岩国市では、岩国駅をUPした事がありますが、今回は新幹線のみの「新」岩国駅につきUPします。
-JR新岩国駅-
【路線】JR山陽新幹線(新大阪-博多間)
【開業】1975年3月10日
【訪問】2012年10月
【1日あたり平均乗車人員】 947人/日 (2011年)
【近隣の主要駅】(新大阪方面)広島駅→隣駅
(広島方面)徳山駅→隣駅
▼駅名標
先述の通り新幹線のみの駅で、在来線は通っておらず、在来の中心である岩国駅とも少し距離があります。
広島が隣駅なので関西からでもかなり短い時間で行けるだろう、と思いきや、1時間に1本しか停まらない時刻が多く、在来線で行っても時間がかかるわで、よくダイヤを見て接続を確認しないと、結局かなりの時間がかかる事となります。
当時2012年10月で、こだましか停車しない状態で、同じ県内の厚狭駅と同じ状況でした。
ことし3月のダイヤ改正で、朝に下り1本、上り2本の「ひかりレールスター」が増便となり、こだまのみ停車は山陽新幹線内では厚狭駅のみになったという事です。
▼ホーム
上の写真と反対向きで、出口への階段のある側です。
開業した1975年から来年で40年目、ずっと新幹線一筋の駅でやってきています。
▼ホーム看板
ホームの更に階段寄りの辺りで、大きな看板に錦帯橋が描かれています。
錦帯橋はここからバスで10分くらいの所にあり、ここに来たのも錦帯橋を見るためで、在来線の岩国駅から行っても、ここから行ってもさほど変わらないようですが、新幹線だと広島から1駅で早く着くかな、と思って、新幹線の停まるこの駅まで来ました。
しかし、時間かかりました…、在来のが近ければ広島から在来利用も考えましたが、これもまた遠いんです。なかなか、早く着くのは難しいんです、意外と。
▼錦帯橋のう飼へどうぞ
という塔が駅前に立っています。
錦帯橋はその橋に注目が集まりがちですが、夏は橋の下を流れる錦川の鵜飼で有名であり、その歴史は380年あまりともいわれています。川面に映ったかがり火が錦帯橋を浮かび上がらせるというその様子は一度は見てみたいなと思わされました。
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▼バスのりばロータリー
バスのりばのロータリーと、そこから出た駅前通りの様子です。
結構ひっそりしてました。新幹線だけの駅って何故か栄えてる感に欠ける気がするのですが、新幹線駅をつくるのは色々な背景があるのでしょうね。
▼市内・郊外バス路線図
という事で、駅前のバスロータリーにあった看板です。
錦帯橋や岩国駅などへの路線を経由地含め記されています。
▼岩国駅方面バス時刻表
新岩国駅から岩国駅方面のバスの時刻表ですが、「車両」欄に「きんたい」「おはん」「島耕作」とあります。これはバスの種類で
料金は錦帯橋へは280円、岩国駅へは440円します。
▼各バス
「おはん」は地元岩国の産んだ作家・宇野千代の代表作として知られ、1984年には吉永小百合さんの主演で映画化されています。
「島耕作」は言わずと知れたですが、作者である弘兼兼史氏もまた岩国の出身であります。きんたいは紛れもなく錦帯橋を指します。路線は同じようですが、バスの外装のみならず内装も違っており、乗りながらにして楽しむ事も出来ます。
▼シロヘビ
国指定の天然記念物とされる岩国のシロヘビ。
これも駅前にあった看板です。
アオダイショウが白化したものといわれ、突然変異によりメラニン色素を合成できなかったものだそうです。
このシロヘビには錦帯橋付近の資料館で会う事ができます。神の使いと言われている御利益ありそうな姿は蛇嫌いでも意外と抵抗なく見れるのではないか、と思います。
▼錦川鉄道へ
新岩国駅からは錦川鉄道の御庄(みしょう)駅<当時>までわずか200mの距離でアクセスできます。錦川鉄道はかなりのローカル線で、あまり長い距離を走らないし、本数もかなり少ないので、「接続がある」という感じではありませんが岩国駅とはつながるので、タイミングがよければ便利に使えるかな、というところです。
これは今からわずか1年少し前の2012年10月当時のものですが、ここにある「御庄駅」は今年3月に駅名が変わり、現在は「清流新岩国駅」という駅名になっています。
▼新岩国駅 駅舎
新幹線駅だけあり、駅舎の規模自体は大きいです。
しかし人通りは結構穏やかで、町が人で溢れてるという感じではないですね。
ここの駅前だけでは何かを楽しむのは難しそうな気がしたので、バスを利用して錦帯橋を中心にどこか旅するのがいいと思います。
岩国といえば、去年の今ごろに開港した岩国錦帯橋空港の存在もありますが、東京羽田へ1日4便出ているのが現況で今後の動向が注目されます。