1997年だということです。呉線の途中駅では屈指の大規模で、路線内の最重要駅である事は容易にうかがえます。
▼2006年の呉駅
これより上の写真はすべて2013年、7年ぶりの再訪時のものですが、ここから下は2006年に初めて来た時のものをupします。
基本的に今と変わっていませんが、てっぺんに「のぞみ早特往復きっぷ」の看板がついていました。
ここを2013年に再訪したのはロクに旅していなかったのもあり、また駅舎がこういう写りのしかなかった、ってのもあります[E:smile]
▼駅前交差点
駅前は広い通りで、高層の建物も並んでいますが、散発的な並び方で、純然たる都会の駅前とはちょっと違う雰囲気を感じました。
広島市のベッドタウン的な性格も強く、やや距離がありながらここから広島市へ通勤している方も少なくないようです。広島市には何度も行くのですが、山陽線から外れているせいもあってか、ここには1回しか行った事がなく、今回(去年7月)改めて観光兼ねて行ってみた次第です。その様子はまた後の機会に。